ワコーズ パワーエアコンプラス(WAKO‘S PAC-T)添加
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
先日、とんこつラパンにも添加したWAKO‘S PAC-Tを、マシンX(-TRAIL)のエヤコンにも添加していきます。
PAC-TはPAC-P(パワーエアコンプラス)の、トヨタ系ディーラー向けパッケージ版と聞いたことがありますが真相は不明です。
今回もマニホールドは使わず簡易ガスチャージングホースを使っていきます。
1700円台で買ったものです。
2
外気温はエクストレイルのメーター読みで25℃。
エアコン吹き出し口温度を測るのに使った温度計で26℃あたりを表示してました。
実際、体感的にはiPhoneの天気アプリ通り22℃くらいだったんじゃないかと思いますがここはエクストレイルの外気温度計基準で話をします。
3
添加前は、
エアコンON、内気循環、温度最低、風量最大、吹き出し口の選択は、上だけ(察してくださいw)
で、中央吹き出し口の運転席側でアイドリングで測定。
この吹き出し口はラパンはアナログ時計埋め込んで塞いでしまったのでラパンの時は一番運転席側で測定しました。w
少し放置してだいたい9.6℃。
4
エンジン停止して、チャージホースの缶側の開缶針のハンドルをいっぱいまで弛めておくのを忘れずに。
PAC-Tをねじ込んで準備完了。
5
L側配管のサービスポートからキャップを外し、クイックカプラ接続。
エンジン停止状態なので赤の範囲まで圧力計が上がります。
その状態で缶を少し弛めてホース内のエアーを配管内からのガスで押し出してエア抜き、置換します。
すぐに缶を再度閉めないと車側のガスがどんどん抜けていってしまいますので少しで良いと思います。
今回はシュー音がラパンの時よりだいぶ勢い弱く感じたので数回やってしまいました。
エア抜き用のバルブなどがあればそこからエア抜きしてパージすれば良いですが、このチャージホースはエア抜きが付いていないのでその様にしました。
わかってても流れで作業してると、開缶針の戻しが甘くて缶をセットした時にいきなり穴開いて全部中身を無駄にしたり、
缶のセットが甘いままクイック接続しちゃって盛大にガス抜いちゃったり、エアコン側に盛大にエア吸い込ませちゃったりやりがちなので、わかってても事前にシミュレーションしておくのが良いです。
特に家族がいる方は、途中で話しかけられたり、車動かしてくれとか言われたり宅配便が届いて中断したりとかで、「わかってても」やらかしがち(俺だけ?)なので気をつけてください。w
添加剤も高いしエアコンガスクリーニング高いし、やらなかったらコンプレッサーなど壊して自分でやるにしても高額修理になるしでろくなことないので冷えに満足してるならやらなくても良い作業ではあると思います。
添加剤にもコンプレッサー等の保護の効果を期待していますが、そういうわけで手順を間違えると一発で台無しになるんで、リスキーなことはやらないタイプの方にはオススメできません。(私はリスキーなの大好きな攻めの性格なのでやりますがw)
やるにしても静かな環境でじっくりやるのが良いと思いますよ。
今日も庭いじりしてた家族に何度も邪魔されて気が散ってやらかすところでした。w
6
A/C ON、温度最低、風量MAXでエンジン始動してゲージ確認。
だいたい2kg/cm2(約0.2MPa)ちょいあたりをさしていました。
参考までに記録。
しかしこのゲージ、PSIとキロ併記ですが日本国内で普通に売ってて良いもんなんでしょうか?
この業界のことは知りませんが、油圧など圧力計は、現在ではSI単位系のPaのみ表記し、キロとの併記などしたものは正規で販売禁止だったと思うのですが・・・(併記可能だった猶予期間に作ったとも思えないし)
まあチャイナ製品でんなこと考えてても仕方ないですねw
無駄話はこの辺にして先に進みます。
7
ハンドル締めていき開栓!
ゆっくり締めて穴が空いた瞬間を確認後、いっぱいまで締めて、そこからまた弛めていきます。
穴が空けば良いだけですが、す早く締めていっぱいまで針を出した状態で終わりにしてしまうと針が空けた穴を塞いで栓をしてしまい缶の中にガスや液体(オイル)その他が残ってしまうことがあります。
これも意外な盲点ですね。
車のエアコン本体はもちろん、添加剤自体も高いものなので、
くどい様ですが、私が「わかってても」シミュレーションしておいた方が良いと思う理由です。
8
缶がキンキンに冷えてきますので手袋等はした方が良いと思います。
缶を手で温めながら振って少しでも無駄にしない様に心掛けましたが、さてどうでしょう?
入れ終わったら次はクイックのほうを外して配管のサービスポートにキャップ締めて終了です。
間違っても缶を先に外したらダメです台無しになります。
エア抜きボタンやゲージの一次側二次側それぞれにストップバルブが付いてればとも思いますが、
結局バルブ開け閉めの手順も増えるし間違えたら終わりなので漏れる原因にもなるしこれがベターなんですかね?
せめて缶の直近にバルブが付いてれば途中で中断できるのになあと思います。
まあ文句言うならちゃんとしたマニホールド使うかスナップオンのマシーン持ってるところに持って行けということですね。(また無駄話がはじまったw)
ゲージ繋いだ時点、エンジンかけた時点で圧力等がおかしかったり、そもそもエアコンに不具合があって添加剤に頼ろうとしている場合は、一度冷静になって作業を中断し、根本的なメンテナンスを検討することをオススメします。
缶に穴をあける前ならまだなんとか振り出しに戻れます。
開缶前に中断の判断をしてホース外す際は慌てず冷静になってくださいね。(この時点でクイック外す前に缶を先に外してしまうと終わります。保険のバルブが無いので。)
とっても簡単な作業で、ほんとに誰でも出来る作業だと思うんですが、この様に実は落とし穴がたくさんある作業だと思っています。
「評判がよく、ちょっと高価な添加剤を車にご褒美」という気持ちを台無しにしない為にも、
よくシミュレーションしたほうが良いとしつこく書いておこうと思った次第です。
9
少し置いといたら6.9℃まで下がりました。
効果は絶大ですね。
「触らぬエヤコンに祟りなし」と普段から言っている自分ですが、これだけ効果を数字で見ちゃうとまたやりたくなっちゃうのでした。
ちなみに家のエアコンは自分で据え付けて配管〜真空引き〜ガスを規定量充填、漏れチェックとかまでセルフでやっています。(親が本業なのでw)
スナップオンのエアコンガスクリーニングマシーンとトルコン太郎が家に欲しいなあww
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