ドライブシャフト 足回りブーツ交換

車検が近いので、ロアアームとタイロッドエンドのブーツ交換と、ドラシャを脱臼させてしまった際にブーツ外して、組み付けたのですが、グリスが乳化していたので、ドラシャごと交換してしまいます。

とりあえずタイヤ外してハブナットのカシメを起こします。

タイロッドエンドのピンを抜き、ナットを緩めます。(17mm)
緩めたら、ナックルの錆びている所をハンマーで叩きます。
ナックルはなんの問題もないですが、傷を付けたくないならプーラーを使いましょう。
これでナックルとタイロッドエンドが切り離せます。

ドライブシャフトを抜きます。

ブレーキホースが邪魔なので、やりにくいのであれば、ブレーキを外しましょう。

トルクメンバー締め付けトルク : 108Nm

私の車はブレースがついているので、下からドライブシャフトをこじれません。

なのでレベライザーの配線とタイロッドの隙間からバールを入れて…

先端はもちろんドライブシャフトに。

ミッションのフィラーボルトに向けて「ふんっ」ってやるとドライブシャフトが抜けます。

新旧？比較。
古いのはジョイントがクタクタで、動きも柔らかい。
リビルトはしっかり？かっちり？してる。

用意したのはモノタロウでノーブランドのリビルト品。片側1万！新品は片側6万だったかな、するのでかなり安い。
近くで見ると、シャフトのサビを落とさず、そのまま防錆塗料？を塗った感がありますが、値段を考えれば十分でしょう。

オイルシールも交換しようと思ったら、買うの忘れてました。

何も問題ないことにして、もとに戻します。
先端のCリングの切れ目が下に来るようにしてミッションに差し込みます。

差し込みが甘いと抜けちゃうので、奥まで入れてね❤

右(運転席側)のドライブシャフトは下からこじこじできるので楽ですね。

次はブーツ！
ロアアームのRピン外してナットを緩めます！(17mm)

叩いても抜けにくいので、大人しくプーラーで外します。

ドラシャは邪魔なのでテキトーに吊っておきました。
今見ると中々怖い吊り方。

ブーツを外して

グリスを拭いて、新しいグリスを塗ります。

使用グリス : WAKO'S マルチパーパスグリース MPG

ブーツ : 51225-S2H-003
ナット : 90363-S47-000
ピン : 90701-SX0-003

ブーツは大野ゴムのDC-1631を使用。

ロアアームのナットのトルクは49-59Nm
ナットとピンの位置合わせが有るので、そこだけ注意。

次はタイロッドエンド。
やり方は同じですね。

ブーツ : 53546-S84-003
ナット : 94030-10080
ピン : 94201-20180

ブーツは大野ゴムのDC-1167Aを使用。

指定トルクは43Nm

ピンの折り方は純正と同じように。

順番が前後してしまいますが…。

ドライブシャフトをハブに嵌めて、181Nmで締めます。
トルク締めできたら、カシメと念の為の合いマークも。

ハブナットはリビルトシャフト付属の物ではなく、大野ゴムのRN-1018を使用。

純正品番 : 90305-692-010

ついでにミッションオイルとエンジンオイルも交換して、目検でトー調整して、おしまい。

M/T温度計はデータが何となくわかったので、撤去。
次回から抜きやすくなるかと思いきや、やっぱりブレースが邪魔。
エンジンオイルのEZバルブも撤去。
精神衛生的に、やっぱりドレンボルトとパッキンがいい。


M/Tオイル : TAKUMI MULTI GEAR 75W-90
エンジンオイル : CASTROL GTX ULTRACLEAN 5W-30
オイルフィルター : モノタロウ UO-53

M/Tオイルは何だかんだこれが良いのかも。
前回交換から1万km程ですがシフトがスコスコ入るようになりました。

エンジンオイルはホンダ純正 ウルトラ LEOからの交換。
今まではCASTROL EDGE 5W-30 を使用していましたが、エンジンの静粛性、燃費はホンダ純正のほうが良かった気がします。
高回転も問題はありませんでしたが、粘度的にはやはり街乗り向けかな？と。
今回このオイルにしたのは安かったからであり、気に入らなければホンダ純正 ウルトラ LTDを入れてみます。

余ったオイルは別の容器に移し替えて、ドラシャのスプラインや、オイルフィルターのOリングに塗る用に取っておきます。

ドラシャは分解時にグリスの乳化が発覚。
ブーツバンドは無かったのでタイラップ。
ロア、タイロッドエンドブーツはひび割れがあったため交換。
タイロッドのブーツは負荷がかかるとこでもないので、そのうちタイロッドASSYで交換します。

1ヶ月以内で車検ですが、交換箇所は無く通ることを祈ります。