ハブベアリング給油
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
このキタねー色のグリスをハブベアリングに給油します。
ウレア系グリスに多層フラーレン構造二硫化タングステンを混ぜて有ります。現在のところ人類が作った最高の極圧剤です
フロントハブベアリングはハブを抜いて半バラしにします
2
センターナットを緩める時はブレーキローターのベンチレーションにドライバーを刺しキャリパーブラケットに当てて固定します。ドライバーにはビニールテープを巻いてますが気休めです。
シグネットのロングスピナーハンドルで緩めますが先日のフレーム修正の時にインパクトで緩まなかったらしいのですが普通に緩みました。高級な電動インパクトより強いんですねw
ブレーキ回りを外します。
キャリパーはダイソーの大きなS字フックでサスペンションスプリングに吊り下げます。
3
ショックのロアブラケットとタイロッドエンドを外してドラシャのハブ側を抜きますがドラシャのスプラインが固着してるならナットをボルトの面に合わせてハンマーで殴れば動きます。当てハンマーをしてもいいですがプラハンでは衝撃が足りない事があります。
ドラシャをロアアームを押し下げて頑張って抜いてどけといて、ハブをコールドスプレーでめっちゃ冷やします。ハブが収縮して外れ易くなるはずです。
冷やし嵌めの逆です。ケチらず半分位使って冷やしたら、間髪入れずにハブに27のソケットを当てて中ハンマーで殴ります
3〜5回位でハブが飛んでいきます
ダンボールひくかしといた方がいいですね
私は座って足を伸ばして受け止めました
4
ハブにインナーレースが付いたまま外れるので半分はベアリングの中身が丸見えになります。チビマイナスとウエスで出来る限り古いグリスを拭き取ります
注射器を使って奥側のベアリングの隙間にグリスを入れていきます。針が細いので凄い硬いのが難点です。ボールの間全てにグリスを入れます
手前側の隙間にも同じ事をしますが針無しでも出来る位です。内側もこんなんなら楽なんですが…
5
昨日アップした自作の圧入工具ネジパワー鉄とソケットをセットします。
使うソケットは36を2個
輸入車のオイルフィルターを交換にいるので持ってましたが家用と仕事用で二つ買いました。今はアウディ辞めたから余ってますが役に立ちました
セットしてからベアリングのナックルについてるベアリングのインナーレースに二硫化モリブデングリスを塗って準備して、ハブをコールドスプレーで冷やします
冷やし終わったらすぐにハブをインナーレースに真っ直ぐ当てて圧入していきます
やはり温度が下がりきらないのですこってハマることは有りませんがネジパワーで踏ん張る事も無く圧入出来ました
色々と見てましたがコレは➖20度らしいのですが凍殺ジェットって殺虫剤が➖80度に冷やせるみたいです。本当かは分かりませんけど…
冷やしてからは時間との闘いなので手早くやる必要性があります
ハブ側を冷やすのですがコールドスプレーはグリスを洗い流すのでコチラにグリスを塗ってもダメです
ボルトが回せなくなると圧入完了となります
圧入機のネジ山や2枚のワッシャーには二硫化モリブデングリスを塗って使うのですがちゃんとした専用品やプーラーも塗る必要性があります
ワッシャーの間に塗るのはスラストベアリングの代わりにする為です
6
あとはバラしの逆をして組み立てたら完了です
7
リヤはベアリングをバラさずにインナーレースの間とシールをチビマイナスで少し隙間を作り注射器を使って給油していきます
左側のベアリングが鈴鹿のNeo加藤◯動車で車検してから唸るんですがベアリングをやっつけてくれました。
多分嵌める時に無理したんでしょうね
給油して音階が変わり少し静かにはなりましたが唸ります。
文句を言うても格安車検なんでって言い訳をするんですが格安車検系では高い店なのですけど手抜き整備します。
ハブキャップも変形してましたし格安な代わりに技術も低いです。
ハブキャップはプラハンで角を殴っても変形せずにハマります。当て方と力を加える向きを考える基本技術なんですがそれも無い店がいっぱいあります。
出来ないなら淵を当て棒で叩けばいいんですがね
トラックだとほぼ再利用なので変形させたら弁償になったりするので否応無しに上手くなるって側面もなくはないですが…
ちなみにハブキャップは先が砕けたドライバーをグラインダーで削って作った先が鋭利なマイナス的な物を使いパッと外せますし再利用出来る状態を保てます。廃品活用の万能SSTです。整備士なら大体お手製のSSTを持ってます
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