KYB / カヤバ Ｅｘｔａｇｅ（エクステージ）  

【総評】
ハイパワー化やボディー剛性の向上、高性能タイヤ装着、そしてサスペンションのチューニングと総合性能の進化が続くスペシャリティーカー。そんな新世代のクルマのためだけに開発されたプレミアムブランド「エクステージ」。
クルマそれぞれの持つ性格とオーナーのかたがたの思いを想像しながら一車種ごと先進の技術と匠の技を注ぎ込み作り上げました。

クラハイのフカフカする足がどうも馴染めず、納車当時は自分が具合悪くなるくらいでしたが（爆）
目指したのは、現行のマークＸ（Ｓパッケージ・１８インチホイール装着車）のノーマルモードでの減衰の手前くらいの硬さ。
オヤジのマークＸで嫌ってほどサンプルはとってたので、あえてのマークＸの手前くらいの硬さでした。
ホントに乗ってみたら、マークＸ（Ｓパッケージ）のノーマルモードの手前くらいで、ストロークをしているの感じつつも、適度に引き締まり、クルマに弱い人でも車酔いしないくらいになりました。
しかも、ブレーキングやコーナーでもその効果を感じます。
鉄の塊を無理矢理方向を変えている感じがしてならなかった首都高がラクなりました（笑）
上品な硬さというより、引き締まったという言葉の方が正しいくらいで、クラウンの名に恥じぬ足回りと言えると思います。
これくらいが乗りやすく、操舵性と快適性をかなり両立して出来上がっています。
ノーマル・スポーツでの違いはイイ意味で少なく、出力的にわざわざスポーツモードにするコトない時にスポーツモードに入れずに済むようになりましたｓ、もうちょい硬くしたくなればスポーツモードにすれば良しという感じで、スポーツモードも高速・峠のみになりそうで、構想通り。街中ではスポーツモードの出力はいらず、足だけ硬めるだけにスポーツモードを使っていた純正ショックともおさらば。

クラハイ用に設定はないのですが（爆）３５００ｃｃのアスリート系を流用して取付。
ただし、アスリートより１８０キロ重いクラハイにはこのウエイトが少々不安要素ではありましたが、特に今のところ問題なし。
純正の電子制御サスペンション（ＡＶＳ）も生かせるのもポイント。

ショックとバネのセットなのですが、車高を変化させたくなかったのであえてバネは純正のまま、ショックアブソーバーのみエクステージへと交換しました。
ホントは付属のバネを使用するのが前提で開発されているハズですが、車高を落とせばスタビやらに手を加えないと１００点の仕事ができなくなる考えの基の純正車高。

ショップの人も驚いたみたいですが、実は車高が交換前より上がったらしいです（笑）
よく言えば、へたっていて落ちてたというのでしょう。
と言っても、そんなに目に見えるほどでもなく、純正車高に戻った感じです。

操舵性含め、今まで幾度となく足回りを変更してきた私が一番満足できるデキでした。

関連情報URL：http://www.kybclub.com/products/street/extage/index.html