今のマツダで、唯一のスポーツカー
Roadsterに、電動格納式ハードトップを採用したモデル
RF(Retractable Fastback)が追加されるという事で、以前から非常に気になっていました。
今月の中ごろだったかな?ディーラーの担当者さんから「試乗車が入ったのでお客の少ない時間に来てくれれば、好きに乗って良いですよ」と電話があったので、時間を見つけて行ってみることにしました。
最近はアクセラとかデミオなど、色々と試乗はしていたのですが
筆不精になったのか、感想を書いてみようと言う気にならなかったのですが・・・
ロードスターRFは、岡山のファンフェスタで実車をみてから
一度は試乗してみたいなと思っていた車でしたので
久しぶりに記事を書いてみることにしました!
到着すると車はなぜか人目に触れない奥にありました。
これが今回試乗する
Roadster RFなのですが
色はソウルレッドですね・・・
良く見るとブレーキが(つд⊂)ゴシゴシ
どうやら最もお高い
RSのようですね・・・
このグレードでは
・ビルシュタインのダンパー
・インダクションサウンドエンハンサー
・RECARO社製シート
などが標準で付いてくるのですが
これにはメーカーセットオプションの
・ブレンボ製対向4ピストンキャリパー
・BBSの17インチアルミホイール
などのパーツがついているようですね(汗)
それでは見ていきましょうか (o._.)o ドレドレ・・・
基本的にはフルオープンのロードスターと同じスタイリングなので
恰好良いのは当然なのですが
これの特徴はリアのルーフ部分の美しさにあると思います。
トップを閉じた時のリアから見た姿は
一昔前の欧州のスポーツカーと言った雰囲気で
非常に洗練されたスタイルです。
そして、これが電動格納式だという事に驚きます。
トップの開け閉めに要する時間は
13秒という事ですが
10km/h未満であれば、走行中の操作も可能という事です。
スイッチを上に押し続けると・・・
モーター音と共にリアルーフが持ち上がり
それに連動して流れるようにトップが収納されていくのですが
その様子は
『優雅』と言う言葉がピッタリだと思います。
外から見てても見とれてしまいますが
中から見るともっと凄い動きですよ!
※サイドの写真に色々と写りこんでしまったので公式から借りてきました。
開いた状態は
タルガトップですね
オープン状態も良いですが閉じた状態の方が格好いいと思いました。
トランクスペースはフルオープンとほぼ同じ容量を確保しています。
トランクスペースを使わずに収納すると言う画期的なハードトップですね。
とにかく収納スペースのないロードスターなので
これは助かると思います。
シートは
レザーとアルカンターラの組み合わせですね
座り心地は固めの感じで、腰のあたりをシッカリとホールドします。
赤いラインが入ってオープンにしたときの見た目もいいですね。
内装関係はNDロードスターと同じ感じですかね?
サンバイザーがプラスチックだったりして
もう少し質感向上してるのかな?と思っていましたけど
まぁそうするとコストも上がっちゃうしね・・・
マツコネのモニターが邪魔だな・・・
ロードスターには要らないんじゃない?
ハンドルも共通の物のようですが
メーターは
カラーマルチファンクションディスプレイが装備されていますね!
向かって左側がそうなのですが
屋根の開け閉めの状況もここに表示されます。
これはカッコいいな・・・
やっぱり三眼メーターがいいよね!
それでは早速試乗してみます♪
ちなみのこの最上級グレードはATの設定がありません
という事でこの車もMTです!
エンストしたりしてσ(^_^;)アセアセ...
フルオープンのNDロードスターは、
SKYACTIV-G 1.5の最高回転限界を
6500rpmから7500rpmに設定した高回転型の仕様になっていて
軽量なロードスターにマッチした軽快な吹け上がりのエンジンなっています。
しかし、このRFは電動格納式で、重量が
+80kg程アップしているため
最高出力116kW(158PS)/6000rpm
最大トルク200Nm(20.4kgm)/4600rpmを発生する
直列4気筒DOHC 2.0リッターの
SKYACTIV-G 2.0になっています。
エンジンは下からトルクがあるので
アクセルを少し踏んでクラッチをつなぐだけでスムーズに発進できます。
ストップ&ゴーの多い街中でも運転しやすく
普段ATばかりを運転している私でもスムーズに運転できます。
1.5のロードスターが、回して楽しいエンジンだとしたら
こちらは、もっと大人の雰囲気でしっとり乗るのが似合う感じでしょうか?
MTよりATの方が合うような感じがします。
エンジンは中低音の乾いた音で小気味良いですね。
正直この車にアイドリングストップはいらないなと思いました!
ロードスター買う人に必要な装備なのかな?
オープンにして走ってみると十分開放感はありますし
街中では風の巻き込みはほとんど感じませんね
ただオープンにしていても後ろにリアルーフの存在を感じてしまい
車内のコンパクトさもあって
何となく圧迫感があります・・・
フルオープンのような圧倒的な開放感はないですね。
逆にルーフを閉じた状態では、フルオープンの幌とは全然違いますね
ルーフはもっと簡素な物を想像していたのですが
しっかした造りで防音もしっかりしているので
閉じた状態で走ると、車内が非常に静かになるのに驚きました。
走っていると、なかなかの注目度です。
信号待ちで屋根を閉めていたら後ろの車の人がビックリしていました(笑)
高速も走って良いと言うので建設中の無料区間を走らせてみることにしました。
シフトダウンして踏み込むと、太いトルクによって気持ち良い加速が味わえます。
それとともにエンジンの音も上がっていきますが
音量は控えめで大人な感じです。
シフトアップもスムーズで
レッドゾーンの7000rpm付近までキッチリ回ります。
やっぱりガソリンエンジンは気持ちがいいね♪
トルクがあるので頻繁にシフトダウンしなくてもスムーズな加速が出来ます。
これなら高速での追い越しも楽だと思います。
足回りは結構硬めですが、不快な突き上げなどなく上質な感じです。
クィックィッって感じで車線変更できるので
走っていて気持ちがいい!
試乗時間は約30分程度でしたが楽しい時間でした♪
運転して見ての感想ですが
ロードスターRFは素晴らしい車だと思います。
上質な走りと存在感は非常に魅力的ですし
幌では心配だった防犯性や耐久性の面でも安心できます。
そして何よりルーフを閉じた時のスタイルが美しい車で
大人のスポーツカーと言った印象です。
だからといって1.5のロードスターが劣っているというわけではありません。
圧倒的な開放感は幌の方が上だし
軽快な走りも1.5の方が勝っていると思います。
ただ、RFで問題になるのは価格になると思います。
最も下のSグレードは324万円からですが
装備を考えると真ん中のグレードのVSがお得感ある感じがします。
しかし、それだと車両が357万円になるのでよね・・・
諸費用とオプションを加えると400万円を超えてしまいます(汗)
この価格になってくるとロードスターと同じプラットフォームを持つ
ABARTH 124 spiderと同程度の価格になります。
そうなると少し悩んじゃう気もしますが
この手の車というのは趣味の車だと思うので
評価と言うのは「欲しいか」「欲しくないか」になると思います。
その評価でいえば
「欲しい」と思います
余裕のある動力性能と洗練された走りは魅力的で
そして特別な存在感を私はとても気に入りました。
いつかこんな車をセカンドカーに持てるようになったらいいな・・・
そんな気持ちにさせてくれる車です。
と、いう事で久しぶりで今年最後のブログも終わり!(笑)
皆様、良いお年をヾ(*'-'*)マタネー♪