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2015年02月07日 イイね!

3.車についての持論(軽い車についていかない)

3.車についての持論(軽い車についていかない)自分が運転している車がコンパクトカーやロータス・エリーゼなどの軽い車なら別ですが、私の車程度ならば、速いコンパクトカーに何も知らずについて行ってはいけません

私がまだサーキット走行の難しさがわかっていなかった頃に、筑波2000を走っていたときの話です。
前方にドンガラのマーチが走っていまして、結構速くてすごいなーと思っていたんですよ。
「よし、あのマーチについていって走り方を憶えよう」
そう思ってついていったことがあります。
そして、1コーナーで同じ速度で進入してハンドルを切ったのですが、、、曲がらない。
完全に前輪がグリップしていない状態でした。
私は何故曲がらないか分からず、非常に焦りました。
曲がらないからもっとハンドルを切る、しかし全く曲がる気配が無い。
車は、私がハンドルを切ってから減速することなく、コース外にあるスポンジに突っ込みました。
生涯初のクラッシュです。

これを理屈で考えてみましょう。
自動車専門家ではないので、分かる範囲で考えればよいと思います。
マーチは曲がれたけどアクセラは曲がれなかった。
マーチのタイヤ4本は遠心力より高いグリップ力(遠心力と同じ量の向心力を得られていた)を持っていたが、アクセラのタイヤ4本は遠心力より低いグリップ力(遠心力より少ない量の向心力しか得られなかった)しかなかったことになります。
では、遠心力(向心力)から2台の状況を比較したいと思います。
分かりやすくするために、タイヤのグリップ力は2台とも車格に対して同じ程度だったと仮定します。
遠心力は次の式で求められます。

F=m(v^2/r)
F:遠心力
m:質量
v:速度
r:コーナーの半径

今回の条件は、速度は2台とも同じ、1コーナーでしたのでコーナーの半径も同じとします。
よってvとrは無視(消す)します。
すると遠心力は以下の式に変わります。

F=m

つまり、質量が多いほうが遠心力が大きいということになります。
例えば、私が子供の頃、公園に「回旋塔」という遊具がありました。
ご存じない方は検索してみてください、すぐに出てきます。
遊び方を簡単に説明しますと、両手で回旋塔の握り手をつかみ、自ら走って円運動をさせます。
やがて回転速度が早くなり、地面から足を離すと遠心力で体が浮いて、自分も円運動と共にグルグル回ることができます。
このとき握り手には自分の体が飛ばないよう(遠心力)に力を入れる(向心力)必要があります。
では、ありえませんが、背中に5キロのお米を背負って同じこと(遠心力)をしてみたらどうなるでしょう。
このとき握り手は自分の体重とお米の5kgの重さ分の力(向心力)で握っていないとなりません。
手を放してしまおうなら、自分は遠心力に負けて遊具から吹っ飛んでしまいます。
例えが悪いですが、つまりこういうことです。

さらに話が逸れますが、式の中の「v^2」に注目してください。
遠心力は速度の2乗の力がかかります。
条件として、仮に2km/hで旋回した場合は2^2=4の遠心力がかかりますが、その2倍の4km/hで旋回した場合は4^4=16、、、16/4=4倍の遠心力がかかります。
・・・速度を2倍すると遠心力は2倍ではなく4倍かかるのです。
書いていて思ったのですが、コーナリング中にアクセルを踏んでアンダーが出るか出ないかのギリギリを保っているときは、単純にスロットルの量を2開いたとすると、アンダーステアは4倍の力を持っていることになるんですね。
コーナリングでグリップを得るギリギリのところを狙おうとすると、アクセルの調整が非常に難しいということがわかります。
・・・今知りました。

さて、話を戻します。
なに話してたっけ・・・。
そうそう、質量が大きければ遠心力も大きいってことが分かった、という話でしたよね。
マーチよりアクセラの方が質量が大きいですよね。

結論
アクセラは質量が大きいにも関わらず、質量の小さいマーチの旋回について行ったけれど、アクセラだけが曲がることができなかったということです。
これを曲がるようにするには、タイヤの横グリップを上げて遠心力に対抗(同等の向心力を得る)するか、進入速度を低くしてマーチと同じ遠心力にする必要があります。
こういうことを分からずにマーチについていった結果、クラッシュという大きな代償を払ったわけです。

ついでに、このときに取るべきだった行動を記しておきます(理由は時機に説明をしたいと思います)。
どちらもコース内に車が居るうちが条件です。

行動1)ハンドルをまっすぐに戻して、全力でブレーキをかけて停車する。
行動2)ハンドルをまっすぐ近くまで戻して、強くブレーキを踏み、すぐにブレーキを戻しながらハンドルを再び進行方向にきり始める。

基本的にはこの2つしかできることはありません。
これで駄目ならば、結果は同じくクラッシュです。
ここから学べることは、このような事態にならない行動を取るべき、ということですね。
私の失敗をお教えしましたので、これをご覧になった方は同じ失敗をしないようにしてください。
そして、いずれ書くであろう「危険回避行動」の重要さを感じていただければと思います。

まるっ。
Posted at 2015/02/07 19:43:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車についての持論 | クルマ
2015年02月03日 イイね!

2.車についての持論(アンダーステア)

2.車についての持論(アンダーステア)○アンダーステア(コーナーを自分の思い描いたラインで曲がれず、車が外に外にとはらんで行くこと)時のちょっとした工夫

私の車は、理想の速度でコーナーに侵入すると見事に理想を崩壊させて曲がらない車になります。
直線番長ですから仕方ないのかもしれませんが、曲がりたいですよね。。。
でも、もし車が言葉を話せたならば「冗談じゃないよ、曲がれない速度で進入するお前が悪いんだよ」と反論するでしょうね。
そのとおりだと思います。
そう言っても、やはり早くコーナーを脱出してストレートで加速したいのが本音ですよね。
それを強く意識するほど、アンダーステアになってコーナーを曲がりきれなくなります。

コーナーとアンダーステアについて、少し考察してみましょう。
まず、コーナーについての考察です。
コーナーのもっとも基本的な形は「U」形ですね。
では、ここで算数的にこの「U」をX・Y軸のグラフ上で分解してみましょう。
条件は、「U」の曲線は真円をちょうど半分に切り取った形とします。
180度曲がっている(コーナー)部分をX方向とY方向の線で表現(分解)すると、「│」と「─」が順番につながる階段状の、でも一歩引いてみてみると円形をしているものができますよね。
これが、円の本当の顔です。
どんなに細かくしていっても、「│」と「─」が順番につながる円形になります。
つまり、「円の正体は線」なんです。
(厳密に言うと、線の方向は斜めです。こんなの「/」。この斜めを縦と横に分解したものが「│」と「─」になります。ここでは、最初から分解したものを前提に話をしています。)
では、この「│」の数と「─」の数を数えてみてください。
人によって、分解する大きさが違うので数が変わると思いますが、それは当然なので気にしないでください。

たとえば、進入からコーナー真ん中までの「│」が5個、「─」が5個、真ん中から出口までの「│」が5個と「─」が4個とします。
すると、このコーナーは以下のように説明できます。
「縦に5こ進んだあと縦に5こ戻ってきます、さらに横に9こ進みます。」
はぁ?って感じでしょうか。
ですが、こういうことなのです。
これが、このコーナーをもっとも短距離で処理できる条件なのです。
今回の例えは真円の半分・・・半円をコーナーとしましたが、アウト・イン・アウトのラインでも同じように分解すれば、同じような結論になります。

お話を進めます。
アンダーステアで悩む多くの方は、コーナー出口で困っているのではないでしょうか。
私はそうだったのですが。
その場合、前述した内容を思い出してください。
このコーナーは横に9こ以上移動する必要は無く、縦は往復するだけで通過できます。
それ以上の移動をすると、コーナーから外れてしまいますよね。
この、外れること、がアンダーステアです。
出口でアンダーステアがでる場合は、前述した後半の4こ以上の移動をしてしまっているからです。
これは、早くストレートを加速したいという焦りによる、アクセルの早踏みが原因です。
(・・・このHPはど変態FFのお話ですので、お忘れなく。)
早踏みをすることにより、横に合計9こ以上進んでしまい、まだ車の方向が次のストレートに向いていないのです。
噛み砕いて説明しますと、横に9こ進めば縦方向を走るだけで車の方向は正反対に変わるのに、横に10こも11こも進んでいるので未だに車が横に向いたままなのです。
この解決方法は唯一つ、ストレートの為の加速を「待つ」ことです(つまり横に進むのは9こにすること)。
時間にしてわずか0.5秒ほどだと思います。
私はアンダーステアになる度に「俺は0.5秒も待てないのか」とよく苦笑しています。
今でもアンダーステアになるときはありますし、そのたびに苦笑していますが、以前よりだいぶ頻度は減りました。

まとめます。
出口アンダーステア克服法は次のとおりとなります。
「0.5秒我慢してから加速する」
これが私のちょっとした工夫です。
効果は覿面でした。
余談ですが、コーナー進入でアンダーが出る方は進入速度を落とすこと、突っ込みすぎないことがキーポイントです。
タイヤのキャパシティを超えているために起きるので、そこらへんを考慮して進入すると良いと思います。


余談:本当はグラフを手書きで載せようとしたのですが、手抜きをしました。
ごめんなさい。。。
Posted at 2015/02/03 01:40:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車についての持論 | クルマ

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