いよいよラリージャパン観戦の最後のステージ、札幌ドームの最終SSSです。
すでに各選手のタイム差はSSSだけで覆るような僅差ではないため、ある意味ではフィーナーレのパレードランのようなものでしょうか。
とは言え、ここもれっきとした競技区間ですから、某ヤ○マティ・○トバラのように最後の最後で壁にぶつかって、全てをフイにする様な展開も・・・さすがに無いか(汗)
消化試合と言うと虚しいですが、手に汗握るスリリングな展開というのはまず無いだろうと思っていました。
でも、飛行機の時間の都合で、セレモニアルフィニッシュを見届けることは出来ませんでしたので、せめて、勝者確定のその瞬間はこの目で見たいと思ったんです。
2回の走行を走りきり、優勝を決めたセバスチャン・オジェ。
彼だけはマシンを停めて、ルーフに飛び乗りガッツポーズ♪
すごいですよね~、初出場というビハインドをものともせず、アレだけの接戦を制して優勝ですから・・・
惜しみない拍手を送りました。
ホントにすごいドライバーが現れましたね。
これから数年、彼は間違いなくWRCの中心人物の一人として様々なドラマを見せてくれることでしょう。
ドラマチックと言えば、なんと言っても今回のラリージャパンの主役はペター・ソルベルグでしたね。
スバルのエースだったという経歴ばかりが日本人ファンを惹きつけているわけではないんです。
ファンへのサービス精神が旺盛で、かけ引きを好まぬ全力疾走の人。
スバル撤退という窮地に、自ら奔走してチームを立ち上げ、ワークスを相手に真っ向勝負する不屈の人。
ペター自身は今回の来日に際して、自らがスバルに乗っていないことを日本のファンがどう思っているのか、不安もあったと語っています。
けれど、そんな心配は無用だった、とも・・・
プライベーターでありながら、常にトップ争いを展開して、少しばかりの不運に見舞われてしまったせいでの2位。
これはある意味、優勝以上の価値があることだと言っても過言ではないでしょう。
本当にあとわずか、惜しかった・・・
ミッコ・ヒルボネンもまた「惜しかった」一人ですね。
けれど、今回の走りには、昨年のような覇気が感じられました。
堂々とトップを争うことで、自信も取り戻せたようですし、長いスランプを抜け出す光明が、ようやく見えてきたのではないでしょうか。
3位になったヤリマティ・ラトバラもそうですが、メカニカルトラブルさえなければ、二人のいずれかが優勝していた可能性も十分にあったと思います。
あと少し、歯車がかみ合えば・・・
フォードファンとしては、前向きな雰囲気を感じてこのラリーが終わった事に、少し胸のつかえが取れたように感じています。
その他にも色んなことを思ったラリージャパンでしたが、雑感はまたボチボチとブログネタにして行こうと思います。
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WRC | 日記
Posted at
2010/09/23 22:15:01