目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
しばらく前から出ている、エンジン始動時の異常。
掛かりが悪くなって、なぜだかDSCチェックランプが点灯する症状。
はたして、コレを替えてみて症状が無くなるのかは不明なのですが、試す価値はあるのかなと思い交換してみることにしました。
2
タンクベントバルブを外すには、最初にボディアース線を外す必要があるらしい。
理由はアース線のある外側にスライドさせて外すため。
ここって普通は13ミリのナットで締めてありますが、自分は以前12ミリのステンレスナットに交換してあったので、12ミリのソケットで外しました。
他の方も注意として書かれていますが、ここは下側からボルトが刺さっていて、上側をナットで締めていますので、ナットを外す時に下側のボルトを落ちないように押さえましょう。
3
こちらは今までのタンクベントバルブです。
交換するには、3箇所外すところがあります。
4
本体の上下に樹脂製のパイプラインが来ています。
取り付けはカプラー式になっていて、それぞれパイプ側に付いているボタンを押しながら、引き抜く感じで外れました。
5
次に自分の場合は本体を外しました。
理由は、残る配線を外すためのカプラーを壊したくなかったから。
スライドするには、金属製ステーの一部(外れ防止)の爪を寝かせる必要があります。
プライヤーを使って爪を寝かせる際に、ステーの塗装が剥がれてしまいました。(これは後日補修します)
本体が外れたら、下側に付いている配線カプラーを外します。
カプラー側に爪が付いていますので、こちらは爪を起こすようにしながらカプラーを引き抜きます。
自分が心配していたのは割れです。
気温が低い時期に樹脂製の爪とかに負荷をかけるとパキって割れたりするじゃないですか。
なので、ちゃんと目視できる位置でそ~っと起こしました。
6
外すものが全て外れたら、取り付けは逆手順です。
配線カプラーを本体に取り付け、その後本体をステーにスライドしながら取り付けます。(ステーの塗装剥がれがよく分かります)
7
上下に来ている樹脂製のパイプラインをそれぞれ差し込みながら取り付けます。
差し込み時にカチっと音が鳴れば、カプラーがしっかりはまったことになります。
そして最後にアース線を元通り取り付けて作業は完了です。
作業時走行距離:68000キロ
8
こちらはタンクベントバルブの新旧です。
本体が黒く中が見えないので、内部バルブの状態とかは全く分からず、比較したくても比較のしようがありません。
最後に、まだ肝心のエンジン始動時の異常が解消されたかどうかは確認ができていません。
しかし、これはこれで交換してみて良かったと実感できることがありました。
ひと言で言えば、調子良いです!
今まで冷間時の暖機運転中、水温計の数字が50度になると出始めていたベントバルブのカチカチ音がなくなりました。
そして走行にも違いが感じられ、今までよりもパワーと言うか、トルクが増したように加速するようになったと思います。(これは気のせいじゃないはず)
自分の車両は走行68000キロ程で、年式にしては少ない走行ですが、交換する価値はありましたので
皆さんのMINIも替えてみたら調子が変わるかもしれませんよ。
11月13日追記
やっぱり調子いいです。最近替えた部品の中でこれ程違いを感じたものはありません。
ヒューズを同時交換していますが、ヒューズでこれ程変わるとは考え難いので、やはりベントバルブ効果だと思われます。
加速時に今までより車体が軽くなったかの様に加速してくれます。
こんなことなら試しにバッテリー替えるよりも先に交換しておくんだった。
12月5日追記
以前にあったエンジン始動時の掛かりにくい症状は部品交換後全く出なくなりました。
Dラーのメカニックいわく、壊れやすい部品だそうなので、R50系のユーザーは症状がなくても要交換をオススメします。
12月27日追記
エンジン始動時の掛かりにくい症状が出る様になりました。
どうもエンジンを止める前に空吹かししたり、止めたあと数分で再始動したりすると症状が発生する様です。
2023年5月18日追記
エンジン始動時の掛かりにくい症状はカムシャフトセンサーが原因でタンクベントバルブは無関係でした。
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