ENGINEER 精密圧着ペンチ／PAD-11  

これまでエーモンの細線用電工ペンチとバレル式の圧着ラチェットを使ってギボシをかしめていました。

すでにブログでお伝えした通り、ドアヒンジのGIコネクターのターミナル（ピン）をかしめるのにエーモン製の工具では相性が悪くて失敗しました。
ギボシのかしめ作業は結構な頻度で作業するのでプロ仕様の工具を新調しました。
はっきり言って精度が違いすぎますｗ
ギボシをセットしてペンチで握るだけ。
曲がってないか、変な方向にかしめてないか確認しながらゆっくりと握る必要なし。
キレイに「くるん」となってくれます。

このPAD-11は先端のダイスが交換できます。
PAD-11は最も小さいターミナル用。
ドアヒンジのGIコネクターのターミナル（住友025型TS）だと「1.3」で胴体部、被覆部をかしめると引っかかることなく入りました。「1.6」だと微妙。
配線コムさんの情報だと「1.3-1.6」になってましたけど「1.3」ですね。
数こなす人、買った方が幸せになれます。

ちなみにトヨタのターミナルリペアは住友025型TS端子とコンパチです。

（追記）
ダイス交換式をチョイスしたのは大から小をカバーしたいわけではなく、ペンチの先のダイス部分って結構角が落ちるんですよ。
ギボシは圧着部分をハート型に丸めるため、この部分の角は生命線です。
ダイス自体が交換出来た方が長く使えると思ったから。
一方でセンターネジ以外にダイス固定で4つネジがあり、可動部が多いため結構調整は必要と言うデメリットあります。
このダイスはセンター出し機能が付いてるのでやりやすいんですが、使用頻度によっては固定式の方が良いケースも多いかと。
買われる方、ご注意下さい。