今年もあと少しとなりましたね。
さて、先日YZ走行中に突然エンジンストールし、それ以降不動車となっていたシルビアですが、今日やっと目覚めました!!
今回は2箇所も不具合があったため原因究明に時間がかかってしまいました(^^;
さて、その経緯を見ていきましょう↓
修理1日目…
とりあえず朝から原因を探るべく色々と調べてみる。
まず初めに調べたところ
・ダイアグによる診断→異常なし
・燃ポン作動音あり、燃圧異常なし=燃料系は異常なし!?
・プラグ→点火は着ているが弱々しいのと時々飛ばないときがある。
・ヒューズはすべて切れていない模様。
・ITCを外してみたがやはりかからない。
症状はセルは回るのに初爆が無い=燃料もしくは点火が来ていない。
診断カプラーのダイアグで調べると異常なし。。
ということは診断が行かない場所である可能性大!
点火が弱いところを見ると点火系が怪しい!?…というわけで点火系を疑ってみる。
クラセンは逝くと診断で出るはずなので、IGコイル、パワトラ系が怪しい。とりあえず部品が届くまでは手が付けられないのでこの日はここまで。
修理2日目…
部品が届いたのでさっそく作業に取り掛かる。
パワトラとIGコイルを交換…
エンジンかからない(爆)
原因究明のためプラグを外してみるとセルを回しまくったにもかかわらずプラグが濡れてない=燃料来てない!
しかし、燃ポン作動、燃圧異常なし…!?ということはインジェクター(以下IJ)が動いてない!?
ということはIJへの電気信号が来ていない、もしくは信号が弱い!?
というわけで自作ECUをパソコンに接続し、内部ロムのマップをチェック→異常なし。
ECUを純正に戻してみるも結果は同じ。
と言うことは一番最悪な断線!?
とりあえずこの日はここで時間切れ。
修理3日目…
配線図を引っ張り出してIJ系の配線をすべてチェック。
ECUからIJまでの配線→導通異常なし
IJ電源からの電圧測定→電圧0V=コレだ!
というわけで順に追ってくとIJ電源はどうやらECUのバックアップ電源およびECCSリレーとつながっているようなので電圧を測定→バックアップ電源電圧0V!=原因はリレーか!?
リレーをチェック→異常なし…あれ?
あとつながっているのはFL(フュージブルリンク)のみ。でもフューズはチェックしたはず!?…というわけで半信半疑でチェック→
断線!!というわけで原因はコイツ↓でした(^^;
そもそもフューズを確認したはずなのになぜこいつを見逃したのかと言うと、見た目ではつながっているように見えたという罠(爆)
普通FLは異常が発生すると溶解して破断します。しかし、今回は溶解はしておらず、劣化で破断したように割れてました(^^;
というわけで原因は分かったのでFLの代用で25Aのフューズを流用!
そしてエンジン始動…のはずが
かからない(爆)
とりあえずIJが動いているかプラグを外して確認→燃料でベタベタになっていたので燃料系OK!
ということは残るは点火系のみ。
というわけであと考えられるのはクラセン!?
とりあえず電圧を測ってみる…0°信号がおかしい。。
というわけでたまたま予備で持っていたデスビに交換!(NAはDIではないのでデスビとクラセンが一体なんです。)↓
恐る恐るエンジンをかけてみる…
カーカッカッカッ
ブォーン!!
かかった~!!
というわけでクラセンも同時に死んでたみたいです(爆)
なぜダイアグ診断でかからなかったのかはなぞですが、今回は変な先入観のせいでかなり原因を探るのに手こずりました(^^;
せっかくの年末休みが3日間も潰れてしまいましたが、良い勉強になったので良しとしましょう!
というわけで、FLの25Aは劣化で切れる上に、切れるとエンジンかからなくなります!
皆さんも気をつけましょう!