参戦してきました。↓画像クリック。
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ケンタのブログ
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◆エントリー◆
むむ!?このレギュレーション。
Sタイヤ使用可。でも持ってないし。
駆動方式分け無し。
AT、MTによる分けも無し。
あと運転装置なくてもいいのか。
あるのは排気量分けのみ。
つまり・・・ほとんど無差別異種格闘技戦。
とにかくオレにはちっとも旨味がなーい。
しかし、出るのであれば言い訳はできない。
出場するということは、レギュレーションやルールを受諾したという意味。
それに、異種格闘技戦ならこれまでもやってきた。
とりあえずHC界のスター、テッシーに相談。
様子を訊く。
うはぁ、自信なしorz
しかし怖気づくオレってかっこ悪いじゃないか。
いつのまにそうゆうキャラクターになってしまったんだ・・・。
ビビッて敬遠するくらいなら、出て破れた方がいいじゃないか。
つーわけで、緊急参戦決定!
◆エンリス発表◆
いわゆるHCドライバー界の名と実績のある有名選手たちが集結。
予想通りのオールスターみたいな状態。
そもそもここに集まってくるというだけで相当な猛者なのは確実。
もちろんそこいらの一般ランナーに比べたらはるかに速い連中だ。
そしてランエボのO氏!この人に過去何度敗れたことか!
しかも今回のジムカーナ形式はO氏の得意分野。
できるかぎり追撃したい。まさに好ターゲット!
受理票が火曜に到着。
受理票受け取ってヤル気モードに。
本番は土曜日。あと3日で準備せねば^^;
木曜夜にCSPで出走準備。
よし、100%完全合法仕様。
その後、ケンタも来てくれて軽く打ち合わせ。
峠アタック最終戦のときのように、「心身ともに好調な状態を作って挑む」。
それをもう一度できるかどうか、ここで試しておきたいのである。
◆目標◆
誰に訊いても事前の下馬評ではかなり下位。
悔しいが自分でもそう思う。
しかし性能はともかくドライバーはどうだ?
オレだって揉まれてきたんだ、ドライバーとして少しは成長してるはず。
入賞(6位まで)できたらいいなぁ~と夢を見て挑む。
それに
課せられた使命もある!頑張れオレ^^!
◆決戦前夜◆
仕事や準備の疲れもあったか、ちょっと熱が出てしまった。
「心身ともに好調な状態を作って挑む」←はやくも失敗。
エントリーした瞬間から勝負は始まっているというのに、なんてダサい orz
しかし当日はケンタには言わないことに^^;
だってセコンドにタオル投入されてしまうようなことにはなりたくないもの。
サーセン。
◆決戦当日◆
とにかく寒い!早朝の山中湖付近はマイナス2度。
熱のせいか関節が痛い orz
ピットの地面が傾斜していて、ドアが閉まってきて指を思いっきり挟む。
しばし悶絶。
油断禁物!
◆練習走行①~②、コース状況◆
うはぁ~。みんな速い!
そして思ってた以上にタイヤが食わない。
(しかしタイヤが食わないのは誰もが同じか。)
いちおうコースにはなってるが・・・なんじゃこの広場?
こんな広場みたいなとこ走ったことないよ。
外コーナーなんて縁石じゃなくて白線だし。
しかも擦れて汚れてよく見えない。
目標物がよく定まらない。これは有視界走行に頼ってはダメだ。
島回り部分はすごく鋭角。
路面はスケートリンクみたいにフラットで滑らか。
ここでドリ走してる人たちってこんなに恵まれた路面で走ってたのか。羨ましい。
大きなGもかからず(かけられず)、ウネリなどからくる突き上げや唐突な姿勢変化もないので、
痙性がおきたり呼吸が出来なくなったりすることもなく、自分の身体的にはとてもラク。
しかしオレは普段3次元なコースを走ってる分、このような2次元なコースはかえって掴み所がなくて難しく感じる。
◆練習③◆
ここで初めて決勝コースを走ることができる。
各車一台ずつの出走。
走行は一本のみ。
ここでのプラクティス&データ取りが重要だ。
やべー。オレ全然乗れてない!
走っててロックサウンドが流れてこないんです。
なんというか、童謡みたいなモードだ。
全車走行が終わり、ケンタによる解析開始。
順位低迷。
ほとんど下馬評どおりの展開。
ケンタによる他車との比較分析を訊く。
ケ:コーナーアプローチはいい。コーナリング速度も悪くない。だけど・・・
俺:なに?脱出が遅いとか?
ケ:いや脱出もよいです。
俺:じゃ、なになに?なんなの?
ケ:残念ながら直線が遅いです。相手のアクセルひと踏みで取り返されてます。
俺:・・・ orz
性能の違いが戦力の決定的差であることを教えられたorz
◆昼休み◆
失意のまま昼食タイム。
CSPへ状況を連絡。
電話つながって開口一番、
松:全然ダメだろ^^?
俺:まさにその通りです orz
それでもプランを相談しアドバイスをいただく。
松本さんの後押しもあって、自分の経験を優先することに。
(松本さん、ありがとうございました)
万策尽きたのか!?
いや、まだやきそばパン食べてなかった!^^
やきそばパン食べて準備おっけー!
おぉ!なんかいける気がしてきた!(おぃホントか?)
決勝方法は2本走って、どちらか一方のベストタイムで順位を競うというもの。
ドライビングでつめれる余地がどこかにあるはずだ、勝負を投げちゃいけない。
ここからが
鬼アタック魂。
性能の違いが戦力の決定的差でないことを教えてやる! (←お約束)
集中力を高め、いよいよ本番へ。
◆決勝①◆
さぁ、基準タイムとなる一本目。

大きなミスはなし。そして十分に余裕を残した内容で走れた。
さぁ、ポジションはどうだ!?
暫定3位!!
な、なにー^^?
いいじゃないか!できすぎだ!
むしろできすぎて不安だ^^;
テッシーは暫定2位、0.59秒差。
ランエボは暫定4位、わずか0.03秒差。まばたきする時間にも満たない僅差だ。
これはやばい。火をつけちゃったんじゃないか?
エボは絶対に追撃してくるだろう。
それにこうゆう接戦状況は何度も体験してきてることだろう。
こうゆう状況に不慣れなオレの方が気持ちに余裕が無いんじゃないか?
ちなみに暫定TOPとは0.97秒差。
走った感じ、コースへの習熟度からして・・・2本目はみんなが1秒前後UPしてくるだろう。
オレも1秒くらいは確実に詰めれそうだ。
普通に走れば全車このままな展開だろう。

しかし、エボは絶対に追い上げてくる。それは間違いない。
オレ、1秒UPでは足りない、逆転されてしまう。
ここは普通に走るのではダメだ。←これが大間違い
◆決勝②◆
①での暫定順位の逆順からのアタックになる。
ここから最終決戦がはじまる。
陽が隠れ、路面が日陰になる。さらに風も吹き始めてきた。
とくに最終3~4台のときは路面も冷え切ってタイムアップを狙うには難しい状況だ。
ミスも誘発されることだろう。
オレのブレーキ回りは高速ステージやロングターマックにあわせた仕様で、
こういった冷間時の短期決戦の経験がない。
まずい・・・。
いらないドラマが起きそうだ。
オレの前に並んでるランエボ。
そしてバックミラーに見える目線。
いい!鋭いいい目つきだ!ヤル気満々じゃないか!
そしてオレの番。
「15秒前」のパネル。
しかし残り5秒くらいでスタートシグナル。
なにーっ!?びっくりして慌ててスタート。
無駄な空転をしないように抑え目に発進。しかしそれでも空転。
慌てて空転を抑えてから再アクセル。
一本目より確実に食わない。路面もタイヤも冷え切ってる。
予定より抑えて慎重にスラロームに進入。
だが、ブレーキも冷え切ってて全然制動力弱くむなしく空走。
スキール音すら出ない。
ここまでですでに大きなミスを二つ。
そこから慎重に外コーナーへ。
二つ目の島回り。アプローチで痛恨のドアンダー。
抑えて早めにブレーキングしたつもりなのに・・・コースを思いっきり勘違いしてました^^;
目測誤ったorz
信じられないけど、現実だ。
急遽リヤ押し流して方向を変える。
ださい!ださすぎる!もうここで試合放棄したい気分になったけど、
最後までしっかり走るのがスポーツマンシップ。
二度目のスラローム。予想通りではある。
無難に立ち上がって白線コーナー。
しっかり姿勢を作って立ち上がりに合わせる。
立ち上がってバックストレート、グリップしないからか最終到達速度も遅い。
しかしダサイ。ついつい車内で苦笑い。
ストレートエンドでも余裕持って早めのブレーキング。
最終抜けてゴール。
ミスが多かった。これはダメでしょう。
◆リザルト◆
そして最終リザルト発表のとき。
なんと
下馬評覆して第3位!
暫定TOPと2位を抜き、また自分もランエボと35GT-Rに逆転され、3位決着。
しかし一番欲しかったFRナンバーワン。
うはー!できすぎ^^!
総合でも3位。
ケンタ、サポートありがとう!
松本さん、ありがとうございます!
そのほか応援してくれてた皆様ありがとう!
しかし今日はO氏の日でした。
心技揃った巧い人が勝った。それがすべて。
2本目での猛追撃。素晴らしかったです。優勝おめでとうございます。
でも今度どこかで遭遇したときは負けないからなー^^ (←お約束)
今回、いろんな選手が集まり、車種も多彩で、
また聞くところによれば相当なハイチューンな車もいたとのこと。
個性的な皆さんを見て、とても刺激を受けました^^
しかしオレは内容が非常に悪かったので猛省中。
でも順位だけは嬉しい。
鬼アタック団、最高♪
参戦レポ完。
(画像はすべてケンタ撮影)
あ、そうそう。
タイヤ食わないといっても、
峠アタック最終戦のときに比べれば全然食いますよ。
食わない度なら、雪の茂原の方がはるかにすごかったよ^^;