エアコン レトロフィット仕様へ その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
盆休み初日にドライブしたのを最後にエアコンが御臨終になり、暑い中なんとか木村自動車さんで点検してもらったところ、コンプレッサーがダメということが分かりました
(´・ω・`)
リビルトコンプレッサーはあるにはありますが、かなり高額なので安く買えるワゴンRコンプレッサーを使ってレトロフィット仕様にすることにしました
レトロフィットとは旧ガス(R12)のエアコンを新ガス(134a)に変更することです
カプチーノの前期(EA11R)はR12なのでそろそろ部品の入手が困難になってきています
そんな背景もあるので134a仕様にすることにした訳です
2
レトロフィット仕様にするだけならエアコンシステム自体は変更の必要はないらしいのですが、カプチーノ用コンプレッサーの入手性が悪いのでワゴンR用を使いました
ワゴンR用コンプレッサーなら2000円から3000円程度で入手できます
今回は送料をいれて約3500円でした
一応、コンプレッサーへのダメージが少ないだろう条件として、
・AT(エンジン回転の変化が少ない)
・走行距離が少ない
を基準に、価格と相談して決めました
購入時は気にしていませんでしたが、コンプレッサーのフランジと配管がカプチーノと違いますので、溶接するなら配管が少しのこっているやつをオススメします
購入した部品等は以下
・ワゴンR RR MC21S 純正コンプレッサー 95201-77G00
・レシーバドライヤー 95330-60EG0
・エキスパンションバルブ 95431-70B30
・134a用クイックカプラーアダプター(変換)
・Oリング 一部純正 その他Oリングセット
・ベルト 三ツ星 MPMF1300T
・コンプレッサーオイル
・ガス 2缶
エキスパンションバルブはモノタロウでヒットしなかったのでヤフーショッピングで買いましたが、上記の別品番の物が届きました
また、上記品番をParts Fanで検索してもヒットしませんでした
謎ですね
(; ̄ー ̄A
Oリングはドライヤーとコンプレッサー回りの物を発注しましたが、エキスパンションバルブのところが個別品番が無いのと、コンプレッサーが変わるので、そこはセットで代用しました
尚、たぶんセットを買えば問題無いのでここでは割愛します
3
まずはコンプレッサーから
プーリーのオフセットが違うので、移植します
真ん中のボルトをインパクトで抜きました
たぶんNGなので自己責任でお願いします
すると、クラッチが外れます
どうやら、スイッチONで奥のプーリーが手前に飛び出してきてクラッチが繋がる構造のようです
4
プラハンでプーリーの左右を叩いて外しました
たぶんプーラーを使うのが正解だと思います
5
センサーらしき物の配線の長さとカプラー形状が違うのでギボシで繋ぎました
おそらくセンサー交換でも良さそうでしたが、固着しているのか外れませんでした
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コンプレッサーの下側のブラケット取り付け部ですが、カプチーノとワゴンRでブラケットの取り付け面が違うため、画像の赤丸部分に抜き勾配が付いていてブラケットに干渉します
なので奥を多めにベルトサンダーで削りました
7
コンプレッサーオイルを交換します
整備書には古いコンプレッサーから抜けた分と同じ量になるように新品のコンプレッサーからオイルを抜くと書かれていました
が、そんなの中古なので分かりません
しかも、あまり出てこなかったのでおそらく解体屋が抜いていると思われます
とりあえず30ccと配管、ドライヤー、エキスパンションバルブ分の50ccを入れてみました
これで焼き付いたらまたコンプレッサーを買うしか無いですね
(´д`|||)
つづく
8
補足説明
抜き勾配とは?( ・◇・)?
鋳造の場合、型に金属を流し込んで型を外すわけですが、この時、面が垂直だと型がうまく抜けないため、垂直から少し角度を付けています
これを抜き勾配といいます
ボルトの座面はボルトの方向と垂直にしたいので、抜き方向とボルトの方向を合わせるか、後で切削加工されています
今回のコンプレッサーでは反対側が切削加工されていました
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