Ford CVH オイル漏れ修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
当初聞いていた話は「オイルパンのパッキン交換しましたが、まだオイル漏れします。恐らくクランクシールと思われます」って事だったんで「あー、リアオイルシールから漏れると面倒だよねぇ」くらいのつもりだったんですが、エンジンを降ろして確認した所オイルパンパッキンの組間違いでオイルが噴出していたという何とももにょる結末。
恐らくオイルパッキン交換前は普通のオイル滲み程度の症状だったんじゃないかと思われます。
2
液体ガスケットが機能しているうちは良かったけれど、エンジンの内圧で液体ガスケットが吹き飛ぶと、空いた穴からオイルがじゃんじゃか飛び出して大変な事になった感じでしょうか。
ご覧の通り全面にわたって液体ガスケットが使用されています。ゴム相手に液体ガスケットは相性悪いんですが、一応使えるタイプのヤツもあるみたいです。
今回は自分のやり方で作業するので、余計な液体ガスケットは全て除去します。
3
恐らくオイル漏れしていたであろうリアクランクシールは新品に交換。英国に発注して2週間程度で届きます。なお送料は問答無用で7000円近くかかるので、ある程度まとめ買いしないともったいないです。
写真にはありませんがフロント側のクランクシールも一緒に交換しています。交換作業自体は国産車とそう変わりませんが、古い車なのでオイルシールがリテーナーに装着されるタイプです。シリンダーとリテーナーの間にはガスケットを挟む必要があり、二十年ぶりくらいに紙ガスケットを切りました。
4
オイル漏れ車両あるあるですが、とにかく触るのが嫌になるくらい各部が汚いです。この車のオイルパン周りもヘドロみたいになったオイルとシャシーブラックの成れの果てでコーティングされてたので、サンダーで削り落として耐熱ペイントで再塗装しました。
5
清掃したオイルパンにゴムパッキンを乗せます。パッキン自体は柔軟性もあったので、どうやら新品に交換していたのは間違いなさそうです。
何回か仮組してみましたが、確かに車載状態で作業するのは難しそうです。特にリアオイルシールはミッションのベルハウジングで隠れてしまうので余計に難しいかも?
6
液体ガスケットも必要最低限だけ使用しました。場所はオイルシールのリテーナーとブロックので、金属と金属の接合面です。
こういった場所は現代のエンジンでも使用するよう修理書で指定されているので、それに倣った感じです。ヘインズマニュアルでも使用するよう記載があったので、普段使っているトヨタ純正のオイルパン用液体ガスケットを使用しました。
7
ゴムパッキンがズレないよう、手早く作業してオイルパンを組付けました。見た目通り、オイルシール部の半円になっている箇所が綺麗にハマらずに何度か修正しました。
間にゴムパッキンを挟むので、ボルトの締め付けトルクもちょっと怪しい。しばらく乗ったら増し締めした方が良いかも?
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