2013年05月20日
久しぶりにうちのファミリーカーのお話です(長文注意)
紹介にもある通りVWゴルフヴァリアントです。
ゴルフ6ベースのワゴンですね。エンジンは1.4Lツインチャージャー
さすがは欧州ドイツ車だけあって高速快適性は
同クラスの国産車とは雲泥の差ですね。
こいつにまさる国産車となるとレクサスGS以上しか私は知りません。
絶対的なボディー剛性、ダウンサイジングコンセプトの極みの1.4Lエンジンも
低速で若干もたつきはあるものの加速さえしてしまえば
高速域の空気抵抗なぞまったく影響を受けず自然です。
それでいて実売300万円台なのだからコレは買いだろう!ということで
買って3年目。まぁいろいろありました。
こいつには当初より判明しているデカイ問題が控えています。
「7速DSGの5年以内オシャカは運次第」
DSGという7速MT そうMTなのですよ。
D=ダイレクト S=シフト G=ギアボックス 俗にいう2ペダルマニュアル
ミッション専用の油圧系統とコンピュータで複合制御する高精度なシステム
参考:http://www.motown21.com/Tech/Trend_39/index.php
記憶が確かなら初代アウディTTに搭載されたのが初めて
それ以降VWグループ車には鬼のように採用されて今に至りますが
こいつがガンのごとく発病すると致命傷で走行不能。修理は超高額。
しかもその確率は50%にも登る・・・
いや、買うときに分かってたんですよ。この話は・・・が、
その時に一部情報筋からDSGのリコール届けは時間の問題だとの事でね。
それから3年、走行不能は1度も起こりませんでしたが
変速不具合は私だけでも数回。家族も入れると倍以上?
1年点検毎に追加整備依頼を出して点検するも異常なく
戻ってくるとなぜか一瞬調子が良くなる。
原因はDラー曰く不明とのことですが
メカ詳しい方なら構造見れば一瞬でわかります。
要求している作業(変速のためのクラッチ制御)に対して
機構部分が小さすぎて負担過多になるというところ
(デュアルクラッチ制御に弱っちいアクチュ2本を逆用で連動制御ってアホか!)
もちろん負担過多にならないように、かと言って
構造的に無駄がないようにとサイズを設計しているのでしょうが
日本のようにストップアンドゴー環境の道路事情では
欧州の数倍以上負担がかかり、結果クラッチ板がブローします。
簡単にいえば、ゼロヨン仕様R32GT-Rに小倉のツインプレート入れて
全くの素人おねーちゃんに街乗り走行させるようなもんです。
ゲシゲシプレート削れます。
しかも制御機構部分とクラッチ板の部品交換は不能なため、
ミッションASSY交換になるのが高額修理の原因わなけです。
で、ようやくリコールと相成りました。
リコール内容と私の文章が一致しないのは国交省の問題で、
リコール申請はわかりやすく簡潔にしないといけない暗黙のルールがあるため
コンピュータとくくっていますが、要は制御機構ASSY(メカトロ)のことです。
問題もちょっと言い回しが違いますが、結果一緒のことです。
クラッチ板側に影響が出ていなければこれで完了ですが、
すでに変速トラブル発生している車両はやっぱ時間の問題・・・
場所説明リンク:http://www.mlit.go.jp/common/000997051.pdf
実質この問題は2000年初頭から発覚し
乾式となった7速DSGの採用でさらに加速し
今に至る・・・新技術だから仕方ない???
今までに高額修理費払った人は????
まぁ問題山積ですな。Dラーさんがんばれ~私みたいに聞き分け良い人少ないよね(笑)
通知が来たのは先週ですが、部品待ちでまだ入庫してません。
急ぐ話でもないし、待ち期間に発症してもサポート効くし
これであと3年は戦える?いや、戦わなくていいや~街乗り用ですwww
Posted at 2013/05/20 10:42:11 | |
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