シーケンシャルウインカーの取り付け ～配線編～

国産車のように並列ポン付けで流れてくれないのが輸入車のメンドクサイところ。球切れチェック監視のためのパルスが電流に乗っているためです。でも諦めることなかれ。

メカニカルリレーで通常の+12Vを流すことにより、シーケンシャル点灯も可能になります。ウインカー信号の先が電球ではなくリレーになるので、ハイフラ対策用のメタルクラッドを並列に接続する必要があります。

今回使用したリレーは、OMRONのG5LE-1 DC12です。1c接点ですが、4番を使わなければ1a接点リレーとして使用出来ます。エーモン4極リレー1個の値段で3つ買えます。配線のはんだ付けは自分で行う必要がありますが、そんなの朝御飯前。

はんだ付けした後に根元をゴム系接着剤で固め、収縮チューブで保護。

カチカチ音が聞こえないようにするため、ボックス内にエプトシーラーを敷き詰めて蓋をします。これはフロントのシーケンシャル内臓DRL用で、コーキングを施した防水仕様にしています。リア用は、更に外側にエプトシーラーを巻いて、耐熱TESAテープで巻き巻き。

リレーの定格電流は33.3mAと非常に小さいため、そのままだと球切れチェックで電流カットされてしまいます。そこで回避策としてメタルクラッドを並列に接続します。片方はボディアースでOKですが、プラス側はウインカー線のIN側（リレー手前）に接続する必要があるので、配線ガイドを用いて車内に引き込みます。

12V 21Wのとき、電流I=21/12=1.75A
1.75-0.033=1.717Aをメタルクラッドで消費させればよい計算です。そのときの抵抗値Rは、
R=12/1.717=6.99=7Ω以下であればよいことになります。

選んだメタルクラッドは50W 6Ωです。

R側のラゲッジトリムを一部外し、1枚目の写真のように配線します。常時電源はシガーソケットから、被覆を剥いてはんだ付け。上に伸びる電源は、リバース用カメラの信号に使うリレー用で、ハッチゲートまで伸びています。ウインカー配線の色は次の通り。

LH：白/黒　RH：緑/黒

メタルクラッドの配線は、ウインカー線のIN側にギボシ端子で共締めしています。リレーはLR纏めてタイラップで括り付け。外側もエプトシーラーでぐるぐる巻きにした結果、カチカチ音は全くと言っていいほど聞こえません。L側のリレー配線は、写真下に見える青と緑の配線です。

L側も同様にラゲッジトリムを一部外し、リレーから伸びるウインカー信号線を繋ぎます。サブウーファーがあるのでやりにくいですが、外さずとも配線加工は出来ます。

配線が全て終わったら、新しいユニットを取り付けて完成です！