ボルテックスジェネレーター取り付け

リアウィンドウの水滴除去対策として、ボルテックスジェネレーターを設置しました。

実は去年の内に取り付けは終わっていたのですが、効果の実証画像を添付しようと考えていたら年が明けてしまい、先日のオフ会でもこれ何？と訊かれることも多く、整備手帳にアップすることにしました。

ボルテックスジェネレーターとはランエボやインプレッサ等には純正オプション設定されているルーフ後端に取り付けるフィン状のトゲトゲのことで、セダンタイプのリアウインドウの傾斜部分の整流効果を高めてリアウイングに積極的に気流を当てようとするものです。

通常ルーフ後端部で気流は剥離してしまい、リアウインドウあたりでは巻き込みや逆流が発生してしまいます。

そこでルーフ後端部にフィン状の突起を取り付け、意図的に渦（ボルテックス）を発生させ、気流の剥離を遅らせてリアウィンドウ～トランクに沿わせる効果を狙ったものです。

詳細は以下の三菱自動車の実験レポートが公開されているのでそちらを参考にさせていただきました。

http://www.web-ab9.com/16J_03.pdf

三菱純正オプションものは、専用設計でルーフ後端に一体で貼り付ける構造なのですが結構高額なので、取り敢えずお試しと言うことでebayで10個入り4千円程度（送料込）の中空タイプのものを購入しました。

先程の三菱のレポートを参考に、ルーフ後端から100mmの位置に150mmピッチで8個取り付けてみました。
レポートによると、高さは30mm以下、コブ形状よりフィン（デルタ翼）形状の方が効果的とのこと。

予想はしていましたが、ちょっと大人げ無い外観にやっぱり止めとけば良かったかなとも思いましたが、、、

雨上がりのリアウインドウに水滴が残った状態で走り出したところ、6～70km/hでリアウィンドウの水滴がスーッと下に流れ落ちていきます。

今までは場所よっては水滴が上向きに上がったりしていたのですが、この小さなフィンの効果は予想以上でした。

高速道路で速度が上がれば、より効果が上がります。

S60はリアワイパーが無いので、雨降りの日の後方視界確保に費用対効果はまずまずといったところでしょうか。

サイドのエアロスタビライジングフィンについては効果の実感は薄く、どちらかと言うと見掛け重視でしたが、このフィンは想像以上に実用的でした。

他社流用で一体型のものに替えようかとも考えましたが、思いのほかしっかり固定されているので、暫くこの状態で様子を見ようと思います。

ボルテックスジェネレーターについてはみんカラや個人のブログでもいろいろ試されてレポートしている方も大勢いる様なので、興味のある方はいろいろググってみては如何でしょうか？