もう10日近く経ってしまいますが、全日本ジムカーナ開幕戦、岡山国際サーキットまで片道12時間くらいかけて行ってきました。
今年はSCクラスでEG6シビックにB18Cターボを載せた車をいじらせてもらってます。
去年から参加しているEG6B18Cハイコンプの車と二台体制です。
開幕一週間前にやっとエンジンがかかったのですができるまであんまり寝れませんでした(・_・;
エンジン本体の方はB型エンジンはけっこう組んでますのでまあ大丈夫だと思っておりましたが、中古のパワーFCの方がすごく心配でした(−_−;)
B16Aターボ仕様のデータが入ってるのですが、ロックがかけられていてデータをいじれなくて、上書きでマップを作り直す時間もないのでそのままでいっちゃいました。
岡山国際の上り四速全開でタナ落ちするかと思いましたが燃圧を上げてなんとかギリで足りたようです。
ドライバーののふぁら氏とそんじ師匠には空燃比計を見ながら踏んでね!と言っておりましたが、まあ本番では全開するのがドライバーの性w
作ったほうは壊れなくて良かったーとドキドキものでした(・_・;
B18Cをターボ化するにあたり、マーレーのローコンプ鍛造ピストンを使っています。
このピストンで圧縮比9.2に落ちるのですが、ジムカーナで使うのでレスポンスを落としたくないのでヘッドとブロック面研で圧縮比を少し上げてます。
普通のターボエンジンが圧縮比8台の所を9越えにしてますので、ターボエンジンとしてはハイコンプでローブーストのレスポンス重視で狙ってます。
シルビアのCA18とかSR20のNAにボルトオンターボ仕様を昔何台か作りましたが、ハイコンプターボはじむかなとか街乗りは快適でした!
ロリータエンジンは分からんのですが、輸出用のNAローターにローブーストの仕様も存在したので使うところによりますがありですね。
ただ、ノッキングが出た時のタナ落ちが怖いです。
ブーストは今0.6ですが1キロまで耐えられるのかも分からないです。
ブーストを上げてくると純正コンロッドも心配に。
このマーレーの鍛造ピストンですが、ちょっと前のブログで書いたように、B18Cの純正ピストンより軽く、スカートも短いのでかなりレスポンスが良いです。
戸田レーシングのハイコンプピストンで組んだ同じSCクラスのB18Cと同じくらいのレスポンスなのでたまげました。
マーレーのハイコンプピストンも買ってあるので早く試してみたいです。
ちなみにレブを上げてませんのでブロックガードやブロックセメントでのシリンダー補強は考えてません。
ターボはHKSのS15シコルビア用のGTSSを使いました。
ちょっとでかいかな?と思いましたが乗ってみたらほとんどターボラグも感じられず、全然大丈夫でした。
昔自分が乗っていたスターレットの1500載せ替えK26タービン仕様にくらべたら段違いの乗りやすさです。
アクチュエータのロッドは0.4キロかかった時に動きだすように調節してます。
これで実走では0.6キロかかりました。
車に載せるのは問題なかったのですが、インタークーラーの配管をできるだけ短く作りたかったのと、ラジエーターが隙間が足りなくて納めるのに手間取りました。
マフラーはノーマル燃料タンクスペースが空いたので、フジツボのRM01を切って作り直しました。
最初サイレンサーを燃料タンクスペースに入れたのですが、予想外の静かさだったのでサイレンサー無しで作り直しました。
これでも静かです。
パイプ径を細くしてあるのでパイロンコースでも乗りやすいです。
燃料タンクはオカモチを作って隔壁として荷物室に納めてあります。
燃料ポンプは私がスターレットで使っていたボッシュのポンプを取り付けたところ、10年放置してあったためかガソリンダダ漏れになったので、工場に転がっていたR30ターボのポンプを使うことにしました。
室内はこんな感じです。
油圧サイドになってますが、この後全日本じむかな一本目のときに大変なことにw
これはシフトリンケージですが、普通はクスコの強化品などを使うところを、鉄のカラーを入れてもっとリジッド感を出してます!ちなみにオートスタッフのシルビアのメンバーリジッドカラーについてくる鉄のカラーがぴったんこです。
そんなこんなで本番一週間前の土曜にエンジンが始動し、丸一日かけっぱなしでラッピング。
そしてブレーキをかけながら駆動をかけて空燃比確認を丸1日。
そして火曜日に浅間台スポーツランドでシェイクダウンでした(・_・;。
初乗りは私がやらせていただきましたが、3速でホイールスピン余裕の久々の脳汁ダダ漏れマチンになりました!
群馬から岡山に向かう積載車の中では
白箱を見ながら艦これをやっておりました!菱餅も10個集められました。
全日本ジムカーナ開幕!
金曜日の練習のとき、パワステの高圧ホース用に作ったステンメッシュホースからオイルがダダ漏れに!
スターレットの中古ホースを使ったのが敗因。
昔からお世話になっている岡山のカードック中山のせっちゃん社長のところにステンメッシュホースを売ってもらいに走ってなんとかなりました。
本番当日、一本目のそんじ師匠の走行の時、油圧サイドのシリンダーの調節ロッドが座屈してしまう事案が発生!
このさい見映えを気にするより復旧が大事!ロッドをガンガン引っ叩いて曲げ直し、ぶっこぬけて傷んだネジ山を治してなんとか補修完了。
後日高張力ボルトを溶接して作り直しました。
そんじ師匠会心の走りでシビックターボデビュー戦で四駆勢に続いて5位入賞!
よかったですー( ; ; )
実際のところ、もう一台のNAのB18Cハイコンプ仕様のEG6の方が脱輪してしまいましたがタイムが良かったのですが、
箱は同じでベースエンジンも同じタイヤも同じ、NAかターボかという違いでいろいろと興味深い感じです。
製作した私がみるところ、現時点ではパイロン区間のあるコースではNAで9500くらいまで回せる仕様の方が速いと思います(・_・;
NAに慣れている人がFFターボに乗るとアクセルをぱかっと踏んでしまって横にずれたりして前に進まない感じですが、アクセルの踏みどころに慣れてくればターボの方がいけるかと思いますが…
LSDのロックタイミングはサイドターンの旋回速度を考えるとまだ落としたくないので…
今のところの車重がターボの方が894キロ
、NAが910キロなのでNAの方を安全燃料タンク化して軽くして条件を近づけて比較しないとです。
あと両方ともファイナルギアをもっと伸びる仕様にしないといかんです。
次戦は4月頭の鈴鹿なのでもうすこし改善できるとよいっす。
四駆勢との差が凄すぎるのです(−_−;)
2015年仕様の伊勢崎ろり子もぼちぼち考えてみますw
こんな感じで、トド山号のボンネットに