点火系交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
タイベル変えるまで待とうと思っていましたが
エアフロセンサーを変えたら燃費が良くなったので、味を占めてコイルもやろうかと。
タイベル変えるついでって感じの作業ではなさそうなのもあります。
節約になれば良いんですが。。貧乏なので!
車がなんか違うのは気のせいです(笑
2
左からバッテリーを取り外します。
端子もステーも10ミリです。
3
右からエアクリを外します。
吸気口を+2点ではずし、底のボルトは10ミリ
250mmエクステ使用
ヘッドライトのウィンカーの裏あたりにナットが居るので外す。これも10ミリ
高確率で落とします。フロント下に排水溝などがあったら段ボールでも良いので塞いでおく
(まあ代替のナットでもいい気はする)
4
かなり時間のかかる作業なので、虫やゴミが入らないようにウエスで閉じておきます。
なかなかいい加減ですが。。
5
右側(写真は交換後ですが)
NAなので外す部品は比較的少ないんですが、作業の知恵の輪感は変わりません。
スカスカお節のようなエンジンルームを穴が開くまで眺め、重箱の隅に鎮座ましますコイルを見てイメトレに勤しみつつ、いざ作戦開始です。
6
左側
一応、作業前に12mmのラチェットで、全てのイグニッションコイルが緩むことを確認してからやりました。
1個でもダメなら即外注に持っていくつもりでした。
細かいですが、右上のバッテリー端子の赤いカバーは外しておいたほうが作業しやすいです。
こういうのがコイルやプラグ脱着時に工具が当たって結構鬱陶しい。
7
コイルはこれで外せました。
手持ちの武器の都合で急遽代打で登場した1/4角レンチでしたが、問題なし。
むしろ持ち手がショボイ分、クリアランスに対し余裕があるので回すのが楽です。
どんだけ狭いんだよって話ですね
イグニッションコイルを外すのにメガネレンチ、ディープソケットは無理でした。
8
キャビン側のイグニッションコイルは180度回して抜かないとダメです。
冗談のようですが整備書にもそう書いてありました…。
回す途中でカプラーを抜きます。
どうやっても変な姿勢になるので、腰をいわさない様に休み休みやりましょう。
9
コイルは社外純正品で、日立のU18F03というものでした。
2020年頃にモノタロウで購入してありました。
4本19760円。
これに、イグナイトレブIRF103を取り付けます。
こちらも2020年頃、4本セットで22847円。
さらに知恵の輪になりますが、コツさえ掴めば問題なく取り付けでき、エンジンも起動しました。
コロナから距離伸びなくなったため寝かせていましたが、相次ぐ値上げでそれも悪くなかったかも。
保証は切れてますが
10
最難関はプラグです。
写真のプラグレンチは大橋産業のA-50というやつですが、1番バンクすら緩みませんでした。
プラグを緩める最初のトルクがどうにもかかりません。
4番バンクなんかプラグに嵌めたらクリアランスの都合で回すことすらままならず、ジエンドにゃん
このレンチは直列エンジン用ですね…。
とりあえず、1番から順番に差してどれも緩まないことを確認。
と同時に、ラチェットのハンドルが入るクリアランスを測定しておきました。
黄色いグリップにボールペンで線を引いてあります。
この日はコイルだけ交換して作業終了。、
でもエンジンはちゃんと始動して一安心。
11
16mmスパークプラグソケット(3/8角用)とその他諸々を購買し、これで再チャレンジです。
先端から順に紹介します。
・TONE プラグソケット(6角・マグネット付) HP3P-16S 差込角9.5mm(3/8") 二面幅16mm
991円(2022/10/30 Amazon)
これは必須。多分今回くらいしか使わないだろうけど買った。
良くて実家のボルボで使うか?
・TONE 首振エクステンションバー HPEX31-032 差込角9.5mm(3/8") 全長32mm
823円(2022/10/30 Amazon)
これはなくても良いんですが、フロント側(1・2バンク)であると使いやすいです。
プラグをネジ穴に入れる時に首振りだとネジをなめやすいので、あくまで補助で使う感じでした。
クリアランス測定に失敗しててECUリセットで終わりたくないので、保険で今回買いました。
・SK11 2WAYエクステンションバー WOBBLE 差込角9.5mm×75・150・250mm SEB-303M
1331円(2020/10/19 Amazon)
75mmはプラグ脱着に必須。
250mmがあるとエアフィルターボックスの脱着が楽。
STIペダルをつけた時に買ったんだと思います。
・TONE ラチェットハンドル(中空・ホールドタイプ) RH3HW 差込角9.5mm(3/8")
3109円(2020/10/19 Amazon)
これも持ってました。
ハンドルはラチェットがあればなんでも良いかと思います。
首が触れないタイプです。
なお、こちらだと持ち手が太く、イグニッションコイルの脱着のクリアランスが少し厳しいので、
安物の1/4のラチェットでしめて、最後の締め付けだけ持ち替えました。
あとは、10mm、12mmのソケット、10mmのメガネ、+-のドライバーで作業できます。
工賃は2022/10/30に新しく買った、1814円としておきます。
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ちなみに、
SK11 ユニバーサルジョイント 差込角 9.5mm 3/8インチ SUJ3
771円(2022/10/30 Amazon)
これも買いましたが、特に使いませんでした。
ネジをなめる心配と、緩める一発目は多少パワーがいるので
首が座ってないとやりにくいのもあり、特に出番はありませんでした。
75mmエクステンションに首振り機能があればなんとかなります。
逆にないと厳しいと感じました。
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プラグはDENSOのVKH20を4本。
イリジウムタフです。
メルカリで2020年頭に新品4本を2600円で買ってあったものでした。
一番心配な部品ルートでしたが特に問題なく始動しました(汗
ケチる部分でも無かったなと終わってから反省。。
ギャップは純正NGKのILFR6Bの0.8mmに対して、1.1mmとなりますが
BL5 2.0RのDENSOウェブサイトでの適合はこちらで合っています。
純正互換なら特に拘りはない人。。
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1番バンク
ワコーズの焼き付き防止剤を塗るか最後まで迷いましたが、電気抵抗が増えそうなのでやめておきました。
次変えるまで乗っているか怪しいというのもあります…。
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なぜか緩める際は写真の2番バンクよりも1番バンクの方がコツがいりました。
うまく説明できないんですが、利き手の問題だと思います。(右利き)
写真では32mm長の首振りエクステがプラグソケット側にあります。
緩める時に力は入りやすいんですが、抜く途中で32mmを外したい時に難儀します。
32mm無しでもプラグを緩めることは出来るんですが、エンジン本体に寄りすぎてケーブルなどに干渉してやり難いです。
いずれにしても、いわゆるトレードオフです。。
エンジン持ち上げてやれるならそれがベストですねー
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2番バンク
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3番バンクはソケットがプラグにハマっている状態でエクステンションを奥まで差して首が振れない状態に。(写真はこの状態)
ここにハンドルを付けて緩めた後は、首を振れるようにエクステンションを半抜き。
結局そのためにはハンドルを一回外したり。
首が触れないまま緩めていくと、ハンドルが外せなくなります。
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3番バンク
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4番バンクさえ出来れば他のバンクは楽勝でした。
バンクの番号って難易度順なんですかね。。、
とはいっても、他と気をつけることは同じ。
この写真は緩んだ記念の写真だったかと。
なめないように、クリアランスに気をつけて、ゆっくり慎重にやりました。
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4番バンク
何故かムラがありますね
例の加速不良と何が絡みがあるのかな?
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DENSOウェブサイトによると、VKH20のプラグ締め付けは着座から1/2回転だそうです。
最初はソケットを直接回して、ネジが噛んでないことを手探りで確認しつつ、ある程度でハンドル取り付け。
仮で締め切った手応えがあってから、45度を4回ずつ締めておきました。
コイルに関しては計算したら163.2kgf/cmなので、15cmのハンドルでなんとなく10kgちょいの力を加えました。
締め込む感覚としてはプラグと同じくらいの手応えだったんですが、多分大丈夫。。
両サイドともコイルに繋いだカプラーを前後(前が白、後が黒)間違っていないことを確認し、バッテリーとエアクリを戻し。
運転席側要注意。
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エンジン始動前にアースを増強します。
イグナイトレブを施工したために追加された手順になります。
実際にはこれは別日にスロープに上げて潜り込んだついででやっておきました。
(O2センサーの日)
なんとなく熱害が心配なので、ウォッシャータンク下側にアースを繋ぎました。
エンジン側とボディ側でビスが違うので注意。
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値段なりの効果があるのか正直疑問ですが、火花のスパーク時間が伸びるアイテムだそうです。
エコ運転ばかりするような自分の場合付けておいても良いかもしれません。
高いオイルを毎回入れるよりはお金の使い方としては間違っていないはず…。
どっちも出来たらそれが良いんでしょうけど。
プラグに繋ぐ時にバネを痛めやすいので、こちらも手探りで慎重にやりました。
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2022/10/30 コイル交換(+イグナイトレブ装着)距離。
エンジンに悪いと思いつつ、普段1500回転を多用するような運転をしてしまうのですが
スカスカだった1500回転付近のトルクが戻り、運転しやすくなりました。
元に戻っただけ…なのに痛く感動してしまいました。
セルが始動する時間も短くなったように思います。
今回は、
部品代が43207円、工賃(工具代)は1814円
合計45021円也。。
コイルまで交換した割にはそれなりに安く上がったとはいえ、10万キロの車をメンテするのは出て行く金額の単位がでかいですね…
まあ今回直近の出費は工具の3000円弱しかしてないんですが。
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2022/11/05 プラグ交換距離(から30kmくらい走行)
まさしく元に戻っただけ、なんですが
7500回転までクリーンに吹け上がります。
僕がかつて惚れ込んだEJ204が戻ってきたようで嬉しかったです。
実は初めての点火系メンテナンスでしたが、やり遂げることが出来ました。
事前情報収集と武器に助けられました。あとのんびりやること。
インターネットのおかげもありますが、Amazonがないと出来なかったと思います。
愛着と達成感はプライスレスなのでやって良かったです。
(まあ、他人のを手伝うのは気が滅入りそうですが)
工具を全く持っていない場合だと、工賃と工具代で差が出ないかもしれません。
コイルとプラグを通しでやって、アーシングまでしても6時間あれば終わると思います。
これで胸を張ってEJ20の使い手を名乗れるかな?
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