SYMS COX BODY DAMPER Setting by SYMS  

「奥ゆかしく」効くパーツ筆頭
装着になかなか難儀したパーツです。(説明書がややこしいw)
このパーツは装着後の「効能」のどの点に期待して購入･装着するか、そして装着する車両がどういった状態かで評価が大きく分かれる商品かと思います。SYMSのこの商品はある程度走り込んだノーマル車両でセッティングを出したとのこと(諸先輩方の記事でそのように拝見した気がしますw)でしたが、モリモリにSTIパーツを装着したうどん号で感じた「効能」を公式製品紹介文に被せて評価してみます。

新しい発想により、ハンドリング性能と走行安定性を大幅に向上。
→★★★★(確かにわかる)
フレームに伝搬する高周波(高域?)のノイズ･バイブレーション成分を上手に減衰してくれているのか、特に「切り込んだハンドルを戻していく際の滑らか感･しっとり感が感じ取れます。 ちなみに「切り始め」のレスポンスアップはSTIのドロースティフナーが担当する(よく効く)領域ではないかと思います。

走行時の振動を軽減し、乗り心地と静粛性の向上を実現します。
→★★★(良くなった気がする)
若干アイドリング時のハンドルから来る微振動が減っている気がします。(ノイズに含まれる倍音成分の減衰が早くなった？) 装着後も高速巡行時は普通にうるさいクルマですが、オーディオの高域〜倍音成分は不思議と聞き取りやすくなりました。

(中略) 路面状況によって変化するボディの変形や振動を素早く、かつ穏やかに整える効果があり、乗り心地に影響する路面の凹凸による突き上げ感や、走行中の変形時に発生する反発力だけを吸収します。
→★★(時と場合によりわかる気がする)
大きな段差を乗り越えた時の純粋な突き上げ量はほぼ変わらない気がしますが、同時に発生する音のカドは丸めてくれている気がします。

また、ワインディングロードにおいてはコーナリング時のボディの揺り返し(反発)を吸収することで圧倒的な安定性をもたらすなど、その効果はドライバーだけでなく、同乗者も体感することができます。
→★★★★★(わかりやすい)
特にわかりやすいのが「一定の舵角を保ち続けるようなコーナリング中の」外乱(橋の段差や舗装の乱れからくるウェーブなど)や舵を雑に切り増しした時、どうしても発生するグワングワンした動きがスッと収束します。

結論
こっそり装着されるとわからないかもしれないが、こっそり外されるとすぐに違和感が出る系の「奥ゆかしい」パーツだと思います(笑) 上記評価もSTIパーツモリモリのうどん号+私の主観によるものなので感じ方は人それぞれかと思いますが、舵の戻し際の質感アップ･Gが掛かっている最中に踏んだ段差の収束の滑らかさは確実に感じ取れたのでその辺りにピンと来た方には心からオススメしたいです。