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ぐれんふぃでぃっく30Yの"Cちゃん、疾走するカピバラさん" [マツダ CX-5]

整備手帳

作業日:2022年8月27日

DPF洗浄 DIY(塵類流缶計画 サードインパクト 2 DPF分離)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 6時間以内
1
昨日の続き、いよいよDPFを単体にして洗浄前までの分解と器具のセッティングを行います。
いきなり最大の山場を迎えてしまいます。
10mmのアングル0度の板ラチェです。
これ、可能な限り新品の板ラチェを使ってください。
2
ここです、このDPFの遮熱版を止めている10mmのボルト4本を緩めるための板ラチェなんです。
隣がタービンで超高熱に晒され続け真っ赤に錆びているたった10mm、つまりM6のボルトのしかも目視確認できないところを緩めなければならないのです。
眼に見えるのは2本。
残りは裏にあります。
3
実際の作業画像は狭くて見にくいので外した遮熱版で説明します。
今見えているの上下の穴は目視が可能な2本のボルト穴です。
画像2の指さしてるボルトが上の穴。
4
そして90度右回転、つまりこの遮熱版と車両側の遮熱版の面がこの画像。
ここ、この穴の位置にボルトがあります。
完全に手探り。
しかも組む時も手探りですから厄介この上ない。
さらにエンジンルームの一番奥にあるので長身でもキツイ。腰が死にそうになります。
ナットならばベルハンマーでも吹いて置いとけば緩むことがあるかもしれませんがボルトだとそうはいかない。
バーナーは車両側の隙間が狭くて使えない。かなり厄介です。
5
遮熱版が外れたら腰が死ぬ以外は結構大丈夫かも。
DPF本体が見えました。
6
DPF本体上部の温度センサ?のカプラを外します。
これは作業スペースを確保するため。

差圧センサをホースごと撤去します。
差圧センサのホースは洗浄液にもよりますが溶ける可能性がありますから。
7
さて、ここから作業順序が分かれます。ショップなどのリフトが使えるならばここのナットは撤去。
リフトが無く、スロープやウマ&ジャッキならこのナットを緩めるだけにします。
8
差圧センサ固定鉄板の裏にボルト2本が見えています。
さらにDPFの先ほどの7の画像の中指の下側にナットがあります。
つまりDPFはタービンと5本のボルトナットで止まっています。
差圧センサの固定板のボルト、この画像の白いボルトも、
リフト→撤去。
非リフト→緩めるだけ。
にします。
9
運転席側前輪を外します。
10
このストラットとスタビリンクの間からエンジンルームを覗き込みます。
ライトがあると良いです。
11
手前に見えている丸いものはドライブシャフトのジョイントカップ。
その奥に14mmのボルトと段違いの変な14mmのボルトがあります。このボルトは2つとも撤去します。
非リフト・リフトとも外します。
DPFの重みでボルトが抜けにくいので、手前のボルトのフランジ下を長めのマイナスドライバーやタイヤレバーなどでテコ上げするとボルトが回しやすくなります。
12
外れたボルトはこんなボルト。
13
ボルトを外したら手前側のフランジ穴にロープやコードなどDPFを引っ張れるものを通しておきます。
後の作業でこのロープは大事な働きをします。
ロープを通したらタイヤをもとに戻しますが、回転する車輪にロープが巻き込まないようスプリングなどに固定しておきます。
14
こんな感じ。
15
リフト→スキップ
非リフトでジャッキアップ→スキップ

非リフトスロープ→先ほど外した差圧センサをホースを外したまま車両側のコネクターに接続します。
センサー本体やホースを固定する必要はありません。
同様にDPF本体上部の温度センサーのカプラも接続します。
これらの作業はスロープを自走する際にエラーをEUCに記憶させない処置です。
カースキャナーなどエラーを消去できるアプリや器具をもってるならばカプラの接続は不要です。
16
車両をリフトまたはジャッキアップ、スロープアップします。
車両の高さが出たら先ほどのロープやコードをホイールの隙間から車外へ出して引っ張れるようにしておきます。
そしてDPF上部の温度センサのカプラを抜いて差圧センサ自体を撤去します。
17
腹下に潜ってDPFと排気管を切り離します。
この時に排気管などを吊っているゴム輪と刺さっているシャフトの間をドライバーでこじ開けて隙間にシリコンスプレーを吹き込むとスルスルと手で抜けるようになります。
切り離したらガスケットを撤去。
このフランジ面を軽く真鍮ブラシなどで清掃して液ガスを塗ります。
18
液ガスは結構たっぷり使ってもいいかも。
よく見るとこのフランジから飛び出ているパイプは割の入った2枚の鉄板からできているのがわかります。
その割れ目から洗浄液がもれるので割の部分を重点的に盛ります。
19
洗浄用アダプターをセット。
このアダプター、まだまだ改良の余地がありました。
追って作成方法を紹介する時が来ます。
とりあえず画像は載せておきます。

接続したらDPF下部を吊っているゴム輪からDPFを外してフリーになっていることを確認。
20
アダプターはこんな感じ。
全て水道・排水用塩ビ管部品で出来ています。
バルブはゲートタイプ。
ですがボールバルブのほうが良いでしょう。
21
こんな感じ。
22
ヤバい、25コマしか貼れないのね。整備手帳。
M10の110mmボルト2本とナット、ワッシャ、水道のパイプ35mmにカットしたもの2本を使います。
ここも改良の余地がありました。追手の作業でバージョンアップします。
23
ダブルナットでスタッドボルトを抜いてしまいます。
24
抜いたスタッドボルトの代わりにこのロングボルトを水道管を差し込んでねじ込みます。
ねじ込んだ後DPFの奥側の影のナットと手前の2本のボルト、差圧センサの固定板の白いボルトを外し、大きめのドライバーでテコるとDPFがスライドします。
スライドしたら先ほどのDPF下部のロープを引っ張るとさらにスライドします。
この時あまり調子に乗ってロープを引っ張るとドライブシャフトのブーツを傷つけますのでほどほどにします。
25
7mmの燃料用パイプを差圧センサのパイプに刺します。
そこになんて言うの?あの水とかをチューって吹きかけるポリボトル、よくブレーキフルードなんかを洗い流すときに使うボトルの底を切り取って漏斗にしたものを差圧パイプに下側のホースに付けます。
普通の漏斗でもいいかもしれませんが漏斗が浅いと洗浄液がこぼれます。
こぼれた洗浄液は樹脂系の部品や塗装をたぶんやっつけそうですからなるべく深いもの、またホースは長いものを使います。
これですべての準備が整いました。

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この記事へのコメント

2022年8月28日 17:39
かなりの重整備ですね

ここまでのテクはないな…
コメントへの返答
2022年8月28日 18:47
はい。。。そこが最大のネックだったんです。
自分でバラしてて「これは無理だ、ショップならできるが。。。」と。
ちなみにDPFを下ろすなら4WDの場合、なんとこれが折り返しと言ってもいいくらいなんです。
前輪両足、ドラシャ、フロントデフ全てバラさないと降りない。
なので今回の作業は重作業ですが、これでも画期的に工数が少ないとも言えます
(^ ^;

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