さて…投稿する順番が逆になってしまいましたが、9月3日はコロナのエアコンを修理しました。
今回、思い切ってコロナを内地に持ってきた大きな理由の一つとして、エアコンが効かないという課題があったからなんです。
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昨年はマークⅡのエアコンをコンプレッサーO/Hまでやって、完治するに至った(コンデンサのジョイント部よりちょっと漏れてますが…)ので、コロナもきっと直せるだろうという適当な勘を頼りに修理に挑みました。
事の発端は2011年5月まで遡ることになります…
当時は高専生で電気工学科の勉強に励んでいた或る日、空知から1本の電話が。
「北広島の伊丹車両にRT132が入った。しかもオートエアコンついてるよ」
この1本の電話が全ての始まりとなりました。
そして部品を求めて、この後札幌に3回通うことになりました。
その
初回には、フロントストラット等の部品も購入してきました。
2度目の札幌は、オートエアコンのバキュームタンク等が足りないことが発覚して、コロナで行って見比べながら購入。
このようにして事前にパーツリストで違う個所を調べて行ったんですけどね(笑)
3度目は室内のオプションハーネス取り忘れでそれだけのために札幌…
一週間で組み上げてとりあえずヒーターは動作するようになりました。
ここまでの作業内容は整備手帳の
AUTOMATIC AIR CONDITIONER その①
AUTOMATIC AIR CONDITIONER その②
AUTOMATIC AIR CONDITIONER その③
AUTOMATIC AIR CONDITIONER その④
にまとめてあります。
さて、今回はここからが本題。
コンプレッサー低圧側のチャージするバルブを押したらシュっとガスがわずかに出たので恐らく2011年に1度エアコンガスをチャージしてみたんだと思います。
しかし、記憶によればたったの数日でコンプレッサーのマグネットクラッチがONしないほどガス漏れが酷く…
今回はまず、ガスをチャージして、漏れか所を特定するところから始めました。
R12なので、お金がもったいないように感じられますが、故障探求のためには仕方ありません。
その結果、風は冷えたので、エキスパンションバルブはOK。エアコン動作時、停止時にエバポレータからシューっと音がするので恐らくエバポレーター本体が原因と推測しました。
そこで、在庫のGX61イーグルのオートエアコン用エバポレーターと、元々コロナについてたRT132用マニュアルエアコン用エバポレーターを比較してみたところ、全然形が違っていて流用不能とわかりました(笑)
オートエアコンとマニュアルエアコンで様々な部分が違うのですが、エバポレーター本体は共通と判断し、マニュアルエアコン用のエバポレーターに、現在コロナに付いている伊丹車両産のRT132オートエアコン用エキスパンションバルブを組み合わせることにしました。
外して品番みたら予想通りGX61のオートエアコン用エキパンと同じものでしたね(笑)
エバポを外すのにとりあえずロンサムカーボーイを外すわけですが…
19歳のときに作った配線がもうグッチャグチャ…
今、仕事で電気配線作業をやることもあるのですが、今見たら吐き気がするレベルでグチャグチャです(苦笑)
仕方ないのでギボシ端子に印をつけてわかるようにしてから外しました(笑)
コロナのエバポレーター脱着は5年ぶり。
作業要領はほとんど61と一緒なのですんなり行けますね。
ちょっとエンジンルーム側が配管密集してて61より面倒でしたけど。
摘出したエバポレーター。
予想通りエバポレーター本体は共通。エキスパンションバルブがオートとマニュアルで違うという結果になりました。
うーん、特にオイルが漏れてる形跡もなく、本当にこれだという確信は持てないまま、もともとコロナについてたエバポレーターに、オートエアコン用エキスパンションバルブを移植をしました。
エキパンを移植したエバポを組み付け、外したジョイントのOリングを交換してコンプレッサーにオイルを補充して真空引きしてガスチャージ。
オイルはまだ少ない気もするけど…とりあえず様子見で。
コンプレッサーは6P148Aなんですが、61の前期とも後期とも違うのでロックしないように気をつけなければ…
ガスチャージして、エアコンON!
きっちり冷えますのでやっぱりエキパンは無事。元々ついてたエバポは結構綺麗だったので、普通に使えます♪
問題のエバポレーターからのシューっというガス漏れらしき音もしなくなったので、「おっ?これはイケるのでは…?」という淡い期待の元、しばらく様子を見ることにしました。
…………
……そして、4日後…
エアコン修理から4日後の昨日、仕事上がりに車庫へコロナの様子を見に行ってみました。
以前は3日目で既にコンプレッサーがONしないほど漏れていたのに、4日経ってもエアコンがキンキンに冷えているじゃないか!!
サイトグラスを見ても冷媒が減っている形跡はないし、各部ジョイントもOK。
コンプレッサーのシャフトシールが怪しいかと思っていましたが、そこも今のところ大丈夫そうな雰囲気。
これはもしや…オートエアコン完治したのでは…?(笑)
だと良いんですけどね~!
5年越しの夢のオートエアコン。
あのとき札幌に通ってよかった(笑)
電話くれたひろさん、ありがとうございます!
ってなわけで、整備手帳の
AUTOMATIC AIR CONDITIONER その⑤に続編としてアップしておきました。
エアコンはいつまでもつのかわからないけど、しばらく様子見ですね。
他にも手直しするところがたくさんあるので、少しずつ進めて行きたいと思います♪
Posted at 2016/09/08 06:51:29 | |
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