ディーラーから2枚の見積書をもらって家に帰り、見比べます。
S3の方は、ナバーラブルー の在庫車で、マトリックスLED、アシスタンスパッケージ、マグネティックライド、カラードブレーキキャリパー、B&Oと、ほぼフル装備。
かたやA5スポーツバックはクワトロSラインでスクーバブルーの受注生産車となり、セーフティパッケージ、バーチャルコックピット、B&Oを付けています。
この時点で約100諭吉の差が付いていますが、S3は在庫車なのでかなりの値引きが期待できる反面、A5はそれが殆どないと思われるため、実際はもう少し差が出る計算になります。
我が家の大蔵大臣との予算折衝で与えられた予算は500諭吉まで。これにゴルフGTIの下取りを加えると、S3は何とかなりそうですが、A5は…
クワトロを諦めれば可能性はありますが、アウディ素人としては『クワトロ』の響きに憧れます。試乗した感触も良かったので、簡単には諦められません。
こうして悩んだまま、秋に入ると仕事も忙しくなり、ディーラー巡りも一時ストップ。何度かアウディの営業さんからはメールをもらいましたが、なかなか足を運ぶ暇もなく、また大臣に追加予算の申請も言い出せないまま、気付けば10月。
その間もネットでアウディ関連のブログや記事のチェックは欠かしませんでした。特に『みんカラ』アウディオーナーの皆様のブログ、とても参考になるもので、同じものを何度も読み返したりして過ごしていました。
そんなある日、いつものように関連記事をチェックしていると、綺麗な青いクルマが目にとまりました。
©️FCA Japan Ltd.
アルファロメオか…カッコいいけど大丈夫なのか?しかし、価格は魅力的だなぁ。近くにディーラーもあるし、少し覗いてみるか…
そんな調子で10月も中旬を過ぎ、少し時間が取れるようになったので、休みの日にアルファロメオのディーラーに。
丁度新型ジュリアの発表展示会期間中だったこともあり、ショウルーム内はかなりの混雑ぶり。試乗の順番を待つ間、ショウルーム内のジュリアをチェック。エクステリア、インテリアともにいい感じです。特にインテリアはクラスを超えた質感を感じます。
まず、ドアを開けると、高級感漂うインテリアがお出迎え。
艶消しのウッドパネルが室内を明るく彩り、高級感溢れる雰囲気を演出しています。
さらにはハーマンカードンのオーディオが標準装備!アルミで縁取られたスピーカーがキラキラ輝いています。
待つこと約1時間、ようやく試乗の順番が回って来ました。
「このインテリア、すごいですねぇ」「やはりイタリア車ですから、インテリアの細部にまでこだわっています」
「ところで、昔はイタリア車=故障というイメージでしたが、大丈夫なんですか?」「今は部品にドイツ製のものを多用しており、ドイツ車と変わりありません」「なるほど」
そりゃ営業さんが「はい、故障しやすいですよ」と言う訳はないですね。
そんなこんなで試乗スタート。エンジンをかけると、結構勇ましいアイドリング音が聞こえてきます。その音はバタバタバタという感じで、悪く言えば雑な音です。この辺りはイタリアを感じます。
乗り味は極めて普通。イタリア車だからもっと刺激的かと思ったら、そういう所はありません。
結論から言えば「スタイリングとインテリアセンスはピカイチだけど、他の所はごく普通」です。また、個人的に受け入れ難かった点として、オプションでもナビが付かないことが挙げられます。
聞けばスマホを介してでないとダメとのこと。いちいちコードを差し込むのも面倒だし、スマホがコンソールからダランとぶら下がっていては、折角の芸術的なインテリアが台無しです。これは頂けません。
「将来的にはどのメーカーもこうなりますよ。アルファロメオはそれを先取りしただけです」と営業さんは言いますが、やっぱりナビは付いていてほしい。
という訳で、流麗なスタイリングと垂涎のインテリアを持つジュリアでしたが、その他には特筆すべきところはなく、A5スポーツバックのバランスの良さを改めて認識することとなりました。
ただ一点、価格以外は(^_^;)
《続く》
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2018/03/09 18:00:36