タイロッドエンド・リアトーコントロールリンク交換&簡易アライメント調整
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
走行距離:154460km
ピロ系部品のガタがきてしまい、ジャッキアップ時にタイヤを揺するとトー方向にカコカコしてしまうので交換しちゃいます♪
ついでに、現在ハンドルセンターがステアリング外周で指2本分ほど左にズレてるのでそれも修正しましょう…
2
と、その前に現状の1G状態でのアライメントを確認しておかないといけません。
ここでは愛用のイケヤ製メープルA1ゲージを使用します。
写真はリアトー計測中の状態です。
リアの測定が終わったら、治具を入れ替えてフロント側も同様に測定します。
キャンバーは四輪ともほぼ2.9度で揃ってるようなので、今回はトーのみ調整で大丈夫そうです。
交換前の計測値は・・・
左F:イン40分(!) 右F:±0分
左R:イン5分 右R:イン5分
でした。
左Fのズレがかなり大きいので、ハンドルセンターがかなり狂っていることも説明が付きそうです。
これを補正する方向で調整します☆
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ジャッキアップして0G状態でのトーを測定します。
部品の交換前後でこの数値を確認して合わせておくことでジャッキダウン後の調整をなるべく手早く済ますことができますね。
今日の場合は補正を掛けるので、0Gでの数値と1G状態で確認した補正量をMIXしてセットアップします。
今日の場合は左Fのみ40分イン側に向ける修正を行う必要があります。
4
で、タイロッドエンドの交換に入ります。
いちおうKTSのタイロッドエンドも、純正と同様ピンにテーパー加工されてますが、全くナックルに喰い付いてなかったので、エンドプーラーなどの工具がなくともナット緩めたらスンナリ外れましたf^_^;
写真は外したKTS(青)と、今回取り付けるムーンフェイス(銀)のタイロッドエンド対比です。
KTSのは、固定ネジ部をもってぶら下げると自重でプラプラ動きました…ボールと受部の間にクリアランスが目視できるほど磨耗しており、完全に逝ってます(汗)
5
で、ムーンフェイスのバンプアジャストタイロッドエンド取り付た写真をお披露目しましょう。
組み付けるとき、説明書の指示通りにダストブーツのリップ部に万能グリスを塗って、ナックルとの密着性を上げておきました。
この状態で、トーの角度を先ほど(3項)算出した値に仮合わせしておきます。(最終調整はジャッキダウン後)
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次に、リアのトーコントロールアームを交換します。
こちらもパーツ入れ替えのみなので簡単といえば簡単ですが、アームがターンバックル式になっているので僅かな調整でトーが大幅に変化してしまいます。。。
まずは新旧アームを並べてなるべく同じ長さに合わせた上で車両に組み付けていきます。
もちろん、写真上のオレンジのロッドが新しいほうで、NMBピロを使ってあるR-Magic製です。
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とはいえ、ボルト穴のガタ分だけでも20分以上変化してしまうのでドンピシャにセットアップするのは根気勝負ですf^_^;
こちらもとりあえず交換前の数値で仮合わせして、ホイール組んでジャッキダウンします。
しかしこの写真で下のほうを走ってる金色のアームもR-Magic製のトレーリングリンクなんですが…
もう古いのでアルマイトがかなり退色しちゃってますねf^_^;
もともとは多分、今回取り付けたアームと一緒の色だったはずなんですけどね。。。
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ジャッキダウン後、再度測定・・・
希望の数値から大幅に外れていればやり直しです。
フロントはステアを切ってあげれば接地状態でも調整可能ですが、リアはジャッキアップしてタイヤ外さないといけないので手間がかかります…
今回は左Fと左Rを2回ずつ調整してやっとバランス取れましたが、最後の測定してる頃にはもう暗くなってきたので投光器を持ち出すことになりました。
最終的には、
左F:アウト1~2分 右F:アウト1~2分
左R:イン5分 右R:イン5分
って感じまで詰めることができました。
Rのトーは、0か、もうすこし±0に近づけたかったのですが、調整が面倒すぎるので妥協ですf^_^;
フロントは、今のところ停止状態ではハンドルセンターもドンピシャで合ってるようなのでこのまま明日テスト走行してみて、必要であれば±0を目指して再調整したいと思います。
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