V-max スイングアーム　グリスアップ&アライメント

タイヤがやばいっす。
溝なんてありゃしません。が交換の時間がもったいないので走りに行くことを優先していました。雨が降らなきゃ大丈夫よってなもんで...

さすがにまずいと思いタイヤ交換を決意。

31,000mileです。前回交換がゴールデンウィーク前の23,600mileですので11,000kmほど走っています。車検時の27,000mile時点では問題ない程度の山が残っていたのにそこから一気角べりしたような感があります。

ともあれバイクやにリアホイールを持ち込み交換です。
(11/6日光から帰ってきてさくさくはずして持ち込みました)

タイヤ代：￥17,063
廃タイヤ代：￥210
工賃(バランス込み)：￥2,100
合計￥19,373

タイヤを外したついでにスイングアームのピボットのグリスアップとアライメントをしてやることにしました。

なんかピボットボルトがやばいことに。
錆みたいな色がついています、グリスを落としてやると少しだきついた様な跡も

ベアリングのインナーもなんか赤っぽくなっています。

外してみるとさらにやばいことに

かさぶた状のものは、スイングアームをCrメッキしたときに内側に付着していたものです。主成分はCrメッキの酸洗などでオリジナルの塗装が変になったものだと思います。花咲か爺さん攻撃した後に防錆のためスプレーで塗装したものが、かさぶたと一緒にはがれて付着しているようです。

アウターレースもなんか色がついています。

普通のグリースを使ったのがまずかったかもと反省。
モリブデングリースに変更。親の敵のように塗りこんでやります。

後は組み込むのですが、ここからが今日やりたかった作業。

これはスイングアームを目いっぱい左に寄せた状態ですが、右側のスイングアームとフレームの間にかなり隙間があるのが見えるでしょうか？

マニュアルによれば左のピボットボルトを規定トルク100N・mで目いっぱい締め込み、右のピボットボルトを規定トルク6N・mで締めて右のロックナットを100N・mで締めろ　ということになっています。

これは目いっぱいスイングアームを右に寄せろということだと思います。

V魔の癖として手放しで運転すると左による癖があるということは有名なことです。私のV魔もご多分にもれず同じ症状でしたが、仕様とのことであきらめていました。

が、ネットをうろうろしている間にこのサイトにたどり着きました。
http://www.schwabenmax.de/English/index_alteng.htm

スイングアーム全体をフレームに対して右に寄せる、すなわちリアタイヤをフロントフォークのピボットに対して右に寄せるということは、左に進もうとさせるということなんじゃないでしょうか？

ということで、ピボットボルトの締め具合を変えることで、スイングアームのフレームに対する左右の位置を調整することにしました。
(これが今日やりたかった作業なのですが、ベアリングの清掃・グリスアップで余計な時間をとってしまいました。)