ハンドル位置調整

ウチのZ3は、ある時車検から戻ってきたらハンドル位置がこんな感じになってしまいました。

恐らく、仮ライン屋さんで、トーインを調整したのだと思います。

足回りもビルシュタインのB12に変わっており、タイヤも新品だったので、調整が必要だとは思いますが、仮ライン屋さんは、片側のタイヤだけでトーイン調整するところもあり、結果ハンドル位置がズレてしまう事があります。

これは気持ちが良くないですね。

まずは、基本的な点検を。

タイヤの片減り等は無さそうです。

同時に、フロントハブのガタ等もチェックしますが、ガタも無し。

ロアボールジョイント部もブーツの破れやガタ等は無さそうです。

反対側もOK

その他、足回り全般の基本的なガタや緩み、ブツけなどの歪みや損傷も無さそうです。

これは、運転席側のタイロッド（ハンドルを曲げるリンク）です。

Z3はタイヤの旋回支点の前側をパワーステアリングで動かしています。

こちらは、助手席側。

どの様に調整するかというと

①　ハンドルが左に切れていて真っ直ぐ進む
②　ハンドルを正しい位置にした時に、タイヤは右に少し曲がっている状態。
③　その状態で、タイヤが真っ直ぐになればよい。
④　という事は、助手席側のタイロッドを伸ばし（タイヤを左に曲げる）
⑤　運転席側のタイロッドを縮める（タイヤを左に曲げる）

を実施すれば良い。

この様な感じで、タイヤ側（モンキレンチが掛かっている側）を固定し、タイロッド側（スパナが掛かっている側）を回して伸び縮みさせる。

回す前に、真ん中のナットを緩めてから調整し、最後にナットを締める事を忘れずに。

また、現在トーインが調整されている状態なので、左右で回す角度は同じにする事が重要です。
また、縮め側と伸び側を間違えると大変ですので、ネジ山を見ながら慎重に作業します。

今回は、感じが分からなかったので、両側約180度回して走行テストしたところ、ハンドル位置バッチリOKでした。

やはり、ハンドル位置は真ん中が気持ち良いですよね！