ビーチェ号の製造年は1973年、原型のNUOVA500が発売されたのが1957年だから、造られた時にはすでに16年前の設計・・・。
だからという訳ではないのだろうけど、よくわからないこと(設計)が沢山あります。
当時はこれでもよかったのかもしれませんが、現代で運転するには不便なことも。
なので、少しずつ改善(改悪?)していきたいと思いました。
オリジナル至上主義の方からすると、邪道なのかもしれませんが、長く付き合うためには、快適にしなきゃ。
ということで、まず初めは「メーター照明」をなんとかすることにしました。
チンク乗りの方はイメージできると思うのですが、とにかくメーター照明がイケナイ。
ついてるのだけど、全く役に立ってない。
光っているのは、オドメータの数字だけ(それも隙間から漏れ出る光で、ナントカ)。
文字盤やメーター針なんて全く見えないシロモノ。
↓メータのデザインはとっても秀逸
とりあえず、ばらして構造を確認することにしました。
↓裏から見たところ
右上にある「メーター照明」にBA9Sのランプが刺さっていました。
ちょうど表から見ると「40」の文字の裏あたり。
他の照明類も同じくBA9Sのランプが使われてました。
もちろんガラス形状も、ワット数も、製造メーカーも全てバラバラでした。
こんな発見も、楽しいですね。
さて、問題の「メーター照明」ですが、メーターをばらすためには表面についている、金属カバーを外すことから始めます。
このカバーは、三か所爪を折って留めているだけなので、爪をまっすぐに戻して外します。
何度か外した後が見受けられたので、今までのオーナーも何らかの細工をしてるのかも知れません。
透明のパネルカバーと黒くて金属でできているカバー台座?を外すとメーター本体を取り外すことができます。
↓空っぽのメーターカバー
ここでも、よくわからないことが・・・。
メーター照明とポジションランプインジケータは同系統の(-)にまとめてあって、その他の3つは別系統の(-)にまとめてある。
マイナスアースに流すだけなら、全部一緒でもよいのでは?
実は、これには意味があったことが、後からわかりました。
謎解きは後日として、かち割ると中の構造がよくわかりました。
メーター照明用のランプは、結構奥のほうで点くようになっていて、しかもその光が全然有効活用されてない。
メーターの文字盤で何故かさえぎるようになっていました。
↓なんだろうね、この構造。
図式すると、こんな感じです。
もちろん文字盤は透過性ではない金属でできているので、光は文字盤とメーターケースのわずかな隙間(場所によっては隙間も無い!)を通るだけ、 しかも通った後には、カバー台座があるので、結局文字盤の裏側を照らしてるだけのものでした。
さてさて、どうしたものか・・・。
その弐へ、つづく。
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