「OPTIMA イエロートップ」の健康診断及びリフレッシュ充電
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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今年の1月11日に導入した「OPTIMA イエロートップ(80B24LS)」ですが、今の所、フィーリング上の問題は有りません。
しかし、本バッテリー購入時、ショップの兄ちゃんより、「極端なバッテリーの容量アップは、逆にバッテリーの寿命を縮める事も有るで~。」とアドバイスを受けていました。
理由は、バッテリーは満充電に近い状態を保てた方が、その性能をフルに発揮出来るが、下手に車両側のオルタネーターの容量に比べてサイズの大きいバッテリーを入れると、充電が追い付かず、バッテリーが満充電にならず、結果的にバッテリーの寿命をかえって縮める事も有るとの事です。
今入れているバッテリー(80B24)に対して、FN2の純正バッテリーサイズは「46B24」と、約半分の容量なので、ショップの兄ちゃんの理論から言うと、バッテリーの容量の方が大き過ぎると言う事になります。
いくら「OPTIMA イエロートップ」は、ディープサイクルバッテリーとは言え、厳しい条件で使い続けるのは、余り良いとは言えませんね。
それでも、毎日長時間乗っていれば、充電も追い付くかも知れませんが、今の原油価格高騰のご時世、バッテリー充電の為だけにクルマを走らせるのは、お財布に厳しいです(>_<)
取り敢えず現状把握の為、バッテリーテスターにて現在の状態を計測してみました。
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結果、未だ全然元気では有りますが、新品時に比べると、少し数値が落ちています。
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こちらが新品時の数値です。
いくらなんでもちょっと元気良過ぎる感じがしますが、一応これを基準値と考えます。
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と言う事で、今のバッテリーを、リフレッシュ充電させます。
使用する充電器は、「AC DELCO」の「AD-2002」です。
この充電器は、「OPTIMA イエロートップ」に完全対応したモノなので、安心して使用出来ます。
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充電電流は、取説に記載されている参考資料を元に、本充電器では最小の「2A」に設定し、充電開始です。
充電開始直後のバッテリー電圧は、12.4Vでした。
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因みに、充電開始直後の充電量は、10%でした。
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充電開始から約4時間、ようやくフル充電となりました。
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充電終了直後の計測値です。
CCA値、内部抵抗値共に充電前より回復し、電圧値も上がっています。
<考察>
毎日通勤等で長時間乗るので有れば、その限りでは無いのかも知れませんが、やはりバッテリーの極端な容量アップは、逆にバッテリーに負担を掛けている可能性が有ります。
どうしても大きくバッテリーの容量を上げたいので有れば、車両側のオルタネーターの容量もアップしておいた方が良いのかも知れませんね。
それが出来なければ、クルマの使用状況にもよりますが、数ヶ月に一度の割合で、今回の様にリフレッシュ充電させた方が、バッテリーには優しいかも知れません。
<参考情報>
▪️CCA : Cold Cranking Ampere
バッテリーのエンジン始動性能値。
-18℃の低温状態で30秒後の電圧が7.2V以上を保てる限界の出力電流値。
数値が大きいほど性能が良い。
日本のバッテリーメーカーはCCA基準値を公表していないのでバッテリーサイズに該当するJIS換算値を参照する。
CCA実測値がCCA基準値の70%以下なら対象バッテリーは要交換。
▪️SOH : State Of Health
健全度(劣化度)。
新品時を100%としたときの現在の劣化具合。
SOH % = ( CCA実測値 / CCA基準値 ) X 100
70%以下なら要交換。
▪️SOC : State Of Charge
充電量。
▪️R : Resistor
バッテリーの内部抵抗値。
新品バッテリーは5.0mΩくらい。
劣化して20mΩ以上になったものは要交換。
▪️V : Volt
バッテリーの電圧値。
公称値は12V、実際値は12.5~13.0V。
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