クランクアングルセンサーOリング　交換

クランクアングルセンサーのOリングが劣化してオイル漏れをおこすのはロードスターのあるあるです。

実は僕のユーノスは5年前に社外品のセンサーに交換しているのですが、Oリングもその社外品センサーに付属していたものをそのまま使用していますので、Oリングの耐久性の面で少し心配していました。

案の定、最近になってセンサーの下部を手で触ると、オイルの滲みが出るようになっていましたので、今回は純正のOリングに交換したいと思います。

まずはクランクアングルセンサーを取り外すのですが、最初にO2センサーとイグニッションコイルに繋がるカプラーを取り外します。

O2センサーのカプラーブラケットはイグニッションコイルと友締めされていますので、その12ｍｍのボルトを外してブラケットも取り外します。

そうするとこのようにクランクアングルセンサーが姿をあらわします。

今回はタイミング調整はしませんので、センサーを取り外す前に、元に戻すときのためにマークをつけておきます。（赤マル）

センサーを取り外すのはこの赤マルのボルト（12ｍｍ）を外すのですが、滅茶苦茶狭いので手も工具も入りづらいです。

取り外したボルト（12ｍｍ）はこれです。

僕は今回、横着して完全にクランクアングルセンサーを取り外さずに引き抜いた状態でOリングを交換しました。じゅうぶん可能でした。

ボルトを取り外したらセンサーを引き抜くのですが、この状態でまずは写真を撮りました。黄色マルの部分が、カムの切り欠きにはまっている部分なのですが、この向きを撮っておかないとセンサーを元に戻す際に苦労することになります。

交換するOリングは赤色マル部分です。この引き抜いた状態でピックツールを使って古いOリングを取り外して新しい純正のOリングを取り付けます。

新旧比較です。

左が古いもの、右が新しい純正品です。
古いものは硬化していました。
また、新しい純正品は明らかに太いですね。

社外品のクランクアングルセンサーは純正品に比べて安価なので社外品を使う人は多いと思いますが、Oリングだけは付属しているものを使うのではなくて、マツダ純正品のOリングを別途購入した方がいいと思いますね。

さて、ここからが大変です。

Oリングを交換したらセンサーを取り付けるのですが、写真のカムの切り欠きに合わせてセンサーを嵌めないといけません。ちなみにこの写真は肉眼で見えるわけではなく、携帯を隙間に差し込んで撮影したもので、見えない状態で見当をつけて差し込まなければいけません。

結局、僕はセンサーをこの切り欠きに合わせて差し込むのに約1時間かかりました。ほかの皆さんも苦労されているのは知っていましたが10分くらいの格闘と聞いていましたので、自分の不器用さに愕然としました（汗）。

狭いし、手は擦り傷ができるし、腰は痛いしで、本当に大変でした。短気の人は向かない作業です（笑）。

教訓としては、ヘッドカバーまで開けて交換した方が結局すぐ終わったと思います。また、僕みたいにOリングだけ交換するより、タイミングベルト交換時とかヘッドカバー開けるときについでにOリングを交換するのがベターだと思いました。

完成です。

はぁー疲れた・・。
でもいい経験になりました！