プジョー308CCを新車購入された
regias4様ですが、高速走行中のハンドルのブレ(高速シミー)に悩まされて、昨年の4月頃バーデンにてユニフォミティマッチングを実施した所、タイヤの
ビード切れが発覚しフロント2本のみタイヤを新品交換しました。
その後残りの2本もミシュランPS3に交換されてもいま一つシミーが収まらずに6月頃に再度ユニフォミティマッチングを行いました。結果改善はされたのですが完治には至りませんでした。最近点検の為にディーラーにてローテーションを行った所、振動がさらにひどくなったので再々度ご来店となりました。
プジョーやポルシェ、BMW、アウディ等の輸入車は、素晴らしいハンドリングと引き換えに非常にシビアな足回りのセッティングになっていると感じます。微振動に悩まれているオーナー様は非常に多いです。
6月にタイヤ交換した時のユニフォミティです。ディーラーで交換した2本をリアに装着しました。1本が、ミシュランの割には今一つでした。
フランジプレートを使用してユニフォミティテスターバランサー
GSP9700にセットして測定します。
重量バランスとユニフォミティがかなり悪化しています。3,000kmほど走行しているとはいえあまり考えられない数値です。RFVは100Nでした。
ホイール単体で振れを測定します。
ホイール測定後再びタイヤを
ユニフォミティマッチングで組み込んでいきます。
組付け後の測定結果ですが、ホイール精度は問題有りませんでした。タイヤ単体のユニフォミティが前回より悪化しています。
残りの3本は問題有りませんでした。走行すればホイールバランスは狂っていきますので5,000km毎位に取りなおすと快適に走行できます。
4本ともに精密にホイールバランスを取り、納車しました。結果ですが
完治したとの事でした。正確には前車の
307CCに比較すると95%位の感じだそうですが、許容範囲との事です。苦節?8か月何とか直って良かったです。
今回のユニフォミティの悪化は原因不明です。重量バランスが崩れたのでユニフォミティが悪化したのか、ユニフォミティが悪化したので重量バランスが崩れたのかのどちらかとは思いますが、高速ユニフォミティが関係しているかもしれません。何時も感じますが、本当にタイヤは奥が深いです。唯一路面と接している一番重要な部品なのに、個体差が大きいです。
オーナー様からお聞きしましたが、プジョーの場合は、シミー対策としてステアリングギアボックスを調整すると良いみたいです。今回改善出来たのはギアボックス調整とユニフォミティ調整の効果だと思います。
タイヤのローテーション(位置交換)ですが、ハンドリング重視の場合は行わない方が良いです。各場所に合わせてタイヤは摩耗していきますので、場所を変えるとハンドルセンターがずれたり、ハンドルブレが発生します。
今回は長い時間が掛りましたが、勉強になりました。個人的には高速ユニフォミティテスターに掛けてみたいと思いました。regias4様ありがとうございました。
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ユニフォミティマッチング | 日記
Posted at
2012/01/23 13:02:07