今日は、ディーラーに行ってきました。目的は、インプレッサスポーツハイブリッドの試乗と部品発注などです。”など”と書いたのは、部品発注の他に色々としてもらう事があるので、その打ち合わせです。
以前のブログで書いた通り、走りに期待していたインプレッサスポーツハイブリッド。ディーラーからは試乗車の入庫事前連絡があったりしたのですが、入庫して2週間目での試乗となりました。
試乗車は、上級モデルの2.0i-S。色がクォーツブルー・パールという事で、私が購入するとしたらコレにするだろうなという仕様。期待を膨らませながら、いざ発進!
走らせてみて真っ先に感じたのが、ガソリン車とは違うドッシリ感。ハイブリッドシステム導入で、車重が重くなってはいます。けど、ドッシリと言っても嫌味がないですね。「少し高級になったインプレッサスポーツが走ってる」という感覚でしょうか。215/50R17という、レヴォーグと同じ太いタイヤを履かせてるだけあって、直進性は気持ち良いです。恐らくトレッド幅はレヴォーグよりも狭いと思うので、太いタイヤが頼もしく感じます。
路面の継目のいなし方は、レヴォーグと似て気持ち良いですね。ただ、車高が15mm上がっているせいか、路面のうねりに対して、何と言えない不快な拾いを感じました。普通のキレイな街路では問題ないのですが、峠道などでのなだらかな凹凸のある道では、何とも言えないうねりを感じる。ウニャウニャな感じ・・・。それが緩やかに動くものだからタチが悪い。車高がもっと高いXVと比べて、XVの方がその辺りのいなし方はキレイでシッカリしています。これは予想外。これ、速い車速での直進やカーブを曲がっている時に、顕著に感じます。
舵の効き方は、ニューラル。アプライドD型のインプレッサスポーツAWDを試乗していないので何とも言えないのですが、
D型だとオーバーステア気味であろう操舵性が、真円をキレイに描けるような操舵性になってる感じ。実は、WRXのS4とSTiは試乗済みなんですが、WRX・STiのDCCDを±0で設定してのフィーリングと似ている。この場合だと、少しアンダー気味に感じるのですが、S4だと頭が入るオーバー傾向で軽快感がある。ハイブリッドはその中間辺りで、シッカリとキレイに曲がってくれる印象でした。フロントのクロスメンバー等にWRXのものを使用してるだけあって、フロント剛性はシッカリしてますね。フロントにバッテリーを2個搭載するなど重量は増えているにも関わらずこのフィーリングとは素晴らしい♪。この車体のクラスでこのフィーリングはなかなか得られないでしょう。
ただ、前述の通り、なだらかな凹凸に対して車体全体が反応してしまう。ゆるやかなカーブを速めの車速で走ると同じ現象が起こる。原因は車体剛性かサスペンションの減衰力の低さかのどちらかだと思われます。私はボディ剛性、特にリアの剛性が低い(Cピラー付近での剛性感が絶対的に足りない)と感じてます。速い車速ではリアのバッテリーを支えきれていない印象。段差あるカーブを車速を速めで侵入すると『ドスン』とリアから音がする。そして、縦横両方の重心軸が定まらないので不快感が現れる・・・。個人的に思うのですが、フロントはシッカリとしているので、リアの剛性をもっと良くするとサスペンションが良い働きをしてくれるのではないかと想像します。フロントがシッカリしているだけに、残念なところです。
加速感については、
以前試乗したXVハイブリッドを彷彿とさせますね。タイヤがXVと比べ小さい径なので、その分スポーティーに感じさせる加速感を感じる。トヨタのシステムと比べれば、エンジン作動時のモタつき感などでまだまだですけど、この加速感は気持ち良かったです。ハイブリッドシステムも変更されて、モーター自走時間が長くなったので、より燃費を稼げる印象。試乗中は、燃費計の数量が見る見る高くなっていく。インテリジェントシステムのSモードでガンガンに走っても、燃費が減るどころか上がっていくのが素晴らしい。私が試乗した間だけで1km/Lは増えてました。
・・・とまぁ、こんな感じで試乗は終了。正直言って、このモデルは悔やまれる。縦横両方の重心軸が定まらない不快感は何とかして欲しいもの。されどエンジン+モーターの出力が良いので、ドライバーはその気にさせられやすくなるはず。しかも従来型と比べて燃費も良いんですよ!。フロントの出来が良いだけにリアがキチンとしていれば、スポーツモデルとして全然イケると思うんですよねぇ。リアにボディ剛性アップ出来るパーツを追加してみたり、スタビライザーを太くしてみたり、足をビル足並の減衰にするとか、ブレーキシステムを強化するとかして・・・。STiが煮詰め直して”tS”みたいなモデルかキットを出せば面白いかもしれない。それほど、このモデルの可能性は高いように感じます。お金あれば、このデザインのハイブリッドなインプレッサを是非乗りたいと思えるモデルだっただけに、残念ナリです・・・。
次回のフルモデルチェンジでも、ラインナップされるモデルだと思うので、その時が本当のインプレッサスポーツハイブリッドの姿になってるんじゃないかと思います。ともかく全体的には質感高いですし、街乗りメインでたまに高速使うというシチュエーションでは十分な能力を秘めている車だとは感じました。
さて、あと我が愛車に向けての部品発注等についてですが、それは後日書こうと思います。これが成功すれば、次の策略が待っているという感じなんですけど(汗)
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SUBARUを楽しむ | クルマ
Posted at
2015/07/24 00:02:27