ファンベルト交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
車検時に、近いうちにファンベルトや水周りの交換をした方がよいことを指摘されていた。先週、パーツが届いたので、LLCやサーモスタット交換と同時に作業することにした。しかし、下調べによると、インジェクション車の1本ベルトは、かなり難儀をするらしい。
まずはオルタネーターのベルトカバーを外してみる。上の固定ボルトを外すのに、ラジエターアッパーホースが邪魔になる。また、下の10mmの固定ボルトは隙間が狭く、手が入らない。こんな簡単な作業でさえ、スペースがないとは、先が思いやられる。
冷却水の交換もするので、アッパーホースを外し、ラジエターの固定ボルトを外して、少しクリアランスを広げた。それでも、下の10mmナットを落としてしまい、しばし捜索することと相成った。
2
ベルトを良く見てみると、表面に無数のヒビが見られる。交換時期であることは間違いない。
3
フロントグリルを外し、エアコンコンプレッサー奥の、テンショナープーリーの13mm固定ナットを緩める。ここもクリアランスがないので、普通のラチェットレンチは入らない。スイベルレンチにアダプターを付けて、緩めた。
4
次にテンショナーアジャストボルトを反時計回りに回してベルトを緩める。このボルト、頭が四角でちょうどよいレンチの手持ちがない。しかたがないので、10mmのスパナを使って緩め、途中から12mmのスイベルラチェットレンチで回転させた。
5
プーリーから外したベルトを、最後にファンにくぐらせる。これがかなりやりにくい。ラジエターの固定ボルトを外し、ほんの少し外側にずらしてファンとラジエターのクリアランスを広げて、何とか抜き取ることができた。無理をすると、ラジエターのフィンを傷つけてしまいそうである。
抜き取るのに難儀をしたので、写真を撮り忘れた。これは、新しいベルトを逆の要領でくぐらせているところである。
6
外したベルトの内側を見ると、無数のヒビがあり、やはり交換時期だった。
7
ベルトの新旧比較。
8
取り外しの逆の手順で、ベルトをファンにくぐらせてプーリーにかける。
テンショナーアジャストボルトでベルトを張る。補機駆動ベルトテンショナープーリーとオルタネータープーリーの中央を指で軽く押したときに、ベルトのたわみ量が6.0mm~8.0mmとなるように調整する。
最後にカバーを取り付ければベルト交換は完了であるが、最初に紛失した10mmナットの捜索に無駄な時間を費やしてしまった。結局、ファンシュラウドの内部に落ちていたのを発見し、磁石でピックアップして事なきを得た。噂どおり面倒な作業だった。
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