見た目より走り。正統派の「GT」

歴代カローラの中でも割と気の強そうなデザインだと思います。



サイドウインドウがスラントしているのとドアに余計なプレスラインがないのでシンプルでも流麗な印象。
一方でフロントグリルやテールランプ～トランクに横への広がりがないので、いかにもコンパクトカーというイメージになっているのが惜しいところ。
リヤバンパーはちょっと重たそうですね。トランクリッドを伸ばすなどしてラインに変化が欲しかった。



内装はとにかく地味。
フィールダーのダークグレーならGTらしさも出せたかと思いますが。
装備もせめてマップランプは欲しかった。

150ps/1160kgなので余裕があります。高速は特にその恩恵が大きい。合流も巡行も快適です。
足回りも安定感があり速度が出ていても怖さがありません。
ただ、電スロのダルさとクラッチの曖昧さで折角の性能がぼやけて感じられるのは実に残念。

取り回しの良さは完璧。
最近の車はボンネットが見えないのが嫌いだったのですが、アクシオはなぜか車両感覚が掴みやすい。初めて通る狭い道でも臆することなく入っていけるのは相当に心強いのです。

標準でTRDのサスとスタビライザが入っています。
ノーマルと比べると当然固めですが、ゴツゴツ感はなく踏ん張っている感じ。段差などの入力は一度できれいに収束させてくれます。流石のチューニングであり弄るつもりはありません。

エンジンも静かです。ただロードノイズやトリムの軋み音はちょっと気になるかな。

セダンですので…。
とは言えトランクはかなり広く、キャンプにも行けます。
トランクスルーはないので長物は苦手です。

各部に小物入れやドリンクホルダがありますが、いまいち使いにくいです。サイズが半端で何を入れたら良いものか…。
中央のドリンクホルダはシフト操作の邪魔になるし、ドアポケットは取りづらい。トリム形状のせいでボトルホルダに入れるタイプのごみ箱は入らないものもあります。

特に燃費を意識した走り方はしていませんが平均して12～13km/L。16kmを超えることもあります。
ハイオク指定なのでコストはかかりますが、通勤車ではないので個人的には全く問題なし。

その特殊性というのもありますが、新車価格で250万円はカローラとは思えないほど高いです。

私は中古で入手していますが、どうしても低グレード感を払拭すべく頑張ってカスタムしてしまうので、後の費用もかさんでしまいがちです(笑)