電流計　シャント抵抗でビンビン　(^O^)／

本格的な電流計を設置します。

電流といってもクルマには電気を提供する側として、バッテリ・オルタネーター・ソーラー発電機があります。一方消費する側としてセルモーター・イグニッション・ＥＣＵやナビの電装品・ライト類・そして充電時のバッテリがあります。

　つまり車の中を複雑に電流が流れているわけです。
　その中で私が計りたいのはバッテリへの充放電の電流。

　ですから、バッテリのマイナス端子とボディの間にシャント抵抗を割り込ませ、電流の大きさに比例してシャント抵抗の両端に発生する電圧から電流を測ります。
　

先日買ったシャント抵抗に市販のアーシング金具を利用してバッテリのマイナス端子に固定。高さのズレはワッシャーの枚数で微調整。錆止めのグリスを塗っています。

バッテリに出入りする電流はすべてこの抵抗を流れ、両端に電圧が発生します（このシャント抵抗は２００Ａで６０ｍＶ発生）。

電流計といっても電圧を測っているわけですね。

バッテリのマイナス端子に固定したところ。シャント抵抗の反対側は振動で揺れないようタイアップバンドで固定したうえで、市販のアーシングケーブルでボディに接地します。

常識的にはプラス側に接続すべきですが、絶縁が厄介なのでマイナス側にしました。

（ボディに接地していたオリジナルのケーブルはターミナル一体型で外せないのでバッテリ側のシャント抵抗に接続）

チェック用のメーター。ジャンク箱から引き出してきました。変わった文字盤ですが６０ｍＶフルスケールのヤツで、マイナス電流（充電）も考えて、ゼロ位置を真ん中の方にもって行きました。誤差はあると思いますが、右端一杯で１３３Ａの消費、左一杯で６６Ａの充電になります。

チェック用にワニ口クリップを付けてあります。

とりあえず、フロントガラスの前においてチェック。

セルを回すと右に振り切れます。１３３Ａ以上流れていることになりますが、たしかメインヒューズは１００Ａ。瞬間的には大電流が流れているんですね。取り替えたケーブルが熱を持っていないかチェックしましたが大丈夫のようです。


　エンジンがかかったら充電側に振れ、しばらくするとゼロ付近に落ち着きます。

　みんカラで電流計をつけた人の整備手帳見てもこのパターン。ひと安心です。

とりあえずシャント抵抗周りの配線は上手く行っているようなので、その後の作業を続けます。

サルフェーション防止のサンダーアップ２とバッテリ寿命判定のライフウィンクを元に戻します。
金メッキのアーシング金具を利用したので華やかな感じになりました。

今日はここまでの予定でしたが、エイヤで室内への配線もやってみました。緑のコードーをシャント抵抗の一方につなぎ、エンジンルームの右奥のエアダクトからお手軽引き込み配線しました。

（この方法、ＣＯＣ　ＥＡＳＴの埼玉オフで左近さんに教えていただきました、めっちゃ簡単）

助手席Ａピラーにメータを固定して実際に走ってみました。
するとメーターが右に左に面白いように動きます。あれ？

アースを助手席Ａピラーの足元から取ったので、車体自体が巨大なシャント抵抗になって余分な電位を拾っているようです。

こっちの方が面白いですが、バッテリ管理という目的から外れるのでシャント抵抗から直接マイナスを引く必要があります。

秋月の１０００円のデジタル電圧計も仕入れているのでもう少し楽しめそうです。

今日はここまでにしました。