カーボンを除去する走り方😆

※ 本日は車両メンテではありませんが・・・

もう30年以上前のこと、私がミニに乗る前にお世話になっていた地元の「ｉ自動車」という車屋の親父さん（いわゆる長老のような人）に「今度ミニに乗ることにした」という話をしたとき、親父さんから

「ああいう設計が古い英国車は、エンジンにカーボンが溜まって不調になりやすいから、努めてカーボンが除去されるような走り方をしなさいよ😊」

と言われ、その走り方を教えて頂きました。

それは月に数回、高速道路を80〜100km/hくらいで走行し、その際、アクセルを一定に保ち、定速走行すること。そしてアクセルをほんの少しずつ戻していって、それでも速度が全く落ちないギリギリのポイントまでアクセルを絞り、それをキープして無駄にアクセルを踏み込まないように注意して、そのまま1〜2時間にわたり定速走行すること。間違ってもアクセルを必要以上に踏み込んではいけない。アクセルギリギリで長時間走ってやれば、エンジン内が最適の混合気で綺麗に燃焼するからカーボンも焼けて全部除去出来るから・・・というものでした。

ですので、エンジンを停止する前にアクセルをブォンブォンと空吹かしするなんぞは正に愚の骨頂、不完全燃焼したカーボンが溜まる一方なので、そんな乗り方を絶対にするんじゃないよと釘を刺されました😅

あれから30年余り・・・。現在では出来る限り通勤時に「山口宇部道路」という自動車専用道路を利用し、親父さんから教えてもらった「高速で速度をキープ、スピードが落ちないギリギリまでアクセルを絞り定速で走行する」走り方を心がけて来ました。

そのおかげか、毎朝けっこう暖気運転に時間をかけている割には、エンジン、ミッションをオーバーホールした際、想像していたよりもカーボンは少なめ（←自己満足の世界）でした。

特に、ミニデイとかミニフェスで何時間もこのカーボンを除去する走り方をすれば、エンジンが非常に軽快に回るようになります。
ただ、そういう走り方というか、方法については、他の人に語ったり、伝えたりしたことは、これまで一度もありませんでした。

ですが・・・

昨日、たまたまYouTubeの動画を見ていたら、「東京セイコー」さんという栃木県にあるオールドアルファのレストア等をされている車屋さんの動画で、私が30年以上前に教えて頂いたこととまったく同じことを、赤いツナギを着た方が話しておられたので、ビックリするとともに、「あゝあの親父さんが教えてくれたことは本当だったんだ・・・😆」と非常に嬉しく感じた次第であります。

この先、10年、20年とミニに乗り続けていけば、いつかは再度エンジン、ミッションをオーバーホールしなければいけない時が来ると思います。そのときカーボンが綺麗に焼けている状態でありますように、これからもしっかりとカーボンを除去するようなアクセルを踏み過ぎない運転に努めたいと思います😆

ちなみに、こういう表題の動画もありました。大変参考になりました😆