中国人にも「新幹線」って言ったら通用するほど新幹線という単語の知名度は高い。でも正式には中国高速鉄道って名前の「自国で独自に開発した車両」らしい。
で、実際に乗ってみての感想。僕が乗った区間は完全に高速鉄道専用路が完成しておらず一部在来線を走行した。その区間はレール長が短くつなぎ目を乗り越える時の「カタン」という音が頻繁に聞こえるが、その音は耳をすませないと聞こえないくらい小さい。遮音性はいい。乗り心地は、対向車両とのすれ違い時に若干揺れを感じるが、それ以外は問題ない。
片道4時間半を1日で往復するという強行日程だったが、思っていたよりは疲れを感じることはなかった。
あと、どこも駅は立派ででっかかった。行った先は、駅周辺は古い中国の田舎の風景だが、田んぼの真ん中に新大阪駅くらいの規模の建物がどんと建っていた。末路は日本の国鉄にならんだろうか、と心配になったが、平日にもかかわらず乗客は満員だったから、何とかなるんだろうなあ。
上海虹橋駅は巨大だった。端が見えないほど遠くまで駅舎がある。その広さに対して、人はまばらに見えた。広すぎるから当然なのかもしれないが「これが旧正月なんかは人がすれ違うことも大変なくらい一杯になるんやで」という話を聞いて、この国は何でも規模が違うんだな、と実感。何でもかんでも闇雲にでっかく作ってるわけじゃないんだな。
乗客マナーは、さすが中国、爆音で着メロがなったかと思えば、叫ぶような大声でしゃべる。しかし、不思議なことに日本でJRに乗っている時のようにイライラしない。それは、回りがにぎやかすぎることと「ここは中国だから」というのが理由。何でも「だって中国やん」で納得できてしまう。
でも、マナーアップに必死で、定期的に社内をほうきとちりとりをもったねーちゃんが掃除をして回っていた。駅も車内も、中国にしてはきれいだった。
全体的には、パクリだなんだとバカにしてばかりいられないな、というのが率直な印象。日本も一時は同じことをしてた訳やし、批判ばっかりするのもおかしいのかもね。
Posted at 2011/06/24 23:05:01 | |
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