5月の「リーフチャンピオンレース第2戦」で参加したタイムアタック・・・。
「ATR SPORTS2」の寿命が近かったため走行後のタイヤの状態は・・・。
1コーナーの突っ込みで無理させて接地面のゴムが剥がれてしまいました。 まあ、寿命も近かったので構わないのですが、これでは「朝練?」もままなりません。
そんなわけで購入したのが、NANKANG NS-20(215/50R17)です。
225/50R17へのサイズアップも検討したのですが、メーターの狂いも気になるのでGグレード用の標準サイズに戻しました。
7Jのホイールに組み付けていますが、元々ショルダー部分が丸いためサイズの割に細身に見えます・・・。
方向性のあるトレッドパターンですから当然回転方向指定ありです。
表示されているTREADWEARは360。 「ATR SPORTS2」の400に比べると少し柔らかい表記ですが、触った感触は数字以上に柔らかく感じます。
XL規格タイヤのため空気圧は高めにする傾向ですが、ロードインデックスが91→95のXL規格ですので標準空気圧より少し高い260kpaで組み付けてありました。
この状態でも「ATR SPORTS2」と比べると、転がりも良く乗り心地は滑らかでスポーツ系のタイヤらしくない感触です。
とにかく走ってみなければタイヤはわからないって事で、いつものように「蔵王エコーライン」へテストドライブに向かいました。
移動中少々空気圧が低いように感じるので、260kpa→280kpaに調整してテスト開始です。
入口の信号からここまで約13km、標高差は1000mを一気に駆け上がります・・・。
その結果・・・。 フロントタイヤは1本目の登りで皮が剥けました。(笑)
さすがにリアはイボが残っています。 こんな感じですのでフロントのグリップは安定していますが、リアはターンインで少しスベるようなヨレるような感じを受けました。
下りと2本目の登りも同じ様な印象です。
少々気になるので空気圧を280kpa→300kpaに再調整。
この辺りでタイヤ自体が変形することによる、ヨレたりネジレたりの感触が改善しました。
いい感じになったのでテストは2本目で終了・・・。(タイヤもったいないですから)
この日は微妙な天気で路面はドライとウェットが入り交じる状態でしたが、タイヤのテストにはある意味絶好の条件でした。
テストしてみた感想は、静粛性や乗り心地も考慮したタイヤのようで、パターンブロックが小さめの事に起因する「ネジれる」ような感触が有りますが、総じてグリップ力は高くスポーツ系のタイヤと言えます。
「ATR SPORTS2」と比べてもドライグリップが少々落ちるかな程度で、特筆できるのはウェットグリップが高く安定していたことです。
コーナーの途中でドライ→ウェットなどの状況でも、よほど攻め込んでいなければ何事も無く曲がり続けます。
また、けっこうなペースで曲がってもスキール音が出にくく、縦方向のグリップが良好なのでコーナーの立ち上がりもトラクションコントロールの介入が遅い傾向でした。
この点においては「ATR SPORTS2」よりも良好な感触でした。
転がりも良さそうなので、帰路に海沿いの平坦な道で電費計をリセットしてみたところ
9.2km/KWhを表示しました。 (これはちょっと出来すぎですね・・・。)
帰宅してからタイヤ溝の深さが気になったので、ほとんど摩耗していないリアで計測すると8.3mmほどありました。
デザイン的にわかりにくいのですが、5mmほどのリムガードも有ります。 基本的な性能や機能は十分に備わっていますし、組み付け時のタイヤバランスも良く整備の担当さんも驚いていたくらい・・・。(4本中3本はウエイト必要なし)
コスパ高すぎです・・・。
150kmほどのテストドライブでしたが、結果は普段使いと気まぐれに行く「朝練?」には満足できそうなタイヤでした。
コストパフォーマンスも非常に高く、侮れませんね「maid in Taiwan」。(笑)
Posted at 2018/07/12 21:38:06 | |
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