スピードメーターの故障原因解析

スピードメーターが故障し交換し
ましたが、今度は壊れたメーター
の故障原因を解析します。

症状は
キーレス動かず、
トリップメータがエンジン切ると
リセット
などで、常時電源系の回路の故障が
疑われます。

基板単体までばらし、目で追って
電源系の回路を読み解きます。
常時電源とIG電源を逆流防止の
ダイオードを介して合成し
5V電源を生成するICに入力する
構成になっていました。

テスターで当たると、コネクタの
常時電源入力とダイオードの
入力（アノード）端子の間が
断線しています。
半田付け部分は問題なさそうです。

部品の配置の現物写真です。

配線は基板の裏表を行き来して
いますが、裏表を接続する
スルーホールの一つが断線して
いました。他のスルーホールと
違い中心が白っぽく変色しています。
腐食して断線したのでしょうか？

簡単な原因だったので修理してみます。
コネクタのピンとダイオードの
入力（アノード）端子をワイヤで
直結しました。

組み戻して車に装着し確認すると、
故障はすべて復旧しました。
意外とあっさりと直ってしまった。
メーター交換する前にやれば
よかった・・・ T_T) 。

ということで、直ったメーターは
バックアップとして倉庫で保管します。