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2022年は、BMW M社 50周年でした。



その記念すべき年に、「M3」として初代にあたる、E30 M3、二代目E36 M3、三代目E46 M3を同時所有していたのは・・・ハッキリ言って偶然です（苦笑）


冒頭画像は、E30 M3。



21世紀の今日にあっては、決して「速い」クルマではないものの、レギュレーションに縛られた中、ライバル達より1ミリでも先を行くために注ぎ込まれた、英知と工夫と情熱の象徴たるブリスターフェンダーが醸し出す佇まい、レーシングパターンのゲトラグ製トランスミッションのタッチ、野太く豪快な4気筒サウンドを奏でるS14B23エンジンの味わい、ワインディングでこそ真価を発揮するハンドリング・・・。








初代M3は、モータースポーツにおいて一つの金字塔となった、その輝かしい歴史に触れ、DTMに恋焦がれた当時を想い起こすことを可能ならしめる、ある種の「タイムマシン」かと・・・。



そう、決して「速さ」を求めてはいけないのです（悟）





こちらは「中興の祖」たる二代目、E36 M3。



E30 M3の「本気モード」モータースポーツ路線とは決別し、その後の方向性を確立した、そういう意味では、M3における「歴史的転換点」となった一台と言えると思います。



詳細なレビューは既に述べたとおりですが、M3を3台、M5を1台所有した経験を踏まえて言えるのは、E36 M3B（スミマセン、M3Cは所有していないので分かりませんが）こそ、もっともバランスの良い「M」なのではなかろうか・・・、ということです。



ちなみに、E36 M3Bの画像は、某ディーラーにて歴代3erの展示会に拝借したいとの申し出に応じた際、プロカメラマンに撮って頂いた写真を頂戴したもので、何枚かをピックアップ。











そして、直列6気筒エンジン最高傑作とも称されるS54B32を積む三代目、E46 M3。

幸運にも、ALPINA B3S（E46）、E30 M3でもお世話になった、超こだわりのBMW老舗ショップさんにて捕獲した、5万km台、サンルーフレス（！）の貴重な個体。



こよなく愛するS50B30 3.0Lエンジンの素晴らしさを確信するためにも、避けては通れなかったS54B32 3.2Lエンジン。さすがは2001年「エンジン・オブ・ザ・イヤー」の栄冠を授与されただけあって、パワー、フィーリング、フレキシビリティ・・・、非の付け所がありません。





ちなみに、これは充電中の一枚（笑）



そこそこ齢を重ねた、ちょっと（？）古めの身にとっては、市販のパーツを使えば2DINナビがインストール可能だったり、ETCが標準装備されていたり、十分に実用レベルなエアコン（E36までは、ちょくちょくトラブルが・・・汗）が実装されていたり、シートヒーターも重宝するし、加えて後席に余裕あるスペースを確保しながらも、343psと現代でも一線級の実力を有するだなんて、奇跡の一台と言っても過言ではありません。まさに「万能スポーツカー」だと言えましょう。



まぁ、でもね、3世代M3の中で、どれが「サイコー」かと問われると、迷わず「E36 M3B」と答えますよ、ワタクシは。エンジンとハンドリングのキレッぷりが、とにかくサイコー、まじサイコー（惚）



とはいえ、それぞれ全くキャラクター、存在意義の異なるこの3台。いつまでも3台とも、とはいくわけもなく、LEGEND E30 M3、サイコーE36 M3B、万能スポーツカーE46 M3・・・。最後まで我がHANGARで佇んでいるのは果たして？



現状、私にも分かりません（苦笑）



そんなわけで、2022年もありがとうございました（礼）



来年も、よろしくお願いいたします！！！