フィールダーの6速化について

Myフィールダーの6速ミッション化についてまとめました
思い出したら追記や写真のアップもすると思います

AE111の6速ミッションを1NZ-FEに換装することが目標
ヴィッツRSに複数例あります。フィールダーでは珍しいかも

NZE121Gカローラフィールダーのミッション型式は「C51」です
C型ミッションはカローラ他コンパクト、ミディアムクラスのミッション
　・C51…NZE121カローラ5速
　・C56…NCP13ヴィッツRS、AE101(4A-GE)後期、AE111(4A-GE)の5速
　・C160…AE系6速
1NZ-FE、4A-GEはシリンダ形状が違うのでミッションポン付けは当然できません

上記を参考にアクスルケース(＝ベルハウジング。エンジン～ミッションケース間の部品)の品番を調査(品番代替になってるものもあるので参考程度に)
　・31115-52010アクスルケース…NZE12カローラ(C51)、NCP13ヴィッツRS(C56)
　・31115-16042アクスルケース…AE系6速(C160)、AE111(4A-GE)の5速(C56)
同型のミッションどうしならミッションケース(＝ギヤケース。ギヤが入っている部分)の形状は同じなので…

　・C51/C56/C160ミッションはアクスルケース/ミッションケース合わせ面が共通
　　　↓つまり
　・C160ミッションケースにC51アクスルケース装着で換装可能！

…と、なるわけです

・マウントの件
エンジンへのミッション結合はなんとかなることが判明
次は物理的に車体に載るのか？の問題

NCP13ヴィッツRSへの6速搭載時は車体の加工(当たる箇所を叩く等)が必要だそうですが、もともと6速車(2ZZ-GE。C60ミッション)の設定があるためスペースは問題なし
実際に2ZZ車を事前に測ったりもしました

次にマウント
NZE121Gカローラはエンジン/ミッションを前後左右の4箇所のマウントでボディ、メンバーに固定しています
前後マウントはアクスルケースに装着されており、コレはC51のものをそのまま流用するのでOK。運転席側(エンジン側)もそのまま
助手席側マウントはミッションケースが変更になるため、ブラケットも変更です
AE111セダンGT用ブラケット(品番12325-16270)とNZE121G純正マウントインシュレータを加工(ブラケットを削りました)

・シフト周りについて
シフト周りもAE111を流用しました
AE系は前方排気なので、後方排気の1NZ-FEではシフトワイヤーがエキマニ、遮熱板に干渉してしまうためシフト取り付け位置そのものを後方にずらして避けました
(着座位置をホイールベース中心位置に持って行きたい狙いもあったので…)
後方排気の2ZZ-GE6速車用のコントロールレバーハウジングサポートブラケット(シフトワイヤーをミッションケースにクリップ固定するステー)も仮付けしましたが、シフトワイヤーの長さが足りない模様

シフトの形状は全く異なるので、現物合わせでアダプタを作りフロアにシフトを固定しました。2mm厚のアルミ板使用
センターコンソールも干渉位置を削りました。シフトブーツは非装着で走っていました

・その他
ドライブシャフトは流用可能
アクスルケースが共通なのでフライホイール、クラッチ(レリーズベアリングも)も1NZ-FEのまま
車速は各車輪速センサーで測っているのでメーターの狂いは無し
レリーズシリンダと油圧配管流用可能