Defi Racer Gauge N2 ターボ計 φ52 ブルー (DF16001)
(写真の取付方法は別売の同社製フィッティングキットを使用しています。)
自動車やバイクなどの計器メーカー日本精機株式会社のアフターマーケットブランド 「Defi (デフィ)」 から発売されているメーター Racer Gauge N2。
そのラインナップから、Φ52 サイズ、盤面色がブルーのターボ計 (以下ブースト計と表記) を購入、取り付けました。
メーカーの日本精機とは、冒頭にもあるように自動車やバイクなどの機械で使用される計器メーカーでその品質は純正採用もされるような品質が売りのメーカーです。
みんカラ内で調べてみるとホンダなどの自動車、バイクなどで採用実績があるという記事を見かけたことがあります。実際は知らないだけでその他のメーカーでも採用実績がある可能性が高いです。
私の生活の中で探してみたところ、職場 (病院) の自家発電機の計器に 「NS」 のロゴが入っている計器を発見! (写真4)
皆様の生活の中にひっそりと採用されているんですね。
そんな信頼あるメーカーが一般消費者向け、つまりアフターマーケット製品としてブランド 「Defi」 を掲げ、製造している製品の1つがこの製品です。
その信頼性が人気を生み、みんカラ内でもすごくよく見かけるメーカー、製品群となっています。(写真5)
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《購入のいきさつ》
もともとは、このメーカーのブースト計に興味がありました。
しかし、ブースト計を検討していた時期のみんカラには、まだまだ歴史の浅いトヨタ 1.2L ダウンサイジングターボ エンジン 8NR-FTS にブースト計を取り付けたという記事はほとんどありませんでした。
また、私は (仮に時間はかかってしまっても) いつでもすぐにノーマルに戻せる、またはどうしても取り付け部分の加工が必要な場合、加工を行う部品が低価格な部品であれば先に予備を準備しておいて加工する、元に戻すときに新品を購入するなど、いつでも簡単に元の状態に戻すことができるか、元に戻す時には費用がかからないようにするカスタマイズが好み。
そのため、配管をカットしたり、インテークマニホールドやサージタンクに穴を開けて取り付けるといった大がかりな作業はあまり好きではありませんでした。
そもそも、8NR-FTS のどこにブースト計のセンサー用配管を割り込めばいいのか、といった情報が当時はまだ少なかったのです。
そこで目に入ったのが他社製品ではありますが、「T.M.WORKS Boost Gauge」 でした。
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/10368848/parts.aspx
この製品は配管などを加工せず、ただ車両にもともと備わる純正の圧力センサー配線に別売のハーネスを割り込ませるだけでブースト圧がわかるという仕様はすごく魅力的な製品に写りすぐに飛びつきました。
取り付けた当時は今まで見ることができなかったブースト圧を確認できるようになってとても嬉しかったのですが、取り付けて2ヶ月ぐらい経ったころに 8NR-FTS 対応版があるという情報をいただきました。
【関連ブログ】
・ (注意喚起) T.M.WORKS Boost Gauge について (追記あり) - 2020年05月03日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/43963501/
購入から日が浅く、製品には1年間の保証があり、そもそも計器として正しい数値を見ることができないのは問題だと感じ、保証対応としてメーカーに相談したところ『交換対応します』との返答をいただけたのですが、それからいつまで経っても連絡がなく、このまま待ってもメーカー保証が切れるまで交換は行われないのでは?という不信感がふつふつと。
これじゃイカン!…と、しびれを切らして他にブースト計を取り付ける方法を同時進行で調べたところ、一般的な方法で 8NR-FTS にブースト計を取り付けられた方が少しづつ増えてきて、結果として参考になる情報も多くなってきました。
一方、3代目ハリアー、クラウン、Lexus IS、RC、NX、RX などに搭載されている 2.0L ダウンサイジングターボ 8AR-FTS と純正圧力センサーの一部 (2つのうちの1つ) が 8NR-FTS と同じセンサーであることがわかり、また同じ時期に BLITZ からブースト圧を簡単に取り出せるブーストアダプターなるものが 8AR-FTS 用として販売されていることを知りました。
https://www.blitz.co.jp/products/meter/attachment/bst_adapter.html
調べてみると…BLITZ のブーストアダプターは 8NR-FTS と同じ純正圧力センサーが使われているところに使用する部品だとわかり…これは流用取付ができるかも。
いろいろとわかってくると…もう、来るか来ないかわからない 8NR-FTS 対応版の T.M.WORKS Boost Gauge の到着を待ってはいられない。
そう思って、このRacer Gauge N2 ターボ計と BLITZ のブーストアダプターを購入しました。
(実は… BLITZ ブーストアダプターの取り付けも専用品ではないためポン付けとは行かず… DIY 魂を燃やしていろんな工夫を注ぎ込んで取り付けました。
ちなみに 8NR-FTS で正圧…ブースト圧だけわかって負圧がわからないままでもよい場合だと、BLITZ ブーストアダプターをポン付けできる場所があるにはあるのですが。この辺りの情報は BLITZ ブーストアダプターのパーツレビュー、またはこのブースト計取付の整備手帳にて。)
なんか、もがけばうまく取付ができそうな気がしてきた。
ところが、このブースト計の納期も時間がかかり (約3週間)、納品を待っている間に他方の 8NR-FTS 対応版のブースト計が届くという (笑)
一時はこちら (Defi 側) をキャンセルすることも考えましたが、結果として先のパーツレビューの通り、他方のブースト計は 8NR-FTS 対応版に交換後も想定していなかった別の不具合が発生。
【関連パーツレビュー】
・T.M.WORKS Boost Gauge TOYOTA 8NR-FTS エンジン専用 (BG003) ※対応版2回目のレビュー
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/10690529/parts.aspx
このような成り行きで、結果的にもともと欲しかった Defi のブースト計を取り付けるに至りました。
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《製品について》
●特長
・ステッピングモーター “STEP MASTER VS-2”採用によるなめらかな動き
・最大振れ角270度で高い視認性を確保
・IGN ON で目覚める自発光式メーター
・高輝度LEDを採用した美しい照明
・稲妻のように光るオープニング/エンディングセレモニー採用
・オープニングモード中に配線の断線・ショートを診断
→ a) 断線診断
誤配線やセンサーの故障、ハーネスの断線があった場合にメーターの250度から260度の間を指針が動きます。
→ b) ショート診断
センサーやセンサーハーネスがショートしている場合にメーターの10度から20度の間を指針が動きます。
●このサイズ・色を選んだ理由
最終的には直径が φ52 サイズの者を選びました。
当初は T.M.WORKS Boost Gauge からの置き換えを狙っていたので、何も考えず φ60 を購入することで進めていました。
これまで使っていた他方のブースト計が φ60 であったこと。盤面の大きい方が情報が見やすいだろうと考えたからです。
しかしよく考えてみると φ52 と 60 を比較すると極端に大きさの変化が無いことに加えて、盤面が小さくなれば、これまで一部がブースト計に隠れて見えなかったトヨタ純正ディーラーオプション・コーナーセンサーのインジケーターが見えるようになるのでは?…と考え、小さいサイズを選びました。(そもそもブースト計はどちらかと言えば補助メーターなので、ずーっと見ることもありませんし。)
製品には色が2種類、ブルーとレッドがあるのですが、2代目オーリス後期は標準のメーターやスイッチイルミなどがブルーであるため、こちらもブルーをチョイス。
同色系なので車内に違和感無く全体的になじむ感触です。(本当はやる気にさせるレッドがイイと思うのですが、そうなるとブースト計だけ目立ち、かなり浮いてしまう。)
また、ふだんだとあまりお世話になることはないと思いますが、このメーターには補修用部品が設定されています。
https://www.nippon-seiki.co.jp/defi/installation/parts_search/
故障、破損したときももちろんそうですが、補修部品があれば…例えば車両載せ替え時のミスや、あえて配線加工をするとき、ためらわずに取り付け、切断、加工などもできるかと思います。この存在は大きい。
そして、その存在が長く使うことをバックアップしてくれている感じがして好印象を持ちます。
●付属品
付属品は写真2に示したように、一般的な取り付けに必要なものはほぼ全て同梱されています。
・メーター本体
・電源ハーネス (常時電源 (0.3A 管ヒューズ付き)・IG 電源 (0.3A 管ヒューズ付き)・イルミ・アースの4線 約1m 本体側コネクター (白) あり : PDF06504H)
・圧力センサー (3ピンの配線 [コネクターあり] 付き。 長さ 約0.6m : PDF06503S ※1)
・センサーハーネス (=本体のコネクター部と圧力センサーのコネクターをつなぐ 約2.5m : PDF06505H ※1 )
・ゴムパイプ (内径 φ4。 長さ 約0.5m : PDF08608G ※1、※2)
・スリーウェイジョイント (200kPa 用 : PDF08608G ※1、※2)
・メーターホルダー (φ52 用 : PDF07807G)
・モルトプレーン (=本体をメーターホルダーに固定するための貼り付けクッション材 : PDF08609G , PDF07809G ※3)
・M4 ボルト、ナット、座金 各1個 PDF07809G ※3
・台座 (M4 ボルト対応 : PDF07809G ※3)
・台座固定用 両面テープ : PDF07809G ※3
・マニュアル (日本語版・英語版)
・保証書
※台座を両面テープではなく、ネジで固定したい場合は M4 のネジが2本必要です。
※写真1枚目のような取付を行いたい場合、同社から発売されている別売のフィッティングキット (DF09501) が必要です。
※1 補修セットあり : PDF07806SS
※2 PDF08608G はゴムパイプ(200kPa)、スリーウェイジョイント (200kPa) のセット。
※3 補修セットあり : PDF07809G
(文字制限に引っかかるため その2 へ続く)
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/10692637/parts.aspx
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製品と同梱品一覧。写真では切れていますが、パッケージもかっこいいです。
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本体の径をφ52と以前のφ60から小さくしたことで、コーナーセンサーのインジケーターが見えるように。
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こんな所に 「NS」。 三菱パッケージ発電機 PG230QY の中にあるメーターで発見!
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これは、みんカラへ過去半年間に投稿されているパーツレビューの数がグラフで表示されたものです。圧倒的!
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センサー直づけ側ハーネスのコネクターはトヨタ品番 90980-12381 と同じコネクター。
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圧力センサー配線延長ハーネスのコネクターはトヨタ品番 90980-12382 と同じコネクター。
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