エンジンＯＨ　 組み立て

フォレストエンジニアリングのＦ６　Ｋ６用のホーニングブラシでホーニング

水溶性切削油に水を入れて5倍希釈したっぷりブラシにつけてシリンダーを磨きました　加減がわからないので5往復くらいで錆も取れたので清掃して終了

ピストンリングを組み付けます

ピストンピンは再利用　サークリップのみ新品交換　小さい̠－ドライバーを使いサークリップを片側取りつけオイルを塗ったピンを差し込み反対側にもサークリップを取りつけます

専用工具を使ってリングを組み付けていきます

先にオイルリングのエキスパンダーを組み付け　オイルリング上下を組み付け

セカンドリング　ファーストリングと組付け　各120度ずつリング溝をずらして組付け

ファーストリング　セカンドリングともにＲ　ＲＮ　とリングに刻印があります

クランクのメインベアリング組付け

ジャーナルにオイルを塗る

プーリー側から取りつけてベアリングキャップに矢印が刻印されているのでプーリー側を向ける

スラストベアリングはクランクのツバ側に溝が来るように組付け

トルク550~600ｋｇｆ　

ベアリングのクリアランスは測定しませんでした　メタルは再利用です

0.020mm～0.040mm基準値
0.065mm限度

軽く回して変な抵抗がなかったのでとりあえずＯＫ

ピストンリングコンプレッサーでピストンを挿入

矢印側がプーリー側を向くように取りつけキャップ側も同様に

メタルは再利用なのでそのまま

念のためコンロッドボルトはテープで保護してシリンダーとかキズ付かないようにしました

リングとベアリング、シリンダー側にエンジンオイルをたくさん塗ります

きつく締めないとリングがはみ出てシリンダーに収まりません

ハンマーの柄の部分で押し込んでいきます


ベアリングのクリアランスはクランクジャーナルと同様です

1気筒つけるごとに回して見て変な抵抗がなければＯＫ

3気筒目つけると抵抗があったのでベアリング裏を２０００番でヤスリ掛けして慣らしたら抵抗が少なくなったのでそのまま組付けました

トルク３１０～３５０ｋｇｆ

シリンダーヘッドが帰ってきたので清掃して組付け

バルブスプリングコンプレッサーを使い組み付けていきます


バルブステムにオイルを塗り内側から挿入しバルブシートを入れます

そうしないとバルブステムシールが邪魔でシートが付かないです

シート　ステムシール　スプリング　アッパーシート　コッタピンの順につけます

コッタピンは粘度の堅いオイルでステム溝にくっつけてアッパーシートの溝にはめ込みます

スプリングはピッチ間隔の広い方を上にします　そうしないと高回転時にサージングを起こしてブローのリスクがあります

ステム　ガイド　スプリング　ラッシュアジャスターを新品にしました

ラッシュアジャスターはエンジンオイルの中で手で握ってプニプニ動くようになるまでエア抜きします　

ロッカーアームを乗せて終了

ガスケットを取りつけます　向きに注意

ヘッドを乗せてヘッドボルトを取りつけます

内側から対角線上に２０Ｎｍずつ締め付けていきます

フォレストのメタルガスケットは６７Ｎｍ̪指定です