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ねこやⅡのブログ一覧

2014年06月03日 イイね!

日野HEトラクタ・シリーズ。

日野HEトラクタ・シリーズ。日野を代表する往年のトラクタの名車、「HE」シリーズ。

アート車でも名車が数多く存在していましたね。







このハイキャブスタイルの 登場は1971年で、「HE」シリーズはシングルデフの高速トラクタの名称です。



単車系と差別されたハイキャブスタイルは、
アメリカンな雰囲気と独特の迫力でファンは多いですね。

このハイキャブスタイル、さぞかし運転するドライバーへ優越感を与えた事でしょう。




ハイキャブ・トラクタの異彩を放った存在としては、UDサングレイトのV8エンジン車がありましたが、日野のHEシリーズはハイキャブ化の理由は異なります。

恥ずかしながら近年まで、UDサングレイトのハイキャブ・トラクタと同じく
日野のハイキャブスタイルはV8やV10エンジンなど巨大な搭載エンジンをクリアするための策だと思っていたのですが、実際はトレーラー連結時の全長を抑えるためにキャビンを嵩上げし後方へ移動した結果出来上がったスタイルだったんです。




そのお蔭で、フロントのオーバーハングが極端に短くなっているのがカタログを見入るとわかります。

でも、
後期ではキャビン位置が前方へ戻されフロントのオーバーハングは長くなってしまっています・・・。




新開発の直噴エンジンの発売と同時にハイキャブ・トラクタは発売されています。




その前にはHG300というサイコロのようなキャブ・デザインの日本初の直噴V8エンジンを搭載した高速型トラクタが発売されていましたが、アメリカのエンジンメーカー「カミンズ」のV型エンジンを参考に開発されたこのエンジンが曲者で、カミンズの基本設計に問題があった為にトラブルが続出し極短命に終わってしまいました。

その経験を生かし新たに直噴のV8と直列6気筒エンジンを開発し、赤いエンジンONE-UPシリーズとして発表されました。

この新しい真っ赤なエンジンブロックのエンジンはとても好評で、燃費も良くパワーがあると評判だったそうです。

ちなみに、直列6気筒のED100エンジンはドイツの「MAN」のエンジンを参考に開発されました。




インパネなどは単車系とほぼ変わりはないですが、ハンドル右側にある金属レバーはトレーラ・ブレーキです。

スピルバーグ監督の映画「激突」でタンクローリーが崖から転落する直前にドライバーが右手で引いているレバーがそれです。。。




単車系の標準キャブのトラクタはこんな感じでした。
画像はHH700で「HH]は重トレ用の2デフ車を指します。

キャビン形状は同じなのにハイキャブ仕様とはイメージが全く異なりますね。




多くのファンを魅了した日野のハイキャブ・トラクタですが、他メーカーのハイキャブともども意外な理由でノーマル・キャブに戻ってしまう事になります。




運転者の視界が高いので左側面が見え難く危険だったり、高い運転台から見下されているようで嫌悪感を与えるとか理不尽な意見まででたりして官民を巻き込んだ議論があったそうで、各メーカーでは低キャブ車の試作まで行っていたみたいです。

運転台の高さはトラックの構造上、仕方がない事だとは思うのですが
トラックを毛嫌いする人たちも少なからず居る訳で、その人たちのヤリ玉にあげられた感がありますね。

その後、日本のトラック業界では特殊車両を除いて長い間ハイキャブトラックはタブー視されていましたが、近年は日野プロフィアや三菱ふそうスーパーグレートなど衝突安全などの面からハイキャブ車が多くなってきています。

次回は日野HHシリーズの紹介をしたいと思います。。。

日野HEシリーズのカタログのリンクはこちらから。
2013年11月28日 イイね!

三菱ふそう大型トラックFシリーズ 「ハイ-ロング」。

三菱ふそう大型トラックFシリーズ 「ハイ-ロング」。三菱ふそう大型トラックFシリーズ といえば、
トラック野郎の一番星のベース車FUが有名ですが、こんな仕様のトラックもありました。










パッと見は、
ミツワ製の重トラクタプラモデルで有名なハイキャブV10エンジン搭載車FV214のようですが横から見ると何とべッドレスのショートキャブ仕様なのです。

エンジンはV8・265ps仕様で残念ながらV10エンジンではありません。



ネーミングのハイ-ロングはべッドレスのハイキャブで、荷台がロングになった事が由縁です。

では何故ハイキャブなのかというと、エンジンの搭載位置を変更することが出来ないのでキャビン高を14cm上げてエンジン&補機類をクリアさせながら後方へずらしフロントのオーバーハングを削って荷台長を後方(リアオーバーハング)に延長させる為なのです。

それじゃ、どうしてべッドレスのショートキャブなのか?それは法律で決められている車両全長(約12m)を越える事無く荷台長を伸ばす為に、キャビンのベッド部分を削ってその長さ分を荷台延長に向けたいからなのです。

で、その結果30cmプラスの10mの荷台長を手に入れる事が出来ました。しかし、その引き換えに殆どリクライニングしないシートでの仮眠に、ハイキャブ化による振動増や衝突時のダメージ増などドライバーの快適性と安全性を失うことになりました。

経営者や荷主にとってはメリットがあったハイ-ロングですが、先の理由で短命に終わってしまったモデルでした。

10数年前に、日野スーパードルフィン・プロフィアでべッドレスのショートキャブ仕様が発売された時、大型の箱車に追突したらヤバイなと思いました。

現在では国産メーカーのUDを除く3社で、べッドレスのショートキャブ仕様が発売されていて自分の会社でも単車系のトラックは殆どがこの仕様です。

余談ですが、大手運送会社で労組の影響力が強いところは運転手の安全性を考慮してショートキャブ仕様は導入されていないそうです。

「ハイ-ロング」のカタログはこちらでUpしています。
2012年03月13日 イイね!

三菱ふそうT931DDダンプ。(デンカ・ハードロックCM)

三菱ふそうT931DDダンプ。(デンカ・ハードロックCM)三菱ふそうT○○○キャブオーバー大型トラックは、自分が好きな旧車系トラックのひとつです。

有名なところでは「トラック野郎」シリーズ第一作目の一番星(T951)や
画像の第二作目での「ボルサリーノ2」の(T932?)などですが過去にはこんなテレビCMが放送されていたんですね。



デンカ・ハードロックという工業用強力接着剤の30秒CMです。
2台の三菱ふそうT931DDダンプトラックを接着剤でくっ付けて引っ張り合った後、
クレーンで宙づりにしてしまう凄い内容です。



デンカ・ハードロック90秒CMはこちらからリンクしてください。



CMではフロントガラスが分割タイプのモデルが登場していましたが、こちらはフロントガラスが一枚モノになり、ルーフに換気用のベンチレーターがついた後期のカタログ表紙です。

T932は8DC6エンジン搭載で280psと300ps(特別仕様)の2種類があり、T931は8DC2エンジン搭載の265psでどちらも6X4駆動つまりツーデフ車ということになります。



参考までに初期タイプのT380キャブオーバー大型トラックのカタログ表紙です。
フロントガラスが分割タイプでルーフには速度表示灯もありません。

T380は8トン積み4X2駆動で165psの6DB10Aエンジン搭載車になります。



こちらはT910で6X4でも前輪2軸車になります。200psの6DC20Aエンジン搭載です。

この味のあるキャブデザインが好きなんです。。。
2011年10月17日 イイね!

マツダ ボクサー 中型トラック。

マツダ ボクサー 中型トラック。マツダ・ボクサーは言わずと知れた、マツダが本格的に中型トラック市場に投入した最初で最後の中型トラックです。
マツダ・ボクサーは1968年(昭和43年)に発売され、 特徴は何と言ってもヘッドライトに並んで組み込まれたフォグランプと、ヘッドライト上部に設けられた大型コーナーウインドですね。




この時期は各社の中型トラックが販売台数を激しく争っていた頃で、後にマツダはもちろんトヨタや日産もこのクラスからは撤退してしまいます。

個人的想像にすぎませんが、やはり乗用車系メーカーにはプロ・ユーザーのニーズによる細かい要望に対応するには難しかったのかも知れませんね。



発売当初は、イギリス・パーキンス社と共同開発した110馬力の3800ccディーゼルを搭載していましたが、後に115馬力の4100ccディーゼルそして145馬力の5500ccディーゼルを搭載したボクサー5500へ発展して行きましたが残念ながら後継モデルを発売する事も無く、生産中止となってしまいました。


それにしても、マツダ・ボクサーに関する記述をネットで検索しても想像以上に少ないですね。
同時期に発売されていたトヨタ・マッシーダイナのほうが詳しい記述がされていました。
2011年09月09日 イイね!

いすゞTY中型トラック。

いすゞTY中型トラック。いすゞが初めて発売した中型トラックが、このTYトラックです。

1966年3月に発売された当時は、100馬力のD370型(3.7リッター)ディーゼルエンジンを搭載していましたが、三菱ふそうT620は110馬力の6DS1型(4.7リッター)ディーゼルエンジンを搭載していたので、いすゞTYのパワー不足は否めませんでした。


このカタログ(昭和43年11月発行)は、排気量を拡大してD400型(4リッター)102馬力とパワーを向上させ外装はグリルなどの意匠を変更、またこのクラス最長の荷台長5.59m車を追加して発売された時のモノです。




このマスク、映画「スターウォーズ」のヨーダに似ていませんか?

と、いうかヨーダがTYに似ていると言うのが正しいのかも。(笑




他社では見ないセミキャブオーバー・タイプのデザインは奇抜ですよね。

これは、のちにモデルチェンジされた初代フォワードとなってもセミキャブオーバー・タイプを採用されています。

2代目フォワードでは完全なキャブオーバー・タイプになりましたが
初代フォワードのセミキャブオーバー・タイプはフォワードSとして併売されました。

プロフィール

「今朝、220,000万㌔達成しました。
来月で購入4年になりますが、
85,000㌔で納車、
135,000㌔走行しました。」
何シテル?   01/19 08:19
パソコン不調で更新できず、 短気を起こしてみんカラ登録を削除してしまいましたが、きまぐれに時々更新しています。 おススメのメニュー(あくまでも予定です)...
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