アルミ箔で静電気を低減出来るか

アルミテープなどを用いてクルマに帯電した静電気を除去（低減）し、その結果として空力特性を改善をするというチューン。

全く効果がないとまでは思わないが、クルマのハンドリングや操安性が体感で改善されるほどの大きな効果があるのか疑わしいナと今のところは思っているのだが、手軽な材料を用いた（=限定された条件下での）実験で実際にアルミ箔で静電気が除電できるのか試してみた。

まず、通販で買った発泡スチロールの小片をペット容器（テニスボールのパッケージ）にいれてよく振り、静電気を発生（増大）させた。

よく振ると容器の内壁にへばりつくボールの数が増えたので、実際に静電気が増大したことがわかる。

この状態で、容器を包めるような大きなアルミホイルと接触させてみたが発泡スチロールの付着状態は変化がなかった。

次に、アルミホイルの小片を容器の蓋で挟み込んで内部と外部を橋渡ししてみた。（画像）

しかし全く変化が現れないので、今度は建物の鉄骨にアルミ箔を触れさせてみたが同様だった。

悔しいので（？）帰りがけにこの容器ごとホームセンターに持ち込んで（※）、ステンレスのメッシュロールに触れさせてみたりしたが全く効果は無かった。

※ちゃんとレジで「現物あわせの為に持ち込みます」と許可を得たv( ˙ω˙ )

今度は、アルミ箔の端にハサミで切れ目を入れ「スルメイカ」のようにしてみた。トヨタの特許にあるように、周辺部を鋭利な形状にすることで放電が促進されて静電気が減少し、発泡スチロールが容器の底に落ちないか観察しているが全然変化は起きないようだ。

クルマと比較すると、容器の大きさに比べて、このアルミ箔の面積は十分に大きいと思われるので、効果の出なかった原因はアルミ箔の大きさではないと思う。

小学生の自由研究みたいだが、アルミ箔で静電気を空気中に放電させて除電出来るというのは必ずしもあらゆる場合に当てはまるわけではない、という（限定された）結論は得られたと思うのだが、どうだろうか？

ｳ~ﾑ　(∪￣ω￣)y-ﾟﾟﾟ