先週末は、愛車のエンジンオイル及びATFの交換をしにディーラーへ行ってました。今月末に”お客様感謝デイ”が企画されてるそうで「それまで待ってみては?」と営業さんには言われましたが、ATFの交換を早くしたくて我慢できずに行ってきました。
あらかじめ、全てのオイル交換が約1時間ほどかかるというのが分かっていたので、この日は別の目的も持って行ってました。そう、レヴォーグの試乗です。当初、1.6Lエンジン搭載モデルのみを試乗しようと思っていたのですが、営業さんの「どうせなら」というお言葉に甘え、2.0Lエンジン搭載モデルも試乗。「レヴォーグ、一気乗りっ!」な日となりました。
そのレヴォーグ。良く出来てますねぇ。感動しました!
走りはとにかく、しなやかですね。ただ”しなやか”と言っても、(現行スバル車では一番と思わせる)ボディ剛性の重厚感とリアのスタビリティの高さからくる車体全体の安定感が、とても上質なしなやかさを出していると思います。アイポイントは高いまでも、BRZと同じとされる車両重心の低さもその安定したしなやかさに一役買ってる感じ。エンジンからリアデフまでのドライブレーンの一直線感も良いですね。ブレてない。その動きが、今回のしなやかさに繋がってる印象です。現行レガシィと比べると、重厚感はレヴォーグが上。レガシィの方が軽く感じます。レガシィとは、まったく違うアプローチで設計されたのではないかと思えます(そりゃそうです。新型WRXと同じシャシーを使ってるワケですから)。
直進安定性は、AWDのトルク配分によって違う印象。1.6Lが60:40、2.0Lが45:55という配分となるワケですが、2.0Lの方がより安定感を感じました。もっとも1.6L車はノーマルサス&17インチ、2.0L車がビル足&18インチの組み合せでしたので、ビル足の路面の段差越えでの納まりの良さ&18インチの組み合わせの影響はあると思いますが、それでもトルク配分がリアに振ってある2.0Lの方が、フロントより10㎜広いリアのトレッド幅の効果も相まって、リアで前に進もうとするベクトルが強く働き、走らせていて気持ち良いです。これは、ハンドリングでも同じ事が言え1.6L、2.0Lともコーナリングはニュートラルに曲がる印象。特にコーナーを出てからの立て直しがニュートラルで、ステアリングの戻し角がとても少ない。されど1.6Lの方がアンダーステア傾向、2.0Lがオーバーステア傾向と、2.0Lの方がより曲がりやすい印象です。曲げる楽しさも、2.0Lの方が上だと思います。ロールも1.6L、2.0L共とても少なく、限界知らずな印象です。「なんぼでも、曲がりますっ!」な感じで。ちなみにビル足については、(これまでと違い)そんなに硬く感じません。路面の状況を感覚として掴みやすい味付けとなっていて、まるで”触覚”を付けているかのよう。ノーマルサスは、履いてるタイヤが17インチなのにしなやかで、とても乗りやすい。現行レガシィの後継者として、確実に進化していると思います。
エンジンでは、1.6Lでの低速域でのターボの効きが印象的。2,000回転ぐらいでターボが効くのが分かります。そこからの加速感は、2.5L級のNA&CVTの組み合わせより鋭く加速してくれる印象です。今乗ってる愛車の排気量が1.5LのNA&トルコン4AT。それと比べると雲泥の差で1.6Lターボ&CVTの伝達能力は凄まじい。「1.6Lだから・・・」と下野する奴らの気がしれない(笑)。2.0Lターボは、スムーズこの上ない加速。そして最高出力300PSは、やっぱりスゲェ。今回、DITエンジン初体験な私だったのですが、その気持ちの良い加速はEJエンジンとはまた違う、新世代にふさわしい味を感じました。
レヴォーグに搭載の2.0Lエンジン&CVTは、今月末に発表されるWRX・S4用に開発されていたものを搭載したんだとか。レヴォーグ用に開発していたものよりも早く仕上がり、載せてみたら印象良かったから共用にしたそうです。
・・・というワケで、レヴォーグの試乗は完了となりましたが、私はとにかく感動しました。ワゴンとは思えないその走り。最高です!。特に2.0Lの出来が良過ぎです。1.6Lをまず試乗して、それでも感動していたのに、その上を行ってますからねぇ。「1.6L車を試乗したなら、2.0Lの試乗は薦めてません」なんて言葉が営業さんから出てきましたが、その言葉に納得です(笑)
実際私が購入するとしたら、1.6Lでビル足&18インチ仕様のGT-Sにします。車両価格はもちろんの事ですが、やはりランニングコストを考えると、レギュラーガソリン仕様な1.6Lに軍配。ノーマルサスの味付けも逸品だと思いますが、ビル足の納まりの良さが気に入りました。
私の今のスバル車のアイドルは、XV。されど、レヴォーグという強烈なライバルが出現した感じで、心移りが心配です(爆)
レヴォーグは、これまでのレガシィユーザーのほかに他社、特に外国車ユーザーからの乗り換えも想定して設計されているそうです。”
おもてなし”な細かな作り込みもそうですが、相当気合いが入ってる。それを実証する形となった今回の試乗。私の知らない世界から顧客を見出そうとするスバルの戦略を見て、「こうなったら、私の知らない今の外国車勢、特にドイツ車を試乗したい」と思いました。試乗するなら、メルセデスの
Aクラス(CLA含む)かCクラス、ワーゲンならポロかな?。BMWなら、2シリーズで(笑)
Posted at 2014/08/02 01:23:49 | |
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