エンジンチェックランプ点灯 故障診断
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
秋口くらいだったと思いますが突如チェックランプが点灯しました(^^;;
といってもこれといって異常は感じられず,年式的なことやダイアグが検出される系統から絞って個人的にはO2センサあたりが怪しいんじゃないかという結論に至りました
O2が故障して影響が出るところといってもせいぜい空燃比フィードバックくらい
それもある程度の回転を越すとフィードバックは停止されるので常用回転時に多少燃費が悪くなったり排ガスにHCが少し多く含まれる程度
さしあたり問題無いので放置していましたがやはり気になるので故障探求してみました
2
みなさんご存知の通りBHには簡易自己診断コネクタが備えられています
場所は運転席足元のメーター周りのインパネ裏あたり
緑と黒のコネクタがそれぞれ2本ずつ非接続状態で隠されています( ̄ー ̄)
3
手順はエンジン停止状態でコネクタを接続し,イグニッションON状態にするだけ
黒いカプラを接続するとダイアグの表示(チェックランプ点滅回数による)
緑のカプラを接続すると自己診断を開始する
(ダイアグの消去は両方を接続した状態でIG・ON)
といったものです
緑のカプラを接続するやり方はなにやら複雑なので今回は黒いカプラを接続してダイアグの確認だけしてみました
4
黒いカプラを接続してイグニッションON
するとチェックランプがパッパッと点滅を開始
長点灯と短点灯の組み合わせでダイアグが読み出されます
何回か確認した結果今回出ているダイアグは14-9
もちろん一覧表なんか持ってないのでDラーに電話して訊いてみました
ところがDラーの方によると14-9というコードは一覧に記載されていないとのこと
更にO2は別のコードが振り当てられているのでO2の故障ではなさそうだとの回答(ーー;)
えーじゃあなんだよ(´・_・`)
と思いながらもとりあえずダイアグの削除を試してみる
黒と緑両方のコネクタを接続してイグニッションON
その後エンジンはかけずに黒だけ接続してイグニッションONするとダイアグは表示されず,削除できたみたいです
確認のためにエンジン始動!
おぉ〜消えた( ̄ー ̄)
と思ったらしばらくしてまた点灯(´・_・`)
どうやら一過性の故障ではなく現在も継続している故障のようですね
5
とまぁ簡易自己診断では故障探求できなかったわけですが,まだ諦めません
実は自分のBHにはグレッディのマルチインフォメータが付いているので,次はこちらを使ってみます
このマルチメータはなかなかいいもので,ダイアグが検出されると故障コード数と車種によってはダイアグコードと内容を表示する機能があります
試しににダイアグの項目を選択するとダイアグ4件検出の表示
って…え?4件?
気になる内容は…といろいろ試すも結局BHのダイアグコードと内容までは表示されないようで原因はわからずじまい
4件ということでしたが自己診断によると保存されているダイアグは14-9の一種類だったのでおそらく同じコードを複数回検出して4件と表示しているのでしょう
6
ダイアグの検出はできませんでしたがデータの表示は出来るので試しにO2の電圧とA/F補正値データを表示
するとやはりO2の電圧が表示されません
Dラーの方はO2ではないと言っていましたがやっぱりO2濃厚ですね(・ω・)
7
最終手段としてこいつを使いましょう!
日立製汎用故障診断機 HDM3000
こいつなら各社のダイアグに適応しているので表示してくれるでしょう( ̄ー ̄)
ということで早速OBDコネクタに接続してエンジンECUのダイアグコード読み出し
すると…
P0031 O2センサヒーター系回路LOW バンク1 センサ1
P1130 O2センサ系回路 断線 バンク1 センサ1
やっぱりO2じゃねぇかwww
バンク1 センサ1の断線ということでO2はO2でもA/Fセンサの故障ですね
8
ついでに各種データを確認するとリアO2は電圧を検出しているので正常
A/Fセンサの電圧が検出されず,抵抗値が255Ω一定ということでやはりA/Fセンサの故障ですね
しかも出力ラムダが1V一定になっているのでリッチ信号が検出されているようです
ということはやはり空燃比フィードバックは行われず燃費は悪くなっているかもしれませんね
なにはともあれ原因はわかったので余力があれば交換しようかと思います
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