鉄道駅巡りブログです。
今回はJR山陰本線の
梁瀬(やなせ)駅です。過去に何度か訪れた事のある駅ですが、改めて怪しく(?)観察すべく訪問してみました。
↑これが梁瀬駅の駅舎。開業当時からのものと思しき古風な木造駅舎です。
ちなみに1911(明治44)年10月の開業です。
駅舎は北向きに建っている為、いつ訪れても逆光になってしまいます。
一日の平均乗車人員数は166人(2013年)。かつては一部の急行列車も停車する駅でしたが、今は只のローカル駅となっています。
↑レトロなフォントの駅名看板。
駅舎の待合室部分は内外装共にリフォームされています。
↑島式ホーム一面二線の駅で、駅舎とは跨線橋で連絡されています。
跨線橋を下った先には短いホーム上屋があり、その先にホーム待合室があります。
↑跨線橋の脇から見た和田山方面。
ホームの和田山寄りは昔懐かし砂利敷です。
↑ホームから見た跨線橋。
↑ホームの待合室は寒冷地の駅らしく密閉式で、結構大き目の建物。
いまは実質ローカル線になってしまいましたが、かつての栄華を偲ばせてくれます。
↑ホームの南側では桜が満開でした。
この駅を訪れた理由の一つが、この桜だったりします。
↑ここ梁瀬駅は兵庫県内に入って最初の駅で、東隣の上夜久野駅は京都府になります。
西隣は播但線とのジャンクションである和田山駅です。
↑1986(昭和61)年3月に隣の和田山駅にて撮影した写真です。
1986年秋の電化前、山陰線のこの辺りではこんな「
汽車」が走っていました。
↑福知山駅をお昼に出発して米子駅に向かう普通列車です。
確か6両編成の列車だった記憶があります。
↑梁瀬駅のホーム京都寄りも砂利敷になっていて、舗装されているのは待合室のある辺りだけです。
↑さらに京都寄りのホームの端の方は緑の絨毯で覆われていました。
鉄道模型のジオラマで再現してみたい風景でもあります。
↑構内電柱には1986.11と記されていて、電化時に建植されたモノです。
山陰線の電化ってつい昨日の事のように思い出されますが、もう30年以上も経ってしまったのですね・・・(しみじみ)。
↑駅の外に出て、京都寄りに少し歩いてみました。
↑駅の下を潜る拱橋(アーチ橋)です。
石積みの胸壁・腰部に煉瓦四層巻きの迫石という組み合わせの、クラシカルなアーチ橋です。
↑拱橋を潜ってみます。
床はグレージングになっていて、その下を水路が流れています。もともとは水路に架かる橋で、グレージングを被せて通行可としたものです。
ちなみに駅の和田山寄りにも同じような橋があるそうですが、そちらは純然たる水路に架かる橋となっています。
↑拱橋の下から見た北側の風景。
↑南側に出てきました。
日当たりが良すぎるせいか、全体的に色褪せた感じがします。
↑築堤の斜面には先程の桜並木が見えます。
この桜の木々、長年に亘って通る列車の変遷を見守ってきたのでしょう。
↑桜と拱橋。
↑駅前に戻ると、ちょうど223系の下り電車が到着したところでした。
程なく和田山方面に向かって走り去っていきました。
ローカルムード満点の梁瀬駅。ホームから花見も出来てなかなかいい雰囲気の駅でした。
ブログ一覧 |
鉄道路線・駅巡り | 旅行/地域
Posted at
2017/05/30 23:22:51