FOCAL PS165FE  

フォーカルスピーカー『PS165FE』のパーツレビューです。

フォーカルの中でも人気の高いPS165FEを、ヴェルファイアに取り付けてサウンドの検証をしました。
結論から言えば、良い音になりました。サウンドの全体像が豊かで、中高音域に幾重にも層を感じる表現が魅力のサウンドです。
また、聴いた感じは山なりの聴きやすさを感じますが測定するとビジットフラットになることが多いです。これはどういう事かというと『聴きやすいけど緻密な表現で明瞭感もある』不思議なスピーカーです。

音を決めるにあたって純正のままではスピーカーのコントロールが難しいため、DSPでコントロールする事が必要でした。今回の検証もビートソニックTOON-Xで調整して鳴らしています。

ツイーターの設置位置が悩ましいところです。全くサウンドのことが分からない方のために簡単に説明します。
音の印象（特徴）をつけるためにツイーターは大きな役割をします、ツイーターから出る音はクリアで直接耳に届けることが大切です。また2ウエイスピーカーの大きなスピーカーと小さなツイーターの波長を合わせる事が大切です。スムーズに繋がったサウンドは気持ちよく感じます。
具体的にどうするかと言うと距離差で生じる波長のズレを合わせて整えます。これは同じ距離にする事ではなく、ツイーターの距離を少し変えて波長を合わせると言う意味です。この合わせが出来ていないと高音が引っかかったりキツイ音に感じます。
同じ様に向きや角度も大切なので試してみると面白いと思います。
上記の理由から当店では純正位置に付けることはほとんどありません…ちょっと話が難しいかな。でも皆さんもぜひ試してくださいね。

今回はヴェルファイアはドアミラー裏にツイーターマウントを作成して取り付けました。この詳細はパーツレビューに掲載していますので、ぜひご覧ください。

DIY愛好者やショップでの取り付けを考える方々を含め、アルファードやヴェルファイアのサウンドが一層広まることを期待しています。一緒に楽しみましょうね。