こんにちは。
今年の冬は厳しくなりそうな予感がする冷え込みが続きますね。
先日北陸への出張があり、1泊2日の強行軍ながら愛車で行ってまいりましたので、インプレッションも兼ねてご報告したいと思います。
1年ぶりといっても良いくらいの久しぶりのロングドライブでしたが、天候にも恵まれて気持ちの良い道中となりました。
ロングドライブ(といっても片道350kmくらいじゃ中距離か)の楽しみは、途中に立ち寄るSAでの地場メニューを試すことなのですが、今回はもう一つあって「たっぷり電気をチャージ&使用ができる」ことです。
私は自宅に充電設備を持っていないため大抵は電気走行可能距離「0km」の状態がデフォルトなのですが、高速走行をすることで簡単にチャージができるので、普段は全く使用しない走行モード等を試すことができました。
走行時のA/Cやシートヒーターなどの電装品の使用/未使用によってもチャージ時間は変わりますが、いずれもOFFの状態だと50〜60km程度の走行距離でほぼ満タンの「50km」まで溜まります。
今回は三郷南ICから高速に乗ってチャージを開始しましたが、関越道の鶴ヶ島JCT 手前ですでに満充電されていました。
ゴールまではまだまだ距離があるのでEV走行に切り替えますが、高速走行ではあっという間に電力を消費してしまいます。満充電での走行距離は「50km」と表示されるのですが、実際には30kmを走行できるかどうか、といった感じです。(速度のアベレージは90〜110km、追い越し加速時には120km程度を出す感じです)
追い越し時の加速の際にはモーターならではのトルクを感じることはできるものの、もう一つの「売り」である静粛性については高速走行時のロードノイズや風切り音に相殺されてしまうため、EV走行ならではのメリットをさほど感じることもない、という印象です。
前車の1.4リットルターボエンジンのみで高速道路を走行した時と比べて、特に段違いのパワーを感じた、といったこともありません。
元々「飛ばす」タイプではないのですが、追い越し時にわざわざ「GTEモード」にする必要もなく、普通にアクセルを踏み込むだけで事足ります。むしろ元々の1,4リットルターボエンジンの素性の良さを再確認できたという感じでしょうか。
時々さりげなくモーターのアシストが入るので、走行に「滑らかさ」が加わった、といった印象が強いです。
スタートから150kmほど走行したあたりでモードを色々いじるのも「飽きて」きたため、後はHV走行で流すことにしました。HV走行時も少しずつ電力を消費しているので、無くなってきたらまたチャージ走行に切り替える、の繰り返しです。
日常走行ではチャージモード時のエンジン音がわりと大きく感じるのですが、高速走行ではHV走行とほとんど変わりません。走行中にモードを切り替えても「差」がわからないくらいです。
関越道から圏央道を経由して中央道に入ったのですが、まだ紅葉の時期には早く、道中の木々もほんのり色づきはじめたといった感じです。
途中で休憩したPAでのスナップを1枚。
遠くに見える山も一部を除いて冠雪はまだのようです。
今回の出張先は長岡方面なので本来は関越道のみの走行で済むのですが、わざわざ遠回りまでして中央道を走ってきたのは「たくさん走りたい」という点と、もうひとつ「これが食べたい」というのがあったからです。
それは「馬肉」。
馬肉料理では熊本が有名ですが、信州の伊那地方でも食べることができます。行楽であれば街に降りて銘店を訪ねるのも一興ですが、今回はこの日の夕方に打ち合わせがあるのでそんな時間もありません。
webで調べてみたところ、諏訪湖SA内のレストランでメニューが供されていることを知り、ここを中継店にした訳です。
馬刺し定食1,300円也。ウマかったー! 回り道してきた甲斐がありました。
少しだけ走行インプレッションに戻りますね。
目的地の50kmくらい手前で下道に降りて、国道を走行することにしました。
この時点で充電も満タン(走行可能距離50km状態)にしていましたので、残りの道中をEV走行していこうと目論んでのことです。
結果、少し驚きました。目的地についてもまだ走行可能距離が20kmも残っていたのです。
走行したのは国道でしたがそれなりに走行している車も多かったので、ACCでの平均走行時速は50〜70kmくらいで推移していたと思います。
ほとんど信号がありませんでしたのでほぼノンストップの定速走行で、コースティングモードも多用されたからだとは思うのですが、予想以上の電費の良さに「EV=都市部での乗り物」といった思い込みが崩れてしまいました。
よく考えてみると当然ですね。EVは走り出しのモーターアシストに最も電力を消費しているので、ストップ&ゴーの多い首都圏ではそれこそあっというまにバッテリーが減っていきます。
信号待ちの少ない地方でこそPHVは生きるのではないかと「ハタ」と気がつきました。首都圏の住宅事情よりも充電設備を設置しやすそうですし。
地方に戻る時には車を買い替える前提でこの車を購入しましたが、ちょっと考え直しても良いかと思ってしまいました。
容量と効率が改善された次世代の電池を積んだEVであれば、今後のマイカーとしても十分候補になるような気がします。ただし1回の充電で500kmは走ってもらいたいですけれど。
簡単ながら、私のPHVの走行インプレッションは以上になります。
きっと
pangziさんがもっと詳しく具体的な解説を今後プログアップしてくれると思いますので期待しましょう。(pangziさんよろしく!)
ちなみにApp-Connectですが今の所まったく使いこなせていません。このバージョンのままではおそらくこの先も使うことは無さそうですので、使い勝手や有効な活用方法についてはこちらもやはりpangziさんに期待しましょう。(pangziさんよろしく!)
翌日帰途につきましたが、とりあえず日本海に行って叫んでくる必要はあるだろうと考え、糸魚川市の海岸を回ってきました。
もっと良い撮影スポットはあったかもしれませんが、元来めんどくさがりなので適当なところに車をとめてパチリ。吹き付ける強風や、波しぶきを上げる荒波などもなく、至って穏やかな日本海でした。
もう一枚は上信越道のPA内で妙高山を背景に撮影したものです。妙高山は日本百名山のうちの一つですが、噴火口跡が特徴的なわかりやすい外観を持つ山です。
登頂する機会はありませんでしたが、子供が大きくなったら一緒にチャレンジしたいと思う山の一つです。
たまたま隣に先代A4アヴァントが止まっていましたが、やっぱりシュッとしていますよね。わがパサートが武骨に見えます。(だがそこがまたイイ!)
この先どれくらいブログを続けるかはわかりませんが、撮影用のカメラ(人気のデジイチ)も少し欲しくなってきました。
機材よりも撮影者のセンスが大事だとはわかってはいるものの、「カタチから入る」ことを信条としている自分には、もっとマシな写真を撮るためには「良い道具」が必要なのではないかと思えてしまうのです。
あとは車体がホワイトではなくブルーだったらもっと絵になっていただろうなーとも思いました。今更ですがやっぱり車体色の選択は「とても大事」だな、とヒシヒシと感じている次第です。
白い車体は目立つこともなくどこにでも溶けこめる点はよいものの、今ひとつ「ドラマ」を感じさせない色なんだなーと写真を眺めていて思いました。きっと自分の考えている・望んでいる「スタイル」を投影しきれていないと感じているからなのでしょうね。
これは予想以上にチェンジするタイミングが早まるかもしれないゾ、と心の底でつぶやく「道楽者」なのでした。
それではまた。