Westfieldアクセルペダル修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
入手してから「なんだか眠たいエンジンだなぁ」と思っていたFORD CVH。キャブのスロットルを直接開閉すると、それは気持ち良い4スロサウンドを奏でてくれたので不思議に思っていたのですが。
ある日、アクセルペダルを踏み込んでも本当に吹けなくなったので何事かと思い調べてみた所……なんとスロットルワイヤーを引っ張るクランプが空回りしているではないですか!
この車、アクセルペダルは根元のシャフトに溶接付けされているのですが、調整の為かワイヤーを引っ張るブラケットはクランプで挟み込んで固定する構造。経年劣化か錆の影響か、クランプが痩せてボルトを締めこんでもシャフトに噛み込まなくなっていました。
これでは、アクセルを踏んでもキャブのバタフライが動く事はありません。どれだけアクセルペダルを踏んでも、ブラケットが緩んでいるのでキャブ側のスロットルドラムが開かないのです。どうも、自分の手元に来てから一度もキャブのバタフライは全開になっていなかったようで、眠たいエンジンと思ったのも当然の結果です。
2
クランプの空回りが解消すれば良いので、最初は溶接してしまおうと考えていたのですが直近にクラッチワイヤーが通りスペース的に厳しい。ペダルボックスもリベット止めなので分解するのもなぁ……って考えた結果、シャフトに穴をあけてブラケットを追加する事によって症状の改善を図りました。
ステー自体は加工の容易なアルミで製作、シャフトにボルト穴を開けて固定する途中で、なんとM3のタップが折れるというアクシデントが発生。「もうどうにでもな~れ」が発動し。貫通ボルトによる固定に改めて修復が完了しました。
まぁ、結果良ければ全てヨシ!って事で……。
3
作業のついでに、スロットルワイヤーにシリコンゴムのダンパーを追加しました。ダンパーと言っても、ガレージに転がっていたブースト圧取り出し用のシリコンホースを10㎜切っただけのヤツですが(笑)
リペア完了後はウェーバーも本来のレスポンスを取り戻し、ヒールトゥが無駄に楽しい車になりました。
こういう車ですのでアクセルレスポンスに劣るスロットルダンパーは邪道とも思いましたが…ダンパーを追加した事によるデメリットはほぼ感じられず、逆にアクセルペダルをブラジルまで踏み込んでもスロットルドラムやスロットルワイヤーに一切の負担をかけずにバタフライを全開に出来る、という点ではダンパー追加は正解だったーって自画自賛しています。
最初は本当に「所詮は昭和の車よ(平成だけど)」って思っていましたが、4スロらしいレスポンスでエンジンが吹けてくれると、それだけで楽しくなりますね!
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