雷雲激突編、後編。
ふぅ。だいぶ標高上がってきたなー。
眼下にも頭上にも雲の層が広がる。
しっかし頭上の雲・・・まったくいやな様相してる。
ここ何度来てもいいとこだね。夜中もいいけど、昼間の方がいい。
また来よう。
よーし、次の目的地へ行くぞー。まだまだ行くぞー!
次も絶景スポットだ。
山の稜線に出たあたりで・・・雨雲に突入!
物凄い濃霧。そして激しい雨。
道路のあちこちで冠水し、スプラッシュあげまくり!
その後、さらに狭い支線へ向かう。
道の両側に草が覆い茂り、実質1.0車線の林道を進む。
そして林道の終点にある峠に到着。
霧が晴れれば、荒涼とした絶景が広がっていたはず・・・。
だがしかし!
すごい霧!すごい雨!風もすごい。
雨粒がほぼ水平に降ってくる!
試しにちょこっと窓開けてみただけでも車内がたいへんなことにorz
小休憩してる間にもどんどん激しくなってくる。
雨粒がボディやガラスに打ち付けてくる様子が尋常じゃない。
山の稜線を吹き抜ける風の速度を侮ってはいけない。
この林道はここが終点で袋小路になっている。
つまり帰るにはこの道を戻らねばならないのだ。
地盤がゆるんで崩落でも起きたら、道が塞がれてしまう。
携帯も圏外。
閉じ込められたらマズイぞ。
そして雷の閃光が!!
「頭上で」ではない!自分の「横で」雷が光ってるのだ!
雷雲激突!!?こいつはギザヤバスー!
念のために説明しておきましょう。
山をやってる人なら知ってることでしょうが・・・、
落雷時に車内にいれば安全というのは大間違いです。
他に避難する場所がない場合、車内なら比較的安全というだけです。
クルマに雷撃が直撃した場合、必ず身を守れるというわけではないのです。
仮に身を守れたとしてもクルマの電装系が壊滅的なダメージを負うことでしょう。
落雷=放電現象、なのですから、電位差がすべてを決定します。
つまり落雷といっても上から下に落ちるとは限らないのです。
放電が水平に走った場合、クルマの屋根に落ちるとはかぎりません。
ファラデー効果が云々なんて本気で頼ってちゃダメですよ(笑)
「鬼団、これより緊急離脱ミッションを開始します。」
水捌けが追いつかずあちこちが水浸しに!
こうゆうのはよくないんだぞ・・・山側の路肩に水が溜まったり流れたりするのって。
さっきまでちょろっとしか流れてなかった滝が、あっという間にほとばしるほどの水量になってる!
こういうときの逃げ足はなかなか速い鬼の一行(笑)
ついでにウェットコンディションでの経験値もUP。
一石二鳥やな^^
ふぅぅ。そんなこんなで、なんとか危険地帯を脱出。
けっこう必死だったので他に写真なし(笑)
麓へ向かう道路もあちこちが川状になってたり、冠水してたりした。
だがしかし、そんなときでも鬼脚はへこたれない。
鬼団もそうさ。オレもへこたれない!ケンタも・・・いや、テンション低っ!
麓に到着。
携帯電話から天気情報をチェック。
やはり予報では今日一日曇りなのか・・・。
さっきから盛大に降り続いてるけどな(- -メ)

出て来い、天気予報してるやつ!
森の中の街道をひた走って次の峠を目指す。
まだまだ走ります!走らなきゃ帰れないしorz
峠に到着。これで今日幾つ目の峠だ?
谷間に霧がかかってなかなか趣深い。
麓を目指す。
夕方になって晴れてきた。いまさらだよなー。
帰路。いまごろになって雨がやむというorz
空に虹が2本かかってた。でも撮るの忘れた。
市街地の渋滞。空がウツクシス。
月が眩しいほどに輝いてた。
峠三昧、霧三昧、雨三昧・・・な一日だった。
いろんなスタンドに襲われるわで、面白かったような?呆れたような?辛かったような?
ふぅぅ・・・つかれた。
完。
Posted at 2009/08/20 02:11:46 | |
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